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「転生したらスライムだった件」が大ヒットしている理由

「転生したらスライムだった件」が大ヒットしている理由

概要:「『転生したらスライムだった件』が大ヒットしている理由」という話。

 

プロフィール:わたなべ りょう 

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▼略歴
・明治大学政治経済学部卒

・株式会社カプコンに4年半勤務

・ゲームプランナー/アクションプランナー

・フリーランスとして独立

・特技は「テコンドー」「カポエイラ」

 

▼制作実績

・モンスターハンター ライズ

・モンスターハンター エクスプロア

・小説「LANCASTER《ランカスター》」

 

当ブログは、現役ゲームクリエイターの視点から、 以下情報について発信するブログとなります。

 

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「転生したらスライムだった件」が大ヒットしている理由

 

最近、Twitterにて、以下ツイートをしました。

 

 

「転生したらスライムだった件」シリーズ累計2,000万部を突破したとのこと。更には、2021年1月より、9カ月連続TVアニメ放送決定。

 

勢い凄すぎ……メディアミックスの効果によって、書籍・グッズについても今後さらに伸びそう。ちなみに、俺の好きな作品の一つです。

 

今日は、「転生したらスライムだった件」が大ヒットしている理由について紹介したいと思います。

 

 

そもそも「転生したらスライムだった件」とは?

 

「転生したらスライムだった件」とは、2013年頃、WEB小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載されていたWEB小説でした。

 

その後、WEB小説に加筆・修正を加えたノベルス第1巻がマイクロマガジン社より2014年に刊行されました。

 

あらすじについては、以下の通りです。

 

刺されて死んだと思ったら異世界に転生してました――スライムとして……。

 

何ということもない人生を送っていた三上悟は、通り魔に刺され37年の人生に幕を閉じた……はずだった。

 

ふと気がつくと、目も見えなければ、耳も聞こえない……。


そんな状況の中、自分があの“スライム”に転生してしまった事に気づく。


最弱と名高いモンスターである事に不満を感じつつも、お気楽スライムライフを満喫する三上悟だったが、天災級のモンスター“暴風竜ヴェルドラ”と出会ったことで運命は大きく動き出す――。

 

ヴェルドラに“リムル”と名付けてもらい、スライムとして新たな異世界生活をスタートさせた矢先、ゴブリンと牙狼族との争いに巻き込まれ、いつしかモンスターたちの主として君臨することに……。

 

相手の能力を奪う『捕食者』と世界の理を知る『大賢者』、二つのユニークスキルを武器に最強のスライム伝説が今始まる!

 

引用元:www.ten-sura.com

 

 

 

「転生したらスライムだった件」ヒットの理由①:しっかりとした王道ファンタジー

 

「転生したらスライムだった件」の主人公は、一見すると最弱に見えるスライムです。

 

しかし、実は、相手の能力を奪うことができるレアスキル『捕食者』を有していました。

 

最弱のスライムとして転生した主人公は、実は最強クラスのモンスターだった!?

 

 

ここまでは、ほかの漫画・アニメでもよくありがちな設定だと思います。

 

しかし、本作品は、一見すると変化球のように見えるけれど、実はしっかりとした王道ファンタジーという印象です。

 

なぜなら、本作品では、ドラゴン、ゴブリン、ドワーフなどの多種多様な種族との出会いを通じて、困難・障害に立ち向かっていくという構造になっているためです。

 

 

こうした展開は、物語論で言えば、「黄金の羊毛」と言われる伝統的な物語の型となります。映画「ロード・オブ・ザ・リング」もまた同じ構造で作られていました。

 

シリーズ累計2,000万部を突破するほどのヒットの理由には、このように、しっかりとした王道ファンタジーが根幹にあると考えています。

出典:www.ten-sura.com

 

 

「転生したらスライムだった件」ヒットの理由②:メディアミックスの奏功

 

「転生したらスライムだった件」がヒットした背景には、メディアミックスによる奏功もあると思います。

 

「転生したらスライムだった件」は、現在、以下メディア展開を行っています。

 

アニメ:「転生したらスライムだった件 1期 / 2期 第1部 / 2期 第2部」「転スラ日記」

 

小説/漫画:「転生したらスライムだった件」シリーズ

 

ゲーム:「転生したらスライムだった件 魔国連邦創世記」

 

このように、小説だけではなく、アニメ/漫画/ゲームなどの横展開を行うことで、ユーザーにリーチしたのだと思われます。

 

更に言えば、「転生したらスライムだった件」については、短期間に重点的にメディアミックスを行っているため、より効果的にユーザーにリーチしているのだと考えられます。

 

このように、「転生したらスライムだった件」がヒットした背景には、メディアミックスによる奏功もあると思います。

 

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また、筆者がシナリオ担当として描いたダークファンタジー小説「LANCASTER《ランカスター》 不死のラーフ篇」についても気になる方は、ぜひ試し読みしてみてください。