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小説「LANCASTER《ランカスター》」第32話 深まる謎(5)

小説「LANCASTER《ランカスター》」

概要:小説「LANCASTER《ランカスター》」第32話 運命との邂逅(5)

 

 小説「LANCASTER《ランカスター》」あらすじ

 

その男、死ぬ度に、思い出す度に、強くなる──

 

ある日、現代からタイムスリップした一人の男。

目が覚めると、そこは中世暗黒時代、百年戦争の地だった。

生きて再び現代に戻る条件はただ一つ。

あらゆる願いを叶える《奇蹟の円環》を手に入れる事ーー

生死を賭した中世ダークファンタジー剣戟譚、開幕!!

 

不死のラーフ篇 第1話 運命との邂逅(1)

 

 

不死のラーフ篇 第32話 深まる謎(5)

 

 

血の海の中、剣を片手にひとり佇む男。

烏には、まだ気づいていないようだ。

 

「……殺らなきゃ、殺られる」

 

烏は、本能的にそう感じた。

静かに刀を抜く。

そして、逆さに黒刀を構える。

 

「壱ノ殺陣 《影踏み》」

 

刹那、敵の背後を取る烏。

黒い一閃を放つ。

斬首――

したかのように見えた。

 

「ガハッ」

 

腹部に強烈な痛み。

地面を激しく転がる烏。

男は、不気味な笑みを浮かべながら、烏を見下ろす。

 

「盗賊は全て殺したつもりだったけど、まだいたか」

 

月下に照らされる白髪。

風に揺れる度、髪から覗く片目の眼帯。

なびく古めかしい外套。

戦歴の長さを物語る。

まさに白髪隻眼の鬼人。

 

小説「LANCASTER《ランカスター》」

 

 

次話:不死のラーフ篇 第33話 深まる謎(6)

coming soon

 

 

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