概要:『中世ヨーロッパのゴミ掃除』について一挙紹介!
- ストーリーで学べる中世ヨーロッパ:ゴミ掃除篇
- 【中世ヨーロッパ】当時のゴミ出し・掃除について
- 【中世ヨーロッパ】川もゴミだらけだった
- 【中世ヨーロッパ】ゴミは地下に埋めることもあった
- ストーリーで学べる中世ヨーロッパ:ゴミ掃除篇 -完-
- 創作に役立つ中世ヨーロッパ知識
ストーリーで学べる中世ヨーロッパ:ゴミ掃除篇
ストーリーで学べる中世ヨーロッパとは
あなたは、ある日、現代から中世ヨーロッパにタイムスリップしてしまう。
あなたの目的は、再び現代に帰ること。
あなたは、知識を身に付けながら過酷な中世ヨーロッパを生き抜く決心をする。
あなたは、騎士様と一緒に農村の中を散策している途中、酷い悪臭に気づく。
マルグリッド・オブ・ランカスター
酷い臭いだ。道を変えよう
尚、「ストーリーで学べる中世ヨーロッパ」シリーズについて最初から読みたい方は、以下記事を読んでみてください。
【中世ヨーロッパ】当時のゴミ出し・掃除について
中世ヨーロッパでは、下水道が整備されるまでは、基本的に「ゴミは外にぶん投げる」が常識だったようです。
そのため、都市部の街路には、糞尿・ゴミなどが散らばっていました。
また、多くの家庭では、中庭などに家畜を飼っていました。
食べ残しは、家畜にぶん投げていたそうです。
家畜の糞尿は、中庭などに堆肥のように積み上げられていきました。
当然、臭いについても酷いものだったそうです。都市部は、特に悪臭だったとか。
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ストーリーサイド
あなたは、糞を踏まないように気を付けて歩く。
しかし、残念。
窓から放り投げられた糞があなたの頭に掛かりました。
あなたは、その場で嘔吐しました。
【中世ヨーロッパ】川もゴミだらけだった
中世後期には、都市部の悪臭・不衛生ぶりが問題になったそうです。
そのため、市長から市民に対して、「1~2週間に1回は街路の掃除をするように」と命じられることもあったようです。
また、「ゴミを捨てる際は川にぶん投げろ」と言われることもあったみたいです。
【中世ヨーロッパ】ゴミは地下に埋めることもあった
一部の家の中には、ゴミ処理用の竪穴もありました。
ゴミは、竪穴の中に埋められました。
しかし、それによって、地下水が汚染されてしまうことがありました。
その結果、井戸水を飲むことで、しばしば、チフス等の感染症に掛かってしまいました。
ストーリーで学べる中世ヨーロッパ:ゴミ掃除篇 -完-
この後、あなたは、数日間、騎士様から物理的に距離を取られるようになりました。
マルグリッド・オブ・ランカスター
すまない。もう少し離れて貰えるだろうか
次話:騎士は語る
尚、中世ヨーロッパを舞台とした作品を書きたい方は、以下1冊があると便利だと思います。