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小説「LANCASTER《ランカスター》」第91話 不死のラーフ(16)

小説「LANCASTER《ランカスター》」

概要:小説「LANCASTER《ランカスター》」第91話 不死のラーフ(16)

 

 小説「LANCASTER《ランカスター》」あらすじ

 

その男、死ぬ度に、思い出す度に、強くなる──

 

ある日、現代からタイムスリップした一人の男。

目が覚めると、そこは中世暗黒時代、百年戦争の地だった。

生きて再び現代に戻る条件はただ一つ。

あらゆる願いを叶える《奇蹟の円環》を手に入れる事ーー

生死を賭した中世ダークファンタジー剣戟譚、開幕!!

 

不死のラーフ篇 第1話 運命との邂逅(1)

 

 

不死のラーフ篇 第91話 不死のラーフ(16)

 

 

ラーフは、思わず後ずさる。

 

「雰囲気が変わった……」

「守の型《円転ノ理》」

 

刹那、ラーフの懐に潜りこむランカスター。

ラーフは、咄嗟に肉包丁を振り下ろす。

 

「何ッ――」

 

次の瞬間、ラーフの片腕が消し飛ぶ。

打ち上がる肉包丁。

ほんの一瞬の出来事。

ランカスターは、浅い呼吸を続けながら、何やら唱える。

 

「ミーデン、デュオ、トリア――」

「何が起きている……」

「テッセラ、ペンデ、エクシ――」

「斬り刻んでいるのは俺の方はず……」

「エプタ、オクトー、エネア――」

「なのに、なぜ俺の方が斬り刻まれているんだ……!?」

 

再生しては斬り伏せられるラーフ。

不思議なことに、力強く刃を振り下ろせば、振り下ろすほどに。

それ以上に強い力となって、刃が返ってくる。

気づけば、五回、十回、いやそれ以上か。

ラーフは、生と死を繰り返す。

 

 

次話:不死のラーフ篇 第92話 不死のラーフ(17)

 

 

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