概要:「2020年度Nintendo Switchの生産台数が過去最大に⁉」という話。
プロフィール:わたなべ りょう
▼略歴
・明治大学政治経済学部卒
・株式会社カプコンに4年半勤務
・ゲームプランナー/アクションプランナー
・代表作は「モンスターハンター」シリーズ
・フリーランスとして独立
・特技は「テコンドー」「カポエイラ」
当ブログは、現役ゲームクリエイターの視点から、 以下情報について発信するブログとなります。
・最新のエンタメ業界に関するニュース
・クリエイターのライフスタイル×ワークスタイル
尚、下記ラジオでは、エンタメ業界に関する最新情報についていち早く発信しています。
- 2020年度Nintendo Switchの生産台数が過去最大に⁉
- なぜ今ココに来てNintendo Switchの生産台数が増加しているのか?
- しかし、ゲーム業界が本当に盛り上がるのは年末商戦
- 小説「LANCASTER《ランカスター》」:試し読み
2020年度Nintendo Switchの生産台数が過去最大に⁉
最近、Twitterにて、以下ツイートをしました。
2020年度のNintendo Switchの生産台数は、期初計画から2割増の2500万台規模になる見込みとのこと。
巣籠もり需要の影響を受けて、ゲーム業界全体的に活況の様子だね。
年末には、最大のマーケットとなる年末商戦も控えているので、ゲーム業界にはまだ追い風が吹きそう。https://t.co/ZsXKH8Flme
2020年度のNintendo Switchの生産台数は、期初計画から2割増の2500万台規模になる見込みとのこと。
巣籠もり需要の影響を受けて、ゲーム業界全体的に活況の様子だね。
年末には、最大のマーケットとなる年末商戦も控えているので、ゲーム業界にはまだ追い風が吹きそう。
ちょっと詳しく解説していきます。
なぜ今ココに来てNintendo Switchの生産台数が増加しているのか?
理由としては、コロナによる外出自粛期間が長く続いているためです。
日本では、2020年4月27日に緊急事態宣言が発令されました。
以降、現在に至るまで、外出自粛が続いています。
その結果、子供から大人まで、家で過ごす時間が長くなりました。
それに伴い、ゲームまたは動画配信等の娯楽に使われる時間が急激に増加しました。
3月上旬にニッセイ基礎研究所が実施した調査2にて、働く人の外出自粛によって増えた行動を見ると、現状ではデジタル消費に費やす傾向が強い3
出典:https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=64520?site=nli
ニッセイ基礎研究所のレポートによれば、「テレビの視聴」「ネットサーフィン」「動画配信サービスの視聴」等のデジタルコンテンツの消費が顕著に増えていることが分かります。
こうした背景から、ゲーム業界は巣籠り需要を受けて、急激に成長しています。
例えば、以下企業は、1Q決算にて好決算を記録しました。
・コーエーテクモゲームス
・任天堂
・ミクシィ
・gumi
任天堂においては、2020年3月22日に発売したNintendo Switch用ソフト「あつまれ どうぶつの森」の販売本数が世界で1177万本に達した、と明かしていました。
こうした背景から、Nintendo Switch(本体)についても需要が伸びたのだと考えられます。
しかし、ゲーム業界が本当に盛り上がるのは年末商戦
日本市場においては、ゲームは年末によく売れます。
なぜなら、年末には、財布の紐が緩むイベントが多いからです。
クリスマス、お正月、お年玉、新年etc
そのため、各ゲーム会社では、年末に向けてビッグタイトルを出す訳です。
つまり、ゲーム業界が本当に盛り上がるのは、実はまだ少し先ということ。
今年の年末には、Nintendo Switchだけではなく、PS5も出るので、一段と盛り上がる年になりそうだと感じています。
小説「LANCASTER《ランカスター》」:試し読み
小説「LANCASTER《ランカスター》」とは、筆者がシナリオ担当として描いたダークファンタジー小説のことです。
あらすじについては、以下の通りです。
その男、死ぬ度に、思い出す度に、強くなる――
ある日、現代からタイムスリップした一人の男。
目が覚めると、そこは中世暗黒時代、百年戦争の地だった。
生きて再び現代に戻る条件はただ一つ。
あらゆる願いを叶える《奇蹟の円環》を手に入れる事――
生死を賭した中世ダークファンタジー剣戟譚、開幕!!
▼小説プラットフォーム「エブリスタ」にて一部無料公開中!
▼書籍購入