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ゲームデザイナー5年目となる綾崎あやめです。 ゲーム業界への就職、クリエイターの生活、創作に役立つ情報について発信します。 © 2020 エンタメスタジオCre-eat

ゲームプランナーの企画書の書き方【2020年6月版】

ゲームプランナーの企画書の書き方【就職対策】
概要:現役ゲームプランナーとして就職対策用の企画書の書き方について紹介します。

※公開日2020年3月15日(更新日2020年6月24日)

 

 

こんにちは、綾崎あやめです。

本業は、ゲームプランナーです。

プレイヤー制作とテキスト制作等について4年間ほど行っています。

 

 

 

この記事はこんな人に向けて書いています

 

・ゲームプランナーになりたい方

・ゲームプランナーに興味のある方

・ゲームプランナーとしてエントリーしている方

 

尚、僕の経歴は以下の通りです

 

・大手家庭用ゲーム会社に新卒で入社

・ゲームプランナー5年目

・スマホゲーム1本 家庭用ゲーム1本制作

 

こんな感じでゲームを作ってきました。

今回は、現役のゲームプランナーとして、企画書の書き方について紹介します。

 

尚、ゲームプランナーを志望する方については、まず初めに以下記事を読んでください。

 

 

 

ゲームプランナーの企画書の書き方①:ターゲットを設定する

 

まず初めにターゲットを設定してください。

 

ターゲットとは

そのゲームをプレイする人は誰か」ということです。

 

ゲームの企画書を書く前には、まずターゲットを設定してください。

 

例として「ダークソウル」の企画書を書くとします。この場合、以下のようにターゲットを設定します。

 

「魔界村」「NINJA GAIDEN」といった難度の高いアクションゲームを好きな20代後半~30代の社会人男性 

 

コツとしては、このように、具体的に特定の人物を思い浮かべることです。

 

もし、ここで「20代後半~30代の社会人男性」と書いてしまった場合、幅が広くなり過ぎてしまいます。 

 

この場合、ユーザーの顔について全く想像できないと思います。 

 

ターゲット設定のコツは「自分自身」をターゲットにする

 

例えば、上記ターゲットについて言えば、僕自身をターゲットにしています。

 

実際、僕は「魔界村」「NINJA GAIDEN」といった難度の高いゲームを好んで、プレイしてきました。

 

自分が好きということは、ほかの誰かも同じように好き、ということです。たとえ、ニッチのジャンルでも、世界全体で見れば、その分母はそこそこいます。

 

事実、僕は「ダークソウル」についても購入しています。

 

つまり、「魔界村」「NINJA GAIDEN」をプレイしてきた方については、「ダークソウル」の潜在顧客となりうるということです。

 

また、「魔界村」「NINJA GAIDEN」の発売日から逆算すれば、当時ゲームを遊んでいたユーザーの年齢層は「20代後半~30代」と概算できます。

 

こうした理由から、 「ダークソウル」の想定ユーザーとして、以下ユーザーを想定しました。

 

「魔界村」「NINJA GAIDEN」といった難度の高いアクションゲームを好きな20代後半~30代の社会人男性 

 

尚、「NINJA GAIDEN」の全世界累計発売本数 約113万本、「超魔界村」の全世界累計発売本数 約108万本と考えれば、

 

「少なくとも『ダークソウル』はミリオンセラーを狙える可能性があります。だから作らせてください」

 

僕の場合は、こんな感じで企画書の上程を行います。

 

尚、就活生については、想定売上本数の話をする必要はないかと思います。なぜなら、実際に現場にて企画書の上程をする訳ではないので。

  

ゲームプランナーの企画書の書き方②:ターゲットに則したゲーム内容にする

 

ゲームの企画内容については、当然、ターゲットに則したゲーム内容にする必要があります。

 

例えば、「ダークソウル」を作る場合、先ほど設定した以下ターゲットに喜んで貰えるように作ります。

 

「魔界村」「NINJA GAIDEN」といった難度の高いアクションゲームを好きな20代後半~30代の社会人男性 

 

上記ターゲットに喜んで貰えるようにするためには、次のような企画内容にしなければなりません。

 

油断したらすぐに倒されてしまうような緊張感のあるバトルにする

 

もし、上記ターゲットに対して、「たまごっち」のようなゲーム内容の企画を立てた場合、その企画書は通りません。

 

必ずターゲットに則したゲーム内容を提案してください

 

 

ゲームプランナーの企画書の書き方③:コンセプトを設定する

 

この章を読む前に、もう一度、以下点について確認してください。

 

・ターゲットについて明確に設定しましたか? ふわっとしていませんか? ちゃんとユーザーの顔は見えましたか?

 

・ターゲットに則したゲーム内容になっていますか? ターゲットに対して、そのゲーム内容でいいですか?

 

この問いに対して、明確に「Yes」と答えられた方は、次にコンセプトを立ててください。

 

コンセプトとは「ユーザーにどんな体験をさせたいのか」を考えること

 

例えば、僕が「ダークソウル」の企画書を作る場合、以下のようにコンセプトを立てます。

 

コンセプト:死闘を乗り越えた時の達成感を感じられるようなゲームにする 

 

コンセプトが決まったら、「どうしたら上記コンセプトを感じられるようになるのか」について考えます。

 

例えば、先ほどの「ダークソウル」の例で言えば、「じゃあ、どうやったら死闘を感じられるようになるのか?」について考えます。

 

僕の場合は、「ダークソウル」の企画書に以下要素を書くつもりです。

 

・立ちふさがる強敵(動きについてよく見なければ、簡単には倒せないバランス調整にする)

 

・行く手を阻む罠(死闘となるように、罠を用意したり狭い道を用意したり等する)

 

・手に汗にぎるアクション(パリィ、バクスタ、スタミナ要素、重量要素を用意する)

 

僕の場合は、少なくとも上記3点については触れるかと思います。

 

上記要素があるから「だから死闘を感じられるゲームになっていますよね」と話を持って行ければ、上等だと思います。

 

実際は、「ダークソウル」については、ただ難しくすればいいゲームではないので、本当はフォロー要素として「ハクスラ」「Lv制度」「血痕」についても触れる必要があるけど、ここでは割愛しています。

 

就活生については、あまり一度に情報を与え過ぎてしまうと、頭がパンクすると思うので、ここでは以下点だけ抑えてください。

 

・コンセプトとは「ユーザーにどんな体験をさせたいのか」を考えること

 

・「じゃあ、どうやったら、そのコンセプトを感じられるのか」について考える

 

ゲームプランナーの企画書の書き方④:まとめ

 

ここまでお疲れ様でした。正直、「いきなりゲームの企画書を書け」なんて言われても、難しいですよね……

 

実際、僕も就活生の頃、エントリー時に「企画書を提出してください」と言われて、だいぶ困惑しました( ;∀;)

 

しかも、僕はゲーム専門学校卒ではなく、私立文系大学だったので、尚更ね。

 

でも、安心してください。以下3点についてキチンと抑えておけば、企画書で落ちることはまずないです。

 

・ターゲットについて設定する

 

・ターゲットに則したゲーム内容にする

 

・コンセプトを設定する

 

ぜひ、企画書を書く際は、この記事を見ながら書いてみてください。

 

「現役の先輩ゲームプランナーが側にいて、教えて貰っているんだ」と思えば、これ以上こころ強いことはないかと思います。

  

ゲームプランナーの企画書の書き方⑤:最後に

 

どうでしょうか。

 

この記事について「読みやすい」「分かりやすい」「こういう情報が欲しかった」と思えたでしょうか?

 

もし、そう思えたなら、それは「この記事構成にある秘密」が隠されているためです。

 

そう、それが「ターゲット」と「コンセプト」です

 

僕は、当記事を書く前に、「ターゲット」を設定して、「ターゲットに則した内容」を買きました。

 

だから、あなたは今こんな巻末まで読んでいるのだと思います

 

尚、企画書の書き方について覚えたら、次は以下記事を読んでください。

 

 

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