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『売れる作家の全技術』から学ぶキャラクターの作り方

『売れる作家の全技術』から学ぶキャラクターの作り方

概要:今回は『売れる作家の全技術』より、キャラクターの作り方について学ぶ記事となります。

※記事公開日2019年11月16日(記事更新日2020年1月9日)

 

 

こんにちは、綾崎あやめです。

ゲームデザイナーとして4年間ほどテキスト制作等の業務をしています。

 

 

魅力的なキャラクター、作れていますか?

この記事を読んだ後は、キャラクターの作り方について分かるようになるはず……!?

 

尚、本の中身について気になる方は、以下動画をご覧ください。

概要を紹介しています。

 


 

 

 

 

【キャラクターの作り方】読者はキャラクターの変化の過程に感情移入する

【キャラクターの作り方】読者はキャラクターの変化の過程に感情移入する

 

キャラクターを描くということは、

キャラクターを通じて、読者に「感情移入してしまうような出来事」を体験させることです。

例えば、以下の通りです。

 

 

 

 ・鬼滅の刃

鬼によって家族を奪われる⇒だから鬼を滅する

 

・デスノート

自由自在に他人の生死を決められるノートを拾う⇒だから、法では裁けない悪人を消す

 

 

 

このように、読者は、キャラクターが経験した出来事を通じて、

自分もそのキャラクターと同じように一喜一憂することで、

そのキャラクターに感情移入するようになります。

 

 

 

 

 

 

 

【キャラクターの作り方】「意外性」で記憶に残るキャラクターを作る

【キャラクターの作り方】「意外性」で記憶に残るキャラクターを作る

 

意外性を持ったキャラクターは、読者の記憶に残りやすくなります。

例えば、以下の通りです。

 

 

・善人だと思っていた人は、実は悪人だった

 

・強いと思っていた人は、実は弱かった

 

・大富豪だと思っていた人は、実は貧乏だった

 

 

このように、キャラクターに意外性を持たせることで、読者の記憶に残りやすくなります。

 

 

 

 

 

 

【キャラクターの作り方】激しい感情を描く

【キャラクターの作り方】激しい感情を描く

 

キャラクターの個性は、

激しい感情に襲われた際にどんなリアクションをするか」によって顕著に表れます。

例えば、目の前で親友がいじめられていた場合、キャラはどのような行動を取るでしょうか。

取る行動によって、以下の通り、性格が如実に現れます。

 

 

親友を助けるためになりふり構わず飛び出すのか(勇気あるキャラクター)

 

内心は怒りを覚えているけど怖くて踏み出せないのか(臆病なキャラクター)

 

冷静に状況を判断してから行動するのか(冷静なキャラクター)

 

 

このように、キャラクターの個性は、感情の高ぶる場面において、ひときわ表出されます

 

 

 

 

 

 

【キャラクターの作り方】キャラクターを追い込む

【キャラクターの作り方】キャラクターを追い込む

 

キャラクターを描くとは、「変化の過程を見せること」でした。

読者は、キャラクターの変化の過程に共感して、そのキャラクターを好きになります。

 

この変化の過程を見せるコツは、キャラクターを厳しい状況に追い込むことです。

つまり、 キャラクターを「変わらざるをえないほどの状況」に追い込んで下さい

 

例えば、空から急に女の子が落ちて来たり、今まで見たことのない化物が急に襲ってきたり等。 

そうすれば、キャラクターは、自ずと変化せざるを得なくなります。

 

 

 

 

 

 

【キャラクターの作り方】キャラクターは論理的であるべき

【キャラクターの作り方】キャラクターは論理的であるべき

 

現実の人間は、非論理的な存在です。

甘い物が嫌いな人でも、ふとした弾みで甘い物を食べることはあるでしょう。

しかし、キャラクターの論理には、一貫性が要求されます

例えば、以下の通りです。

 

 

悪事を見て見ぬふりできない正義感の強いキャラクターがいたとします。

現実の人間なら、正義感が強くても、見て見ぬふりをする日があるかもしれません。

しかし、キャラクターにおいては、特別な理由がない限り、見て見ぬふりはしません。

 

 

このように、キャラクターは、自身の設定に忠実であるべきです。

なぜなら、キャラクターの論理がブレてしまうと、嘘くさくなるためです。

「このキャラ、こんなことをしないよな……」と。

 

もし、論理が崩れるとすれば、そこには必ず理由がなくてはなりません。

例えば、正義感の強いキャラクターが悪事を見過ごすことがあれば、

それは「一人では手に負えないから」「尾行する必要があるから」等。

 

 

 

 

 

 

【キャラクターの見せ方】キャラクターをよく見せるコツ

 

以下キャラクターをよく見せるコツについて紹介していきます。

 

 

 

 

 

 

【キャラクターの見せ方】人物の背景や過去を「会話」で描く

【キャラクターの見せ方】人物の背景や過去を「会話」で描く

 

会話によって「キャラクターの過去」について明らかにする手法のことです。

つまり、会話の中に回想シーンを描く、ということです。

会話にすることで、読者は飽きずにキャラクターの過去を知ることができます。

 

例えば、以下の通りです。

 

 

A「その傷はどうしたの?」

B「実は……」

 

 

このように、回想シーンに入るキッカケさえ作れば、あとは語るだけとなります。

これにより、読者は、すんなりとそのキャラクターの過去を知ることができます。

 

 

 

 

 

 

【キャラクターの見せ方】地の文で性格を描写しない

【キャラクターの見せ方】地の文で性格を描写しない

 

キャラクターの性格を書く際は、

地の文に「彼は〇〇な人間だ」と書くようなことはしないでください。

なぜなら、地の文でそう言われても、共感し辛いためです。

 

 

例えば、以下の通りです。

 

・彼女は美少女だ

・彼女が通り過ぎる度、男たちは振り返り、惚けた表情で彼女の背中を見つめた

 

このように、キャラクターの性格は、会話や行動を通じて見せて下さい。

その方がより読者に納得して貰いやすくなります。

 

 

 

 

 

【キャラクターの見せ方】言葉遣いでキャラクターの個性を表現する

【キャラクターの見せ方】言葉遣いでキャラクターの個性を表現する

 

キャラクターの個性は、一人称・言葉遣いによって表現することができます。

例えば、以下の通りです。

 

 

私:大人の女性、しっかりした女性の印象(男の場合は真面目な印象)

俺:若い男性、 くだけた感じ(女の場合は「勝気」「ボーイッシュ」な印象)

僕:大人しい男性、真面目な印象(女の場合は「朴訥」とした印象)

儂:年寄り、年増の印象

~だわ:女性らしい女性ことば。

~じゃ:老人らしい老人ことば。

~ある:外国人(特に中国人)などを表現する際に使用することば。

 

参考文献『役割語研究の地平』『日本語必笑講座 

 

 

このように、キャラクターごとに一人称・言葉遣いを分けることで、

それぞれキャラクターごとに個性分けをすることができます。

 

 

 

 

 

 

【キャラクターの作り方&見せ方】まとめ

 

以下おさらいです。

ぜひ覚えて、キャラクターを作る際に活かしてみて下さい。 

 

 

キャラクターを描くとは、キャラクターの変化の過程を描くこと

 

読者は、キャラクターの変化の過程に共感する

 

変化の過程を見せるコツは、キャラクターを追い込むこと

 

キャラクターの個性は、感情の高ぶる場面において表出される

 

キャラクターの個性は、一人称・言葉遣いによって表すことができる

 

性格は、会話や行動を通じて見せる

 

キャラクターは、論理的であるべき

 

キャラクターの過去は「会話」の中で描く

 

「意外性」は記憶に残りやすい

 

 

キャラクターの作り方について更に詳しく知りたい方は、以下記事も読んでみて下さい。

 

 

 

 

 

 

ダークファンタジーWeb小説『LANCASTER《ランカスター》』

 

現代から百年戦争の時代にタイムスリップした暗殺者の活躍を描いた

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