概要:小説「LANCASTER《ランカスター》」第15話 運命との邂逅(15)
小説「LANCASTER《ランカスター》」あらすじ
その男、死ぬ度に、思い出す度に、強くなる──
ある日、現代からタイムスリップした一人の男。
目が覚めると、そこは中世暗黒時代、百年戦争の地だった。
生きて再び現代に戻る条件はただ一つ。
あらゆる願いを叶える《奇蹟の円環》を手に入れる事ーー
生死を賭した中世ダークファンタジー剣戟譚、開幕!!
不死のラーフ篇 第1話 運命との邂逅(1)
不死のラーフ篇 第15話 運命との邂逅(15)
烏は、ランカスターと名乗る騎士に叫ぶ。
「気を付けろ。ソイツは、鎖帷子を着ているぞ」
「そうか。ならば――」
烏を一瞥するランカスター。
しかし、鎖帷子の存在を知ってもなお、ランカスターの勢いは止まらない。
次の瞬間、二人の影が激突する。
激しい火花。
青い剣閃。
その場に居合わせた者は、その剣の軌跡に見惚れた。
それは、まるで青い三日月のようだった。
決着は、一瞬の内に着いた。
次話:不死のラーフ篇 第16話 運命との邂逅(16)
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