エンタメスタジオCre-eat

中世ダークファンタジー剣戟譚『LANCASTER《ランカスター》』連載中 © 2019 エンタメスタジオCre-eat

『売れる作家の全技術』から学ぶ会話の書き方

『売れる作家の全技術』から学ぶ会話の書き方

概要:今回は、『売れる作家の全技術』より、会話の書き方について学ぶ記事になります。

※記事公開日2019年10月27日(記事更新日2019年11月4日)

 

 

こんにちは、綾崎あやめです。

ゲームデザイナーとして4年間ほどテキスト制作等の業務をしています。

 

 

小説、漫画、ゲーム等にて、魅力的な会話を書けていますか?

この記事を読んだ後は、読者に楽しんで貰える会話を作れるようになります。

 

 

参考文献:小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない

 

 

 

 

 

 

小説・ラノベ等に使える会話の書き方:キャラにふさわしい会話を心がける

 

物語における会話は、それぞれキャラクターの個性に合った会話を心がける必要があります

なぜなら、全員が同じような言葉遣いだと、ほかキャラクターとの差別化が難しいためです。

 

例えば……

 

 

 

老人:一人称「儂」、語尾「~じゃ」

女性:一人称「私」、語尾「~だわ」

 

 

 

このように、いかにも「〇〇っぽい」口調にすることで、

パっと見で、キャラクターの差別化をすることができます

また、複数人での会話の際に、誰が喋っているのかが分かりやすくなります。

 

 

キャラクター造形と併せて、その人物にふさわしい話し方、口調を考えてみてください。

小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない』より引用

 

 

 

 

 

 

小説・ラノベ等に使える会話の書き方:「隠す会話」をマスターしよう

 

隠す会話とは、会話を通じて、

読者に「キャラクターが何か秘密や隠し事などを抱えていること」を伝える表現技術のことです。

 

隠す会話には、以下2種類の方法があります。

 

 

 

隠す会話①:沈黙

 

相手の問いに対して「……」で返す方法

沈黙するということで、何かを隠していることを示しています。

 

例えば……

 

A「お前、あの子のこと好きだろ?」

B「……」

 

沈黙によって、Bがあの子のことを気になっていることが分かります。

 

 

 

 

 

隠す会話②:話を逸らす

 

相手の問いに対して「別の話題」で返す方法

慌てて別の話題に切り替えることで、何かを隠していることを示します。

 

例えば……

 

A「お前、あの子のこと好きだろ?」

B「今日は天気がいいなー」

 

話題を切り替えることによって、Bがあの子のことを気になっていることが分かります。

 

 

 

 

 

 

小説・ラノベ等に使える会話の書き方:「隠す会話」は物語に奥行を持たせる

 

隠す会話は、物語を複雑化させ、話を前に進めてくれる役割を果たします

例えば……

 

 

主人公は、どこかに隠された財宝の在処を聞き出すために、人を訪ねて歩く。

この際、全員が素直に話してくれたら、主人公はすんなりと財宝を見つけてしまいます。

これでは、物語になりません。

 

そこで「隠す会話」を使うことで、主人公に人物A⇒人物B⇒人物Cといったように、

真実にたどり着くために紆余曲折をさせる訳です。

 

 

このように、隠す会話があることで、物語がより奥行や広がりを持つようになります

 

 

 

 

 

 

小説・ラノベ等に使える会話の書き方:会話で「関係の深まり」を表現する

 

会話の口調について変化させることで、キャラクター同士の関係の深まりを表現できます

例えば……

 

 

最初は、互いに苗字で呼び合い、「です、ます」で会話をする二人のキャラクター。

しかし、互いに協力して危機的な状況を乗り越えることで、

気づけば、互いに名前で呼び合い、タメ口で会話をするようになっていた。

 

 

といったように、会話の口調は、キャラクター同士の関係を定義します。

 

 

 

 

 

 

小説・ラノベ等に使える会話の書き方:気の利いたセリフで個性を表現する

 

キャラクターに「その場に応じた適切なセリフ」を言わせることで、

そのキャラクターの個性を際立たせることができます

 

例えば……

 

 

ヤムチャ「これでお前の減らず口も聞けなくなるぜ」
天津飯「ほう、貴様がくたばるからか」

 『ドラゴンボール』より引用

 

 

上記の気の利いた台詞を返すことで、

「天津飯は自身の強さに自信のあるキャラクター」であることを表現しています。

 

 

但し、毎回毎回、気の利いたセリフばかりを言っていると、

スベってしまう恐れがあるので注意してください。

たまに気の利いたセリフを言うからこそ、効果的なのです。 

 

 

 

 

 

 

小説・ラノベ等に使える会話の書き方:決定的なセリフを用意する

 

「この人ならこの場面ではコレしか言わない」といった決定セリフを用意することで、

キャラクターの個性を具体的に表現することができます

 

この表現方法を多用している作品に『ストライク・ザ・ブラッド』という作品があります。

主人公の暁古城(あかつきこじょう)とヒロインの姫柊雪菜(ひめらぎ ゆきな)は、

障害を前にした際に必ず言うセリフがあります。

 

 

暁古城「ここから先は、第四真祖(オレ)の戦争(ケンカ)だ!」」

姫柊雪菜「いいえ先輩、私たちの聖戦(ケンカ)です!」

『ストライク・ザ・ブラッド』より引用

 

 

この二人のキャラクターは、目の前に立ちはだかる困難に対して、

「腕っぷし」で解決できるだけの強さを持っているキャラクターだと分かります。

 

 

このように、場面ごとに「このキャラクターならこう言うだろう」という台詞があることで、

読者は「やっぱり言ってくれたよ、あのセリフ」と嬉しくなります

 

 

 

 

 

 

小説・ラノベ等に使える会話の書き方のまとめ 


以下は、本日のおさらいになります。

ぜひ覚えて、キャラクター同士の会話に活かしてみて下さい。

 

 

 

〇〇っぽい口調でキャラクターの個性を書き分ける(老人っぽい、女性っぽいetc)

 

隠す会話によって、物語は複雑化し、話を前に進めてくれる(沈黙、話を逸らすetc)

 

会話で「関係の深まり」を表現する(敬語⇒タメ語etc)

 

気の利いたセリフでキャラクターの個性を表現する(当意即妙なセリフetc)

 

決めセリフはキャラクターの個性を表現する(この時にはこのセリフを言う)