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中世ダークファンタジー剣戟譚『LANCASTER《ランカスター》』連載中 © 2019 エンタメスタジオCre-eat

LANCASTER《ランカスター》:第14話 運命との邂逅

LANCASTER《ランカスター》:第14話 運命との邂逅

第14話 運命との邂逅
あらすじ:朝霧は、遂に《蒼穹の戦乙女》ランカスターを見つけ出すのだった。

 

 

LANCASTER《ランカスター》とは

 

ある日、現代からタイムスリップしたひとりの男。

目が覚めると、そこは中世暗黒時代、百年戦争の地だった。

再び生きて現代に戻る条件はただ一つ。

あらゆる願いを叶える《奇蹟の円環》を手に入れる事。

ビジュアルノベルで楽しめる中世ダークファンタジー剣戟譚、いざ開幕!

 

 

 

LANCASTER《ランカスター》第14話:運命との邂逅

 

貴様、何者だ。何故、私の名を知っている

 

……

(コイツがランカスター……まだ若い……16、17歳ぐらいだろうか)

 

もう一度、聞こう。貴様は何者だ

答えられないのであれば、賊徒と見なして排除する

 

待ってください、ランカスター隊長……!

朝霧さんは、私の命の恩人です!

 

命の恩人……?

 

ええ、そうよ、ランカスター隊長

 

ローレン……無事で良かった

 

あたいがこうして無事なのも彼のおかげよ

騒ぎを知って、危険を顧みず、この村に駆けつけてくれたのよ。まるで、どこかの誰かさんみたいにね

 

はて……誰のことやら

 

中世ダークファンタジー剣戟譚『LANCASTER《ランカスター》』:マルグリッド・オブ・ランカスター?

 

 

(隊長のことですよ……!)

(あんたのことだよ!!)

 

(危険を顧みずにか……そんなんじゃない)

(俺はただ……過去の贖罪のために……人助けを利用しただけだ)

 

すまない、先程の非礼を許して欲しい

 

ああ、別に気にしてない

 

紹介が遅れた。私は、ガーター騎士団第24大隊隊長──

マルグリッド・オブ・ランカスターだ。よろしく頼む

 

俺は朝霧雫だ

 

それで先程言っていた私の力を貸して欲しいとは……どういう意味だ

 

教会の地下に子どもたちが取り残されているの……

それでランカスター隊長を探していたのよ

 

えっ……!

子供たちが!?

 

ならば先を急ぐぞ!!

 

待て、ランカスター。お前が強いのは分かった

だが、教会の中には少なくとも11の敵がいる。無策で突っ込むのは危険だ

 

なぜ11人いると……?

まるで一度、中に入ったような口ぶりではないか

 

確かに変ね。あたいたちは、教会の前までは行ったけど……

中には一度も足を踏み入れていないはずよ

 

一度も中に入っていない、か……

 

何よ。あたい何かおかしなことを言ったかしら?

 

(やはり、ループしていることに気づいている者はいないのか……)

 

……嘘をついていない目だ。

分かった。その言葉、信じよう。それで策は何かあるのか?

 

ああ。ランカスター……お前は正門からそのまま強行突破してくれ

なるべく派手に正々堂々とやってくれ

 

それは策というんでしょうか……?

 

悪くない。私向きの良い策だ

それで朝霧はどうするのだ?

 

俺は騒ぎに乗じて、俺のやり方で敵を討つ

ココットとローレンは、俺たちが敵の相手をしている間に、子供たちの所へ向かえ

 

わかりました……!

うん!

 

決まりだな。そうとなれば、急ぐぞ!

──惡を斬る!