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小説「LANCASTER《ランカスター》」第99話 不死のラーフ(24)

小説「LANCASTER《ランカスター》」

概要:小説「LANCASTER《ランカスター》」第99話 不死のラーフ(24)

 

 小説「LANCASTER《ランカスター》」あらすじ

 

その男、死ぬ度に、思い出す度に、強くなる──

 

ある日、現代からタイムスリップした一人の男。

目が覚めると、そこは中世暗黒時代、百年戦争の地だった。

生きて再び現代に戻る条件はただ一つ。

あらゆる願いを叶える《奇蹟の円環》を手に入れる事ーー

生死を賭した中世ダークファンタジー剣戟譚、開幕!!

 

不死のラーフ篇 第1話 運命との邂逅(1)

 

 

不死のラーフ篇 第99話 不死のラーフ(24)

 

 

激動の異世界生活三日目の朝。

一行は、休息を終え、馬を飛ばす。

目指すは、王都ロンドンのウィンザー城。

ランカスターは、最前列を走る。

 

「しかし、解せない」

「どうしたのでしょうか?」

 

肩を並べて走るホークアイ。

ランカスターは、怪訝そうに眉をひそめる。

 

「今回の任務は、盗賊の討伐と訊いていた」

「それが何か?」

「しかし、我々が実際に対峙した相手は、魔女に近しい者だった」

「組織が誤った……」

「本当にそう思うか?」

「何が言いたいのでしょうか」

「組織の情報収集能力は、この大陸随一」

「……」

「その組織が本当に情報を誤るとでも?」

 

険しい表情のランカスター。

ホークアイは、首を傾げる。

 

「つまり、故意的に誤情報を渡した、と言いたいのでしょうか?」

「分からぬ」

「でも、そうだとしたら一体どうして……」

「どうやら組織も一枚岩ではないらしい」

 

まもなく前方に巨大な城が見えてくる。

外敵を拒む堅牢な石造りの城壁。

周囲を一望する長大な尖塔。

まさに荘厳な景色が広がる。

 

 

次話:不死のラーフ篇 第100話 不死のラーフ(25)

 

 

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