概要:『中世ヨーロッパの紙事情』について一挙紹介!
紙の種類について
中世ヨーロッパで使用されていた紙の種類は、主に以下の通りです。
- 紙
- 羊皮紙
紙の歴史について
紙の製造は、紀元前中国より始まりました。
8世紀頃には、アラビアに伝播しました。10世紀頃には、エジプトにも伝播しました。
12世紀になると、地中海を経由して、ヨーロッパにも製紙技術が伝わりました。
また、各地に製紙工場も建てられました。
1450年頃には、グーテンベルクにより活版印刷が実用化されました。
その後、印刷物が大量に刷られるようになりました。
紙の原材料について
中世ヨーロッパの紙の原材料としては、亜麻、綿、木綿などが使用されていました。
羊皮紙について
羊皮紙については、13~15世紀頃には、通常の用途では使用されなくなりました。
理由としては、紙が普及してきたためです。
また、羊皮紙は非常に高価だったためです。
しかし、紙が普及してもなお、羊皮紙は重要な文書などに使用されました。
なぜなら、羊皮紙は格調が高い上、長期保存に向いているためです。
羊皮紙の原材料について
羊皮紙は、羊・山羊・牛などの皮から作られました。
皮から毛を抜き、脂肪をこそぎ、なめすことで、一枚の羊皮紙ができあがりました。
尚、中世ヨーロッパを舞台とした作品を書きたい方は、以下1冊があると便利だと思います。