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ダークファンタジーWeb小説『LANCASTER《ランカスター》』連載中 © 2019 エンタメスタジオCre-eat

ダークファンタジーweb小説『LANCASTER《ランカスター》』:第18話 王都ロンドン

LANCASTER《ランカスター》:第14話 運命との邂逅

第18話 王都ロンドン
あらすじ:朝霧は、マルグリッド・オブ・ランカスターから衝撃の事実を聞かされる。

──ここは、西暦1429年、百年戦争の時代であると。

※記事公開日2019年12月8日(記事更新日2020年1月24日) 

 

 

 

 

ダークファンタジーweb小説『LANCASTER《ランカスター》』:あらすじ

 

ある日、現代からタイムスリップした一人の男。

目が覚めると、そこは中世暗黒時代、百年戦争の地だった。

生きて再び現代に戻る条件はただ一つ。

あらゆる願いを叶える《奇蹟の円環》を手に入れる事ーー

生死を賭した中世ダークファンタジー剣戟譚、開幕!!

 

 

 

 

 

 

 

ダークファンタジーweb小説『LANCASTER《ランカスター》』:第18話

 

前話はこちら

 

じゃあね、ランカスター隊長、朝霧!

 

二人ともお気を付けて!

 

うむ、二人も達者で。子供たちをよろしく頼む

 

任せて!

 

村が復興したら今度は遊びに来てくださいね!

 

 

 

 

 

ところで、朝霧

貴方はこれからどうするつもりなのだ

 

分からない。俺には戻る場所も行く当てもない

(中世ヨーロッパ……未だに信じられない。なぜ俺はそんな場所に……)

 

戻る場所も行く当てもないだと……それはどういう意味だ

 

そのままの意味だ。この日、この時、この場所に偶然ここに居合わせた

信じられないだろうが、それが真実だ

 

確かに俄かには信じ難い話だ

しかし、だとするなら朝霧、貴方は何処から来たのだ

 

ここから遥か遠く離れた時空を超えた先。俺はそこにいた

 

時空を超えた先……? そこが貴方の帰るべき場所だというのか

 

ああ。だが、戻る手立てがない以上、俺に行く当てなど──

 

一つだけ方法がある。

もし再び、その時空を超えた先に戻りたいと願うのならば、"願いを叶える《奇蹟の円環》を求めるのだ"

 

何だ、それは……

 

禁書《マルタの福音》第1章第2節に出現が予期された聖遺物のことだ

 

聖遺物……?

 

人智を超えた大いなる奇蹟をもたらす神器。それのことだ

 

(そんな物が本当に存在するのか……)

 

聖遺物は、百年に一度の周期でこの世に顕現するとされている

そして、最後にその存在が報告されたのは西暦1329年

 

つまり、その《マルタの福音》とやらによれば……

聖遺物は、この時代に再び姿を現すという訳か

 

うむ、そういうことになる

そして、その聖遺物を手にすることができれば、貴方の願いも叶うはずだ

 

(願いを叶える聖遺物か……真偽はともかく、今はそれに頼るほかない)

全ては、生きて再び現代に戻るために──

 

……

 

だが、いいのか。そんな話を俺にして

もし、聖遺物を見つければ、俺は俺の願望を叶えるためにそれを使う

 

構わない

聖遺物は、それを使用するのに相応しい者の手に渡るだけだ

 

……

ランカスター、お前にも叶えたい願いがあるのか

 

もちろんだ。私の願いは、剣を取ったあの頃から変わらない

全ては、この百年戦争を終結に導くために──

 

(ランカスターもまた聖遺物を追い求める者の一人という訳か)

ならば、俺のするべき事は決まった

 

……?

 

ランカスター、俺はお前に付いて行こう

それが互いの目的を達成するための近道になるはずだ

 

私に付いてくるだと……!?

それがどういう意味か分かって言っているのか。私の行く先は修羅だ

 

ならいっそのこと、俺の力が役に立つはずだ

 

分かっていないようだ。もう一度、問おう

私の歩む道は、血塗られた過酷な道だ。貴方にそれを歩む覚悟はあるか

 

覚悟なら既にできている。これは、過去の贖罪だ。だから──

人を殺めることしかできなかったこの力、今度は人を生かすために使おう

 

……

そうか

 

(ランカスターは、おそらく、多くの人にとっての光になるだろう)

(ならば、俺は影を引き受けよう)

 

承知した。ならば、《拝命二十四騎士長》の一人として此処に告げよう

今この時この場所より貴方の入団を認めると。ようこそガーター騎士団へ

 

中世ダークファンタジー剣戟譚『LANCASTER《ランカスター》』:マルグリッド・オブ・ランカスター

 

初めてだ……

(打算なしに俺に手を差し伸べる人間なんて今までいなかった)

 

どうしたのだ

 

いや、何でもない。よろしく頼む

 

うむ、こちらこそよろしく頼む

では、共に往こうか

 

往く……? どこへ

 

王都ロンドン。ガーター騎士団の本拠地へ

私の愛馬バヤールに乗って向かう。振り落とされるではないぞ

 

馬……本当に現代とは違うな

 

何か言ったか?

 

いや、何でもない

 

では、往くぞッ! ハッ

 

中世ダークファンタジーノベル『LANCASTER《ランカスター》』:王都ロンドン ウィンザー城

 

着いたぞ

 

こ、ここは……

 

改めて紹介しよう。ここは、王都ロンドン──

ガーター騎士団の本拠地《ウィンザー城》へようこそ

 

 

LANCASTER《ランカスター》 第1期  ─完─

 

 

 

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今後は、新PVやアニメなんかも作ろうと思っています。

 

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