概要:現役ゲームプランナーの視点から「ルビの使い方」について紹介!
そもそもルビとは?
ルビとは、いわゆるフリガナのことです。
ルビを付ける際は、一般的には、以下2種類の表現が使用されます。
- ()括弧
- 《》二重山括弧
ルビの法則①:難読漢字にルビを振る
難しい漢字の場合は、ルビを振ることで、読みやすくすることができます。
- 幾星霜(いくせいそう)
- 紫陽花(あじさい)
- 金字塔(ピラミッド)
- 蒲公英(たんぽぽ)
- 田圃(たんぼ)
- 美人局(つつもたせ)
このように、難しい漢字の場合は、ルビを振ることで、読みやすくすることができます。
難読漢字を使用する際は、できる限りルビを振ってあげた方が親切かと思います。
ルビの法則②:雰囲気を出したい単語にルビを振る
ルビを振ることで、それらしい雰囲気を出せます。
例えば、以下の通りです。
- 火球《ファイアーボール》
- 火炎壁《ファイアーウォール》
- 火炎の息《ドラゴンブレス》
- 祓魔師《エクソシスト》
- 円卓の騎士《ナイト・オブ・ラウンド》
実際、こうした表現方法は、ライトノベル・漫画・ゲームにて、よく見られる表現となります。
このように、雰囲気を出したい場合はルビを付けるとイイですよ。
尚、ルビを振らなかった場合は、以下のような見た目となります。
- 火球
- 火炎壁
- 火炎の息
- 祓魔師
- 円卓の騎士
いかがでしょうか。
インパクトとしては、弱い印象になってしまったかと思います。
ルビの法則③:ルビは使い過ぎないようにする
ルビは、あまり使い過ぎないようにしてください。
なぜなら、読み辛くなるためです。
例えば、以下の通りです。
騎士《ナイト》は、剣を構えて、叫ぶ。
「斬撃波《ショック・ウェーブ》!!」
振り下ろされた刃《ソード》から勢いよく衝撃波が押し寄せる。
このように、あまりにルビを使い過ぎてしまうと、著しく可読性を下げてしまいます。
そのため、ルビは使い過ぎないように注意した方が良いかと思います。
ラノベ 小説 漫画におけるルビの使い方 まとめ
ルビの使い方としては、以下の通りです。
- 難読漢字にルビを振る
- 雰囲気を出したい単語にルビを振る
- 但し、ルビは使い過ぎないようにする
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