概要:『中世ヨーロッパのゴミ掃除』について一挙紹介!
当時のゴミ出し・掃除について
中世ヨーロッパでは、下水道が整備されるまでは、基本的に「ゴミは外にぶん投げる」が常識だったようです。
そのため、都市部の街路には、糞尿・ゴミなどが散らばっていました。
また、多くの家庭では、中庭などに家畜を飼っていました。
食べ残しは、家畜にぶん投げていたそうです。
家畜の糞尿は、中庭などに堆肥のように積み上げられていきました。
当然、臭いについても酷いものだったそうです。都市部は、特に悪臭だったとか。
川もゴミだらけだった
中世後期には、都市部の悪臭・不衛生ぶりが問題になったそうです。
そのため、市長から市民に対して、「1~2週間に1回は街路の掃除をするように」と命じられることもあったようです。
また、「ゴミを捨てる際は川にぶん投げろ」と言われることもあったみたいです。
ゴミは地下に埋めることもあった
一部の家の中には、ゴミ処理用の竪穴もありました。
ゴミは、竪穴の中に埋められました。
しかし、それによって、地下水が汚染されてしまうことがありました。
その結果、井戸水を飲むことで、しばしば、チフス等の感染症に掛かってしまいました。
尚、中世ヨーロッパを舞台とした作品を書きたい方は、以下1冊があると便利だと思います。