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小説「LANCASTER《ランカスター》」第78話 不死のラーフ(3)

小説「LANCASTER《ランカスター》」

概要:小説「LANCASTER《ランカスター》」第78話 不死のラーフ(3)

 

 小説「LANCASTER《ランカスター》」あらすじ

 

その男、死ぬ度に、思い出す度に、強くなる──

 

ある日、現代からタイムスリップした一人の男。

目が覚めると、そこは中世暗黒時代、百年戦争の地だった。

生きて再び現代に戻る条件はただ一つ。

あらゆる願いを叶える《奇蹟の円環》を手に入れる事ーー

生死を賭した中世ダークファンタジー剣戟譚、開幕!!

 

不死のラーフ篇 第1話 運命との邂逅(1)

 

 

不死のラーフ篇 第78話 不死のラーフ(3)

 

 

ランカスターは、馬の脚を止め、周囲を伺う。

 

「何事だ……」

「それに、この音は何でしょうか……」

 

怯えた様子のホークアイ。

ごろごろ、と響く轟音。

音は、次第に大きくなっていく。

一行の頭上に大きな影が現れる。

ランカスターは、気づく。

 

「落石だッ!」

「逃げて下さいッ」

 

間一髪で回避するランカスターとホークアイ。

ヒースクリフは、遅れを取る。

馬にまたがりながら崩れる足場を駆け抜ける。

 

「間に合うかッ……」

「ギリギリだ……」

 

更に遅れを取る烏。

ヒースクリフの背中を追う。

しかし、床が崩れる方が早い。

 

「僕に掴まれ」

 

烏に手を差し伸べるヒースクリフ。

烏は、手を掴む。

 

「すまない」

 

辛うじて落下だけは免れる烏。

しかし、馬は失った。

 

 

次話:不死のラーフ篇 第79話 不死のラーフ(4)

 

 

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