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カッコイイ フレーバーテキストの書き方

カッコイイ フレーバーテキストの書き方

概要:今回は、商業ゲームのフレーバーテキストを参考に、ゲームの制作現場で実際に使用されているフレーバーテキストの書き方について紹介する記事になります。

※記事公開日2019年9月3日(記事更新日2020年1月2日)  

 

 

こんにちは、綾崎あやめです。

ゲームデザイナーとして4年間ほどテキスト制作等の業務をしています。

 

この記事を読んだ後は、商業レベルに近いフレーバーテキストの書き方を身に付けられるはず……!

このフレーバーテキストの書き方は、小説や漫画制作にも活かせると思います。 

 

 

 

 

 

 

【フレーバーテキストの書き方】フレーバーテキストとは

カッコイイ フレーバーテキストの書き方

 

フレーバーテキストとは、ゲーム内の武器・アイテム等に関する説明文のことです。

例えば、以下の通りです。

 

 

DarkSoul《ダークソウル》_盗賊の短剣

※『ダークソウルⅢ』より画像引用

 

 

見ての通り、武器に関する説明をしています。

この説明文のことを《フレーバーテキスト》と言います。

 

もちろん、武器だけではありません。

アイテムや小物等に関する説明文もまたフレーバーテキストと呼びます。

ざっくり言えば、フレーバーテキストとは、ゲーム内に登場する説明文のことです。

 

このフレーバーテキストの書き方には、コツがあります。

このコツを覚えれば、ゲーム・漫画・小説制作にも役立つはずです!

 

それでは、以下フレーバーテキストの書き方・コツについて解説していきます。

 

 

 

 

 

 

【フレーバーテキストの書き方】一番伝えたいことは何かを考える

カッコイイ フレーバーテキストの書き方

 

フレーバーテキストを書く際に重要なのは、

そのテキストで「読者に何を一番伝えたいのか」を考えることです。

 

例えば、炎の魔法についてのテキストを書くとなった場合、

一番伝えたいこととして「その炎がいかに熱いか、いかに激しいか」とします。

その場合、フレーバーテキストの中には、

最低限「炎の姿形」「勢い」「温度」といった情報を書く必要があると思います。

 

 

では、実際に具体例として 、

『ダークソウル』の「炎の大嵐」という魔法のフレーバーテキストを見てみましょう。

 

 

 イザリスのクラーナの持つ原初の呪術

周囲に幾つもの巨大な炎の柱を吹き上げる

激しく吹き荒れる炎の大嵐

かつて彼女たちが古竜と戦い

世界を焼き尽くした業の名残である

 

『ダークソウル』より引用

 

 

このフレーバーテキストの中には、以下3点の情報が書かれていました。

 

・周囲に幾つもの巨大な炎の柱を吹き上げる(炎の姿・形

・激しく吹き荒れる炎の大嵐(勢い

・世界を焼き尽くした(温度

 

 

先ほど上で挙げたように「炎の姿・形」「勢い」「温度」等について

触れられていることが分かります。

これにより、この炎がいかに熱いかが分かるようになっています。

 

 

このように、フレーバーテキストを書く際は、以下点が重要になります。

 

 

コンセプト(読者に何を一番伝えたいのか)を考える

伝えたい内容に合わせた情報を書く

 

 

基本的には、上記2点を抑えれば、それらしい雰囲気が出てくるようになってくると思います。

あとは、実際に書いて、試行錯誤して、感覚として身に付けて貰えればと思います。

 

 

 

 

 

 

【フレーバーテキストの書き方】商業作品のフレーバーテキストを見る

カッコイイ フレーバーテキストの書き方

 

ここからは、実際に商業作品のフレーバーテキストについて見ていきましょう。

基本的には、先ほど学んだ2点のコツを使って書かれていることが分かります。

以下は『ダークソウル』『ゼルダBow』の武器のフレーバーテキストとなります。

 

 

「盗賊の短刀」のフレーバーテキスト

 

DarkSoul《ダークソウル》_盗賊の短剣

 ※『ダークソウルⅢ』より画像引用

 

 

武器:盗賊の短刀

 

幅広の刃を持つ片刃の短刀
斬りつけることを主眼とした武器であり
その刃には、出血を強いる細工が施されている
盗人や追いはぎなど、賤しい者たちの武器

 

『ダークソウルⅢ』より引用

 

 

このフレーバーテキストのコンセプトは「この武器の卑劣さ」です。

そのため、フレーバーテキストの中に以下2点の情報を含めていました。

 

 

・出血を強いる細工が施されている

・盗人や追いはぎなど、賤しい者たちの武器

 

 

どちらの情報も「卑劣さ」に関連した情報になっていることが分かります。

これによって、読者に「この武器の卑劣さ」を印象づけています。

 

 

 

 

 

 

「アストラの直剣」のフレーバーテキスト 

 

『ダークソウル』より「アストラの直剣」のフレーバーテキスト

 ※『ダークソウルⅢ』より画像引用

 

 

武器:アストラの直剣

 

亡国の名で呼ばれる上質の剣

没落したアストラは、かつて貴族の国であった

この武器はその名残、遺産であるのだろう

 

『ダークソウルⅢ』より引用

 

 

このフレーバーテキストのコンセプトは「この武器の稀少性」です。

そのため、フレーバーテキストの中に以下3点の情報を含めていました。

  

・上質

・貴族

・遺産

 

いずれの情報も「稀少性」に関連した情報になっていることが分かります。

これによって、読者に「この武器の稀少性」を印象づけています。

 

 

 

 

 

 

「マスターソード」のフレーバーテキスト

 

『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』の「マスターソード」のフレーバーテキスト

※『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』より画像引用

 

 

以下は、『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』の武器のフレーバーテキストです。

 

 

武器:マスターソード

 

伝説の退魔の剣

輝く刀身には、災厄に対抗しうる更なる力を宿す

剣に選ばれ勇者だけが手にする事ができる

 

『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』より引用

 

 

このフレーバーテキストのコンセプトは「この武器の神聖性」です。

そのため、フレーバーテキストの中に以下3点の情報を含めていました。

  

・退魔

・災厄に対抗しうる更なる力を宿す

・勇者

 

いずれの情報も「神聖性」に関連した情報になっていることが分かります。

これによって、読者に「この武器の神聖性」を印象づけています。

 

 

 

 

 

 

【フレーバーテキストの書き方】フレーバーテキストの書き方のコツ

 

このように、フレーバーテキストは、先ほど学んだ以下二点のコツを使って書かれています。

 

 

コンセプト(読者に何を一番伝えたいのか)を考える

伝えたい内容に合わせた情報を書く

 

 

覚えることは、この2点だけになります。

サクっと覚えて、ぜひ、あなたの創作に活かしてみて下さい!

 

 

尚、物語における文章の書き方については、以下記事を読んでみて下さい。