概要:現役ゲームプランナーの視点から「UIプランナーという仕事」について紹介!
そもそもUIとは
UI(ユーザーインタフェース)とは、分かりやすく言えば、表示形式のことです。
つまり、ゲームでいえば、「画面上のどこにどんな表示物が配置されているか」という感じになります。
画面内に表示されている各種アイコンについては「UI」と呼びます。そして、このUIから得られる体験については「UX」と呼びます。
UIプランナーの仕事は画面上の表示物を作ること
UIプランナーの仕事は、主に以下の通りです。※下記例は3Dアクションゲームの場合
・プレイヤーのパラメーター画面作成
・武器防具のステータス画面作成
・体力、スタミナ、MP等の各種ゲージ作成
・毒や麻痺などの状態異常アイコン作成
・攻撃力アップ、防御力アップ等のバフアイコン作成
・薬草などのアイテムアイコン作成
大体こんな感じです。UIプランナーは、上記表示物の企画、仕様作成、実装を行います。言ってみれば、ゲーム画面を作る仕事と言えます。
ゲーム画面の見やすさは、このUIプランナーの企画による所が大きいです。
情報が多ければ、それだけゴチャゴチャして見辛い画面になります。
一方、情報が少なければ、プレイヤーの状態について分かり辛くなる可能性もあります。
必要最小限のスッキリとしたUI画面で、なおかつ、情報としても足りている、そんなUIが作れたら最高です。
UIプランナーの仕事は几帳面な人や繊細な人に向いている
UIプランナーは、ゲーム画面の隅々まで作成する仕事です。
その仕事内容は、かなり細かいです。アイコンのモチーフ、色味、形状、大きさ、配置場所など。全てUIプランナーが決めます。
現在、僕はプレイヤーを作成しています。そのため、プレイヤーのUI作成もします。その経験上から言えます。UI作成は丁寧さが大事です。
実際、UIの企画書・仕様書を作成する際は、自分がイメージしているデザインを丁寧に再現する必要があります。
なぜなら、資料に記載されたデザインの色味、形状、大きさ、配置を参考にして、UIデザイナーが実際にアイコンの作成に掛かるためです。
このような背景から、次のような方はUIデザイナーに向いているかなと思います。
- 部屋は整理整頓されていて、インテリアにもこだわりがある人
- プラモデルの作成など細かい作業が好きな人
- ノートや資料作成が丁寧な人
こういった人たちは、わりと楽しみながらUI作成をできるかと。
実際、僕は資料作成が好きなので、けっこう楽しみながらプレイヤーのUIを作成しています。
以上、UIプランナーという仕事でした!
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