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小説「LANCASTER《ランカスター》」第19話 運命との邂逅(19)

小説「LANCASTER《ランカスター》」

概要:小説「LANCASTER《ランカスター》」第19話 運命との邂逅(19)

 

 小説「LANCASTER《ランカスター》」あらすじ

 

その男、死ぬ度に、思い出す度に、強くなる──

 

ある日、現代からタイムスリップした一人の男。

目が覚めると、そこは中世暗黒時代、百年戦争の地だった。

生きて再び現代に戻る条件はただ一つ。

あらゆる願いを叶える《奇蹟の円環》を手に入れる事ーー

生死を賭した中世ダークファンタジー剣戟譚、開幕!!

 

不死のラーフ篇 第1話 運命との邂逅(1)

 

 

不死のラーフ篇 第19話 運命との邂逅(19)

 

 

烏は、ランカスターに問う。

 

「あんたの仲間……か?」

「うむ。彼女は、私の部隊の一員、アルフレッド・ホークアイだ」

 

ホークアイを紹介するランカスター。

烏とホークアイは、互いに目を合わせる。

刹那、勢いよく後ろに飛び退くホークアイ。

すかさず烏に向かって矢を番える。

 

「ランカスター隊長、その男から離れて下さい!」

「急に何を言っているのだ」

 

解せないランカスター。

ホークアイは、烏を睨む。

 

「臭います。その男からは、酷く血の臭いがします」

「止さないか、ホークアイ」

「しかし――」

「隊長として命ずる。弓を下げよ」

 

渋々、弓を下げるホークアイ。

ランカスターは、烏を見つめる。

 

「彼は私を助けてくれたのだ」

「隊長を……?」

「うむ。あの大男を倒せたのは、この烏の助言のおかげだ」

 

地面に転がっている大男の亡骸を一瞥するランカスター。

烏は、首を横に振る。

 

「いや、俺はただ……鎧の存在を伝えただけだ」

 

真っ二つになった大男の死体を一瞥する烏。

それから、ランカスターの長剣を見つめる。

一体、どうやって、そのか細い腕で両断したのか。

烏には、甚だ疑問に思えた。

 

 

次話:不死のラーフ篇 第20話 運命との邂逅(20)

 

 

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