概要:「徐々に拡大していく音声コンテンツ市場」という話。
プロフィール:わたなべ りょう
▼略歴
・明治大学政治経済学部卒
・株式会社カプコンに4年半勤務
・ゲームプランナー/アクションプランナー
・フリーランスとして独立
・特技は「テコンドー」「カポエイラ」
▼制作実績
・モンスターハンター ライズ
・モンスターハンター エクスプロア
・小説「LANCASTER《ランカスター》」
当ブログは、現役ゲームクリエイターの視点から、 以下情報について発信するブログとなります。
・最新のエンタメ業界に関するニュース
・クリエイターのライフスタイル×ワークスタイル
徐々に拡大していく音声コンテンツ市場
最近、Twitterにて、以下ツイートをしました。
音声コンテンツ配信アプリhttp://ear.style、博報堂DYメディアパートナーズが運営するラジオクラウドと連携とのこと。
音声コンテンツは、欧米・中国にて先行して拡大していたけれど、日本国内でも徐々にサービスが拡大しつつあるようだね。
今日は、徐々に拡大していく音声コンテンツ市場について紹介したいと思います。
海外の音声コンテンツの動向
音声コンテンツとは、ラジオのように耳だけでも楽しめるコンテンツのことです。
海外では、数年前から、Spotify、Amazon、Google Podcast、Apple Podcast、Ximalaya等の各種Podcastを通じて、音声コンテンツの需要が拡大してきていました。
トップPodcasterの2019年1月1日から2020年1月1日までの収益は、アメリカ合衆国の経済雑誌Forbesの記事によれば、以下額になるとのことです。
- ジョー・ローガン 推定3000万ドル
- カレン・キルガーフとジョージア・ハードスターク 推定1,500万ドル
- デイブ・ラムジー 推定1000万ドル
尚、トップトッププレイヤーのジョー・ローガン氏のポッドキャストのダウンロード数については、1億9000万にも上るとのことです。
このように、世界では、音声コンテンツの需要が拡大しているようです。
日本国内における音声コンテンツの最新動向
では、日本国内では、どうだろうか?
有名ポッドキャスターと言われるような方については、2020年9月現在では、未だに居ないと思われます。
少なくとも、アメリカのように、音声コンテンツを通じて、数十億円規模の収益を上げているような人はいないはずです。
なぜなら、日本国内の音声コンテンツ市場については、未だ黎明期だと言えるためです。
しかし、最近では、日本国内でも、音声コンテンツに関する事業が着々と進み始めているようです。
① 音声コンテンツ配信アプリear.style × ラジオクラウド
音声コンテンツ配信アプリear.styleは、博報堂DYメディアパートナーズが運営するラジオクラウドと連携することで、より多くのユーザーにオリジナルの音声コンテンツを届けるようにするとのことです。
ear.styleについて実際にアプリを見てみました。
ear.styleでは、プロの声優が演じるボイスノベルというオリジナルコンテンツ等が並べられていました。
一方、ラジオクラウドでは、TBSラジオ等の国内有力ラジオ局のラジオが並ぶ音声配信プラットフォームでした。
両社にとって、相乗効果が見込めそうだと感じました。
② 音声コンテンツ配信アプリ「stand.fm」のアクティブユーザー数は180%増!?
音声コンテンツ配信アプリ「stand.fm」では、2020/9/29付のプレスリリースにて、以下発表を行いました。
「stand.fm」は、誰でも、どこでも、スマホひとつで気軽に収録から配信までできる音声配信アプリです。2020年8月20日に発表した資金調達リリースから約1ヶ月間で、アクティブユーザーは180%増、滞在時間は15分増の平均75分に到達するなど、大変ご好評をいただいております。
引用: prtimes.jp
このように、日本国内でも、徐々に音声コンテンツ市場が拡大しているようです。
今後の動向について注視したいと思います。
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