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ダークファンタジーWeb小説『LANCASTER《ランカスター》』連載中 © 2019 エンタメスタジオCre-eat

『売れる作家の全技術』から学ぶ会話の書き方

『売れる作家の全技術』から学ぶ会話の書き方

概要:今回は『売れる作家の全技術』より、会話の書き方について学ぶ記事になります。

※記事公開日2019年10月27日(記事更新日2020年1月9日)

 

 

こんにちは、綾崎あやめです。

ゲームデザイナーとして4年間ほどテキスト制作等の業務をしています。

 

 

小説、漫画、ゲーム等にて、魅力的な台詞を書けていますか?

この記事を読んだ後は、読者に楽しんで貰える台詞を作れるようになるはず……!?

 

尚、本の中身について気になる方は、以下動画をご覧ください。

概要を紹介しています。

 

 

 

 

 

 

【会話の書き方①】その人物にふさわしい話し方を考える

【会話の書き方①】その人物にふさわしい話し方を考える

 

会話は、それぞれキャラクターの個性に合った話し方を心がける必要があります

つまり、キャラクターAの話し方とキャラクターBの話し方は、

それぞれ明確に別と分かるようにしなければなりません。

 

なぜなら、全員が同じような言葉遣いだと、ほかキャラクターとの差別化が難しいためです。

例えば、以下の通りです。

 

 

 

老人:一人称「儂」、語尾「~じゃ」

女性:一人称「私」、語尾「~だわ」

 

 

 

このように、いかにも「〇〇っぽい」口調にすることで、

ほかキャラクターとの差別化をすることができます

また、複数人での会話の際、いま誰が喋っているのかが分かりやすくなります。

 

 

 

 

 

 

【会話の書き方②】「隠す会話」というテクニック

【会話の書き方②】「隠す会話」というテクニック

 

隠す会話とは、会話を通じて、

読者に「キャラクターが何か秘密を抱えていること」を伝える表現技術のことです。

 

隠す会話には、以下2種類の方法があります。

 

 

 

隠す会話Ⅰ:沈黙

 

相手の問いに対して「……」で返す方法のこと

沈黙することで、何かを隠していることを示します。

例えば、以下の通りです。

 

A「お前、あの子のこと好きだろ?」

B「……

 

沈黙によって、Bがあの子のことを気になっていることが分かります。

 

 

 

 

 

 

隠す会話Ⅱ:話を逸らす

 

相手の問いに対して「別の話題」で返す方法のこと

慌てて別の話題に切り替えることで、何かを隠していることを示します。

例えば、以下の通りです。

 

A「お前、あの子のこと好きだろ?」

B「今日は天気がいいなー

 

話題を切り替えることによって、Bがあの子のことを気になっていることが分かります。

 

 

このように、あえて隠すことで、

時には口を開けて喋るよりも雄弁にキャラクターの心情を表現することができます。

 

尚、この技法は、拙作『LANCASTER《ランカスター》』でも使用しています。

 

 

 

 

 

 

【会話の書き方③】「隠す会話」は物語に奥行を持たせる

【会話の書き方③】「隠す会話」は物語に奥行を持たせる

 

隠す会話は、物語を複雑化させ、話を前に進める役割も果たします

例えば、主人公は、隠された財宝の在処を聞き出すため、人を訪ねて歩くとします。

この際、全員が素直に話してくれたら、主人公はすんなりと財宝を見つけてしまいます。

しかし、これでは物語になりません。

 

そこで「隠す会話」が重要になります。 

隠す会話とは、文字通り、真実を話さないということです。

これにより、物語は、以下のように奥行を持ちます。

 

 

主人公は、人物Aに財宝の在処を尋ねます。しかし、人物Aは真実を話しません。

そのため、主人公は、次に人物Bに財宝の在処を尋ねます。

しかし、人物Bも真実を話しません。

これにより、主人公は、真実にたどり着くために紆余曲折をするハメになります。

 

 

このように、隠す会話があることで、物語がより奥行や広がりを持つようになります

 

 

 

 

 

 

【会話の書き方④】会話で「関係の深まり」を表現する

【会話の書き方④】会話で「関係の深まり」を表現する

 

会話の口調を変化させることで、キャラクター同士の関係の深まりを表現することができます

例えば、以下の通りです。

 

 

最初は、互いに苗字で呼び合い、「です、ます」で会話をする二人のキャラクター。

しかし、あることをキッカケに、タメ口で会話をするようになる二人。

 

 

このように会話の口調を変化させることで、キャラクター同士の関係を定義することができます。

 

 

 

 

 

 

【会話の書き方⑤】気の利いた会話は個性を強調する

【会話の書き方⑤】気の利いた会話は個性を強調する

 

キャラクターにその場に応じた適切な話をさせることで、

そのキャラクターの個性を強調することができます

例えば、以下の通りです。

 

 

ヤムチャ「これでお前の減らず口も聞けなくなるぜ」
天津飯「ほう、貴様がくたばるからか

 『ドラゴンボール』より引用

 

このように、気の利いた台詞を返すことで、

天津飯は「自身の強さに自信のあるキャラクター」として印象付けています。

 

 

尚、毎回、気の利いたセリフばかりを言っていると、

スベってしまう恐れがあるので注意してください。

たまに気の利いたセリフを言うからこそ、効果的なのです。 

 

 

 

 

 

 

【会話の書き方⑥】決め台詞で個性を表現する

【会話の書き方⑥】決め台詞で個性を表現する

 

「この人ならこの場面ではコレしか言わない」といった決め台詞を用意することで、

キャラクターの個性を表現することができます

 

この表現方法を多用している作品に『ストライク・ザ・ブラッド』という作品があります。

主人公の暁古城(あかつきこじょう)とヒロインの姫柊雪菜(ひめらぎ ゆきな)は、

敵を前にした際に必ず以下のセリフを口にします。

 

 

暁古城「ここから先は、第四真祖(オレ)の戦争(ケンカ)だ!」」

姫柊雪菜「いいえ先輩、私たちの聖戦(ケンカ)です!」

 

 

この二人のキャラクターは、目の前に立ちはだかる困難に対して、

腕っぷしで解決できるだけの強さを持っているキャラクターだと分かります。

 

 

 

 

 

 

【会話の書き方】まとめ 


以下は、本日のおさらいになります。

ぜひ覚えて、キャラクター同士の会話に活かしてみて下さい。

 

 

 

〇〇っぽい口調でキャラクターの個性を書き分ける

(老人っぽい、女性っぽい等)

 

隠す会話によって、物語は複雑化する

(沈黙、話を逸らす等)

 

会話で「関係の深まり」を表現する

(敬語⇒タメ語等)

 

気の利いたセリフでキャラクターの個性を表現する

(当意即妙なセリフ)

 

決め台詞はキャラクターの個性を表現する

(この時にはこのセリフを言う)

 

 

 

尚、台詞の書き方についてより知りたい方は、こちらの記事も読んでみて下さい。


 

 

 

 

 

ダークファンタジーWeb小説『LANCASTER《ランカスター》』

 

現代から百年戦争の時代にタイムスリップした暗殺者の活躍を描いた

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