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中世ダークファンタジー剣戟譚『LANCASTER《ランカスター》』連載中 © 2019 エンタメスタジオCre-eat

『クレイモア』から学ぶ台詞の書き方 

Claymore《クレイモア》8巻
今回は、『クレイモア』から、キャラクターの説明の仕方を学ぶ記事となります。

 

 

この記事は、商業ゲームのテキスト制作に携わる筆者がまとめました。 

 

 

以下は、トピックスです。

 

 

【結論】自己紹介(他己紹介)はキャラクターの理解度を深める

 

結論から言うと、キャラクターに端的な自己紹介(他己紹介)をさせることで、

そのキャラクターがどういう人物なのかを理解して貰いやすくなります。

 

以下は、『クレイモア』にて、主人公クレアが自身について言及した台詞となります。

 

 

 

「組織のナンバー47クレア…
 テレサの血肉を受け継ぎイレーネの右腕を携え…
 一本角の化物…
 プリシラの首を狩る者だ」

『クレイモア』より引用

 

 

ここでは、台詞の中に以下の情報を入れています。

 

 

組織のナンバー47    ⇒ 《所属している組織》《組織内での序列》

テレサの血肉を受け継ぎ ⇒ 《特定の人物から何らかの恩恵を受けている》

イレーネの右腕を携え  ⇒ 《右腕は普通の腕ではないこと》

プリシラの首を狩る者だ ⇒ 《プリシラという化物を殺したいと思っている》

 

 

この台詞の中には、細かい情報も含まれているため、

大事な部分が見えにくくなっているかと思います。

 

 

ただ、どんな人物であるかはざっくり把握できたかと思います。

なぜなら、台詞の中にキャラクターのバックボーンが含まれているためです。

 

 

このように、そのキャラクターがどういう人物なのかを理解して貰いやすくするために、

台詞の中にキャラクターのバックボーンを入れるのは有用な手段となります。

 

 

 

キャラクターの自己紹介(他己紹介)のコツⅠ

台詞の中にキャラクターのバックボーンを入れる 

 

 

 

 

【実践】キャラの自己紹介(他己紹介)の際に入れたい情報

 

そのキャラクターが一体どういう人物なのかを理解して貰うためには、

最低限以下の情報があれば、ざっくり理解して貰えると思います。

 

 

▼ キャラの自己紹介(他己紹介)の際に入れたい情報

 

《所属》+《生い立ち》+《目的》

 

 

 

 『クレイモア』では、実際この3点を含んでいました。

 

所属  :組織のナンバー47

生い立ち:テレサの血肉を受け継ぎ イレーネの右腕を携え

目的  :一本角の化物…プリシラの首を狩る者だ

 

 

これにより、主人公クレアの人物像が浮かび上がってきました。

ざっくりまとめるとこんな感じです。

 

 

 クレアとは

 

妖魔を討伐するための組織に所属している

テレサとイレーネという人物によって戦士として鍛え上げられた

大切な者を奪った一本角の化物プリシラに復讐を果たすことを目的にしている

 

 
 
このように、台詞の中に《所属》+《生い立ち》+《目的》を含めることで、
そのキャラクターがどういう人物なのかが浮かび上がってきます。
 
 
キャラクターの自己紹介(他己紹介)のコツⅡ

台詞の中に《所属》 + 《生い立ち》 + 《目的》を含める 

 

 

 

【要約】キャラを理解して貰いやすくするための自己紹介の書き方

 

というわけで、自己紹介(他己紹介)の書き方についてまとめます。

以下の通りです。

 

 

 

▼キャラクターの自己紹介(他己紹介)のコツ

 

 台詞の中に《所属》 + 《生い立ち》 + 《目的》を含める

 

 

 

尚、キャラに自己紹介させなくても、別キャラに語らせるのも問題ないと思います。

その場合でも、以上の情報を含んでいれば、

キャラクターの説明としては十分だと思います。

 

 

 

以上、『クレイモア』から学ぶキャラクターの説明の仕方でした。

 

 

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