概要:『中世ヨーロッパの調味料・香辛料・味付け事情』について一挙紹介!
- ストーリーで学べる中世ヨーロッパ:調味料・香辛料・味付け篇
- 【中世ヨーロッパ】当時の調味料・香辛料について
- 【中世ヨーロッパ】庶民はあまり調味料を買えなかった
- ストーリーで学べる中世ヨーロッパ:調味料・香辛料・味付け 篇 -完-
ストーリーで学べる中世ヨーロッパ:調味料・香辛料・味付け篇
ストーリーで学べる中世ヨーロッパとは
あなたは、ある日、現代から中世ヨーロッパにタイムスリップしてしまう。
あなたの目的は、再び現代に帰ること。
あなたは、知識を身に付けながら過酷な中世ヨーロッパを生き抜く決心をする。
あなたは、中世ヨーロッパの飯屋にいる。
あなたは、円卓に次々と出される料理の味に驚く。
マルグリッド・オブ・ランカスター
どうだ。美味いだろうか
あなたは、嬉しそうに首を縦に振り、一心不乱に料理を貪る。
尚、「ストーリーで学べる中世ヨーロッパ」シリーズについて最初から読みたい方は、以下記事を読んでみてください。
【中世ヨーロッパ】当時の調味料・香辛料について
中世ヨーロッパでは、地中海交易等によって、異国から様々な調味料が持ち込まれました。
当時のヨーロッパで使われていた調味料の例としては、以下の通りです。
- コショウ
- 塩
- 酢
- ショウガ
- シナモン
- ニンニク
- 柑橘果汁
- 生姜
- ワイン
- 砂糖
- 蜂蜜
- カルダモン
- ナツメグ
そのほか様々な調味料が船から運ばれていました。
しかし、当時の輸送速度は非常に遅くてコストが高かったため、調味料は高価なものでした。
そのため、調味料を購入できるのは、裕福な貴族層ぐらいだったそうです。
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ストーリーサイド
あなたは、中世ヨーロッパの料理はマズいのではないか、と思っていた。
しかし、意外にもスパイスが効いていて、舌に合っていると気づく。
香辛料がふんだんに入った料理を食べられるのも、ひとえに騎士様のおかげだ。
あなたは、内心、騎士様に出会えたことに感謝する。
マルグリッド・オブ・ランカスター
どうしたのだ? 私の顔に何か付いているのか
【中世ヨーロッパ】庶民はあまり調味料を買えなかった
コショウ・砂糖・蜂蜜などの調味料は、当時の庶民にとって高価なものでした。
そのため、当時の庶民は、ハーブを育てたり山菜を摘みに行ったりなどすることで、調味料を揃えていたようです。
例えば、以下の通りです。
- ハーブ
- セージ
- タイム
- ローズマリー
- パセリ
- フェンネル
- クミン
- ラベンダー
- カモミール
このように、ハーブ系は簡単に手に入れられたようでした。
塩とハーブを揉みこんだ料理も多かったみたいです。
ストーリーで学べる中世ヨーロッパ:調味料・香辛料・味付け 篇 -完-
果たして、あなたは本当に再び現代に帰ることができるのだろうか。
あなたは、舌にピリリとした辛味を感じつつ、食事を終える。
次話:初めてのお遣い
尚、中世ヨーロッパを舞台とした作品を書きたい方は、以下1冊があると便利だと思います。