概要:「動画市場はNETFLIXが天下を取ると思う」という話。
プロフィール:わたなべ りょう
▼略歴
・明治大学政治経済学部卒
・株式会社カプコンに4年半勤務
・ゲームプランナー/アクションプランナー
・フリーランスとして独立
・特技は「テコンドー」「カポエイラ」
▼制作実績
・モンスターハンター ライズ
・モンスターハンター エクスプロア
・小説「LANCASTER《ランカスター》」
当ブログは、現役ゲームクリエイターの視点から、 以下情報について発信するブログとなります。
・最新のエンタメ業界に関するニュース
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動画市場はNETFLIXが天下を取ると思う
最近、Twitterにて、以下ツイートをしました。
動画市場は、Netflixが天下を取ると思う。
日経新聞によれば、Netflixの国内有料会員数は、500万人突破とのこと。Netflixの最低プランが800円なので、最低でもサブスクリプションフィーだけでも毎月40億円。年間にすれば、国内だけで480億円。
日本市場だけでYouTubeの広告市場と同じくらい稼ぐとは
動画市場は、Netflixが天下を取ると思う。
日経新聞によれば、Netflixの国内有料会員数は、500万人突破とのこと。
Netflixの最低プランが800円なので、最低でもサブスクリプションフィーだけでも毎月40億円。年間にすれば、国内だけで480億円。
日本市場だけでYouTubeの広告市場と同じくらい稼ぐとは
ちょっと詳しく解説していきます。
理由①:サブスクリプションによる収益が異様に高い
2020年9月7日、日経新聞にて、以下記事が取り上げられていました。
ネットフリックスの日本国内の有料会員数は、日経新聞の記事によれば、500万人を突破したとのことです。
500万人ということは、単純計算で言えば、20人に1人はネットフリックスの有料会員ということになります。
ネットフリックスの料金プランは、以下3種類から成ります。
ベーシック:月額800円
スタンダード:月額1200円
プレミアム:月額1800円
つまり、最低800円のプランを利用されていたとしても、月額40億円のサブスクリプションフィーとなります。
月額でいえば、最低でも480億円のサブスクリプションフィーが発生しています。
更に言えば、ネットフリックスは、190カ国以上に1.9億人を超える利用者がいます。
ネットフリックスには、このように、毎月安定した莫大なサブスクリプションフィーがあります。
理由②:オリジナルコンテンツ制作への莫大な投資
ネットフリックスの強みは、なんといっても──
ネットフリックスでしか見ることができないオリジナルコンテンツがあることだと思っています。
例えば、以下の通りです。
・愛の不時着
・梨泰院クラス
・ARASHI's Diary -Voyage-
・バードボックス
上記で取り上げた作品は、ネットフリックスのオリジナルコンテンツの中でも、とりわけ人気の作品となります。
上記人気作品は、ネットフリックスでしか見ることができません。
ここが、ネットフリックスが天下を取ると思う所以。
つまり、「この人気作品を見たいから入る」という強い動機が生まれます。
ネットフリックスは、このように、人気作品を作れば作るほど、有料会員を増やすことができます。
だからこそ、ネットフリックスは、今も毎日日夜、多額のキャッシュを利用して、オリジナルコンテンツへの莫大な投資をしているのだと思います。
プラットフォーム事業の本質は、コンテンツ。
しかし、ただコンテンツの量が多ければいい、という話ではないです。
そこでしか見ることができないコンテンツ。
だから、人はそのコンテンツを見るために、そのプラットフォームにログインする。
ってね。
クリエイターとしてコンテンツを制作している俺は、リアリティを以て、そう感じている次第です。
小説「LANCASTER《ランカスター》」:試し読み
小説「LANCASTER《ランカスター》」とは、筆者がシナリオ担当として描いたダークファンタジー小説のことです。
あらすじについては、以下の通りです。
その男、死ぬ度に、思い出す度に、強くなる――
ある日、現代からタイムスリップした一人の男。
目が覚めると、そこは中世暗黒時代、百年戦争の地だった。
生きて再び現代に戻る条件はただ一つ。
あらゆる願いを叶える《奇蹟の円環》を手に入れる事――
生死を賭した中世ダークファンタジー剣戟譚、開幕!!
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