概要:現役ゲームプランナーの視点から「スクリプターの仕事」について紹介!
プロフィール:わたなべ りょう
▼略歴
・明治大学政治経済学部卒
・株式会社カプコンに4年半勤務
・ゲームプランナー/アクションプランナー
・フリーランスとして独立
・特技は「テコンドー」「カポエイラ」
▼制作実績
・モンスターハンター ライズ
・モンスターハンター エクスプロア
・小説「LANCASTER《ランカスター》」
当ブログは、現役ゲームクリエイターの視点から、 以下情報について発信するブログとなります。
・最新のエンタメ業界に関するニュース
・クリエイターのライフスタイル×ワークスタイル
ゲームプランナーを目指している方については、ぜひ以下書籍を見てみてください。
当書籍は、元バンナムのプランナーによって書かれているため、企画の立て方について参考になる一冊になっています。
- ゲーム制作におけるスクリプターの仕事とは
- 映画・アニメ・漫画好きな人はゲームスクリプターに向いている
- 結論:ゲームスクリプターの仕事とは、ゲームの雰囲気を決める仕事
- ダークファンタジー小説「LANCASTER《ランカスター》」
ゲーム制作におけるスクリプターの仕事とは
結論から言えば、スクリプターとは、ゲームの演出全般を担当する仕事のことです。
例えば、以下の通りです。
・台詞に合わせてキャラクターの表情や動きを設定する
・シナリオに合わせて背景、BGM、SEを設定する
・シナリオに合わせてカメラの画角を設定する(パン、ズーム、アオリetc)
・会話速度の設定
『逆転裁判』『STEINS;GATE』 『ダンガンロンパ』等のアドベンチャーゲームの演出は、基本的には、全てスクリプターによって演出が付けられているはずです。
上記キャラクターの表情・背景・BGM・SE・会話速度の設定は、基本的にスクリプターによって行われているはずです。
そのため、ゲームをしていてワクワクしたりドキドキしたりするのは、スクリプターの演出による所が大きいです。
ゲームスクリプターの仕事によってゲームの雰囲気が変わる
どんな時にどんなBGMを流して、キャラクターにどんな表情をさせて、どんなポーズをさせるか、スクリプターの腕次第です。
実際、筆者も仕事でスクリプトを書いたことがあるので、大体、こんな感じの仕事だと思って貰って問題ないと思います。
映画・アニメ・漫画好きな人はゲームスクリプターに向いている
ゲームの演出・雰囲気を決めるのは、スクリプターです。
「漫画のコマ割り」「アニメ・映画のカメラワーク、SE、BGM」は、スクリプトを書く上で参考になります。
実際、ホラー系のゲームを作る際は、ホラー映画を参考にすることが多いです。『SAW』『シックスセンス』等の映画では、どんなカメラワークで、どこでどんなBGMを流しているか……といった感じです。
映画・アニメ・漫画の鑑賞本数が多ければ、自分の内側にそれだけ参考にできる物が増えるので、演出の設定もしやすくなります。
結論:ゲームスクリプターの仕事とは、ゲームの雰囲気を決める仕事
演出に携わって生活をしたい人は「スクリプター」という仕事は面白いと思えるはずです。
なぜなら、一つの作品の世界観・雰囲気について作りこむことができるためです。
では、以上!
ダークファンタジー小説「LANCASTER《ランカスター》」
その男、死ぬ度に、思い出す度に、強くなる──
ある日、現代からタイムスリップした一人の男。
目が覚めると、そこは中世暗黒時代、百年戦争の地だった。
生きて再び現代に戻る条件はただ一つ。
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