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ゲームデザイナー5年目となる綾崎あやめです。 ゲーム業界への就職、クリエイターの生活、創作に役立つ情報について発信します。 © 2020 エンタメスタジオCre-eat

【漫画 小説 ゲーム】物語の場面《シーン》の作り方

【漫画 小説 ゲーム】物語の場面《シーン》の作り方
概要:この記事は「物語における場面の作り方」についてまとめた記事です。

※記事公開日2020年2月2日(記事更新日2020年6月21日)

 

 

こんにちは、綾崎あやめです。

本業は、ゲームプランナーです。

プレイヤー制作とテキスト制作等について4年間ほど行っています。

 

 

 

 

この記事は、こんな人に向けて書いています。

 

・これから漫画、小説、ゲームを作ろうと思っている方

 

・シナリオライターを目指している方

 

・物語の作り方について学びたい方

 

尚、僕の経歴は以下の通りです。

 

・大手家庭用ゲーム会社に新卒で入社

・ゲームプランナー5年目

・スマホゲーム1本 家庭用ゲーム1本制作

 

それでは、早速、物語の場面《シーン》の作り方について紹介していきます。

 

尚、初めて創作する方については、まず以下ビギナー向けの記事について見てください。

 

 

 

物語の場面《シーン》の作り方①:何かの際中から場面を始める

 

魅力的な場面を作るコツは「何かの際中から場面を始める」です。

 

例えば、以下の通りです。

 

・就職面接で答え辛い質問を受けた所から始まる

 

・化物に追われる所から始まる

 

・爆弾を見つけた所から始まる

 

この方法を使えば、「この先どうなるんだろう」と思わせます。

 

いわゆる、つかみとなります。読者を飽きさせないようにするには、情報を与えすぎないようにしてください。

 

尚、全て時系列順に場面を見せていくのは、平坦で飽きられやすくなってしまいます。例えば、以下の通り。

 

・車を運転⇒駐車⇒ビルに入る⇒エレベーターに乗る⇒事務所に入る⇒就職面接へ 

 

といった感じです。簡単に先が読めてしまいますよね?

 

途中から場面を始めることで、読者に想像させる余地を残せます。

 

「この前に何があったんだろう……」「この先に何が起こるんだろう」 といった感じです。

 

 

物語の場面《シーン》の作り方②:なるべく早く場面を切る

 

更に魅力的な場面を作るコツは「なるべく早く場面を切る」です。

 

例えば、以下の通りです。

 

・会う約束をして場面を切り替える

 

・問いを投げて場面を切り替える

 

・謎を見せて場面を切り替える

 

後で会うと分かれば、自然と再会を期待します。

 

問いを投げれば、自然と答えが出るまで読みます。

 

謎を見せれば、解決するまで続きが気になります。

 

このように、場面について途中で切ることで、読者は自然と続きが気になるようになります(心理学「ツァイガルニク効果」)

 

 

 

物語の場面《シーン》の作り方③:揺れ幅を見せる

 

もう一つ魅力的な場面を作るコツは「揺れ幅を見せる」です。

 

揺れ幅とは、プラス⇒マイナス、マイナス⇒プラスの緩急のこと。例えば、以下の通りです。

 

・職場で上手くいっている場面(+)

       ↓

・失業もしくは大失敗をする場面(-)

 

・大喧嘩をしている場面(-)

       ↓

・仲睦まじい場面(+)

 

どちらの方向に変わったかをハッキリ見せることが重要です。

 

ずっと+の物語、ずっと-の物語は平坦でつまらない。

 

よい物語は、+ ⇒ - ⇒ + ⇒ - の起伏や緩急があります。

 

 

 

物語の場面《シーン》の作り方④:対立を描く

 

劇的な場面を作るコツは「対立を描く」です。対立以上にスリリングな場面はありません。

 

対立には、以下3種類あります。

 

・個人 vs 自分自身

・個人 vs 他者(もしくは組織)

・個人 vs 自然

 

対立する相手が強ければ強いほど、劇的な場面になります。

 

また、対立する相手が多くなるほど、スリリングになります。裏切り者、第三勢力、裏の支配者など。

 

 

物語の場面《シーン》の作り方⑤:障害物を用意する

 

対立を盛り上げるコツは「障害物を用意する」です。

 

障害物とは、以下の通りです。

 

・カーチェイスの途中で道を塞ぐトラック

 

・素足に刺さらないように避けて通らなければならないガラスの破片

 

対立が早く解消されてしまうと、物語に緊張感がなくなります。

 

障害物を用意すれば、対立は長引き、緊張感は維持されます。

 

 

 

物語の場面《シーン》の作り方⑥:衝突を見せる

 

もう一つ劇的な場面を作るコツは「衝突を見せる」です。衝突とは、以下の通りです。

 

・口喧嘩

・口をきかなくなる

・殴り合い

 

キャラクター同士の反発は、読者の関心を掴みます。どっちが勝つのか、負けたらどうなるのか、どう仲直りするのか等。

 

喧嘩(-)の結果、前より仲良くなれば(+)、緩急を作り出せます。

 

 

 

物語の場面《シーン》の作り方⑦:場面内の対比

 

ほかにも魅力的な場面を作るコツに「場面内の対比」があります。

 

場面内の対比とは、以下の通りです。

 

・対照的なキャラクター(クール ⇔ 陽気)

 

・会話のやり取りの長さ(短い ⇔ 長い)

 

・感情の対比(泣く⇔笑う)

 

・目的の対比

 

対比は、緩急や起伏を作るのに便利です。

 

同じような性格のキャラクター、同じような台詞の長さ、同じような感情。こうした画一的な表現は、物語を平坦にしてしまいます。

 

 

 

物語の場面《シーン》の作り方:まとめ

 

魅力的な場面を作るコツは、以下の通りでした。ぜひ覚えて使ってみて下さい。

 

何かの際中から場面を始める

 

なるべく早く場面を切る

 

揺れ幅を見せる(+ ⇒ - ⇒ + ⇒ -)

 

対立を描く

 

障害物を用意する

 

衝突を見せる

 

場面内の対比

 


尚、 創作について更に学びたい方は、以下記事も見てみてください。

 

▼物語の書き方:中級者コース

 

▼台詞の書き方:初心者コース

 

▼キャラクターの作り方:初心者コース

 

 

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