クリエイター生活!

現役ゲームクリエイターの視点から「クリエイターの生活/仕事」 について毎日発信中!

小説「LANCASTER《ランカスター》」第102話 不死のラーフ(27)

小説「LANCASTER《ランカスター》」

概要:小説「LANCASTER《ランカスター》」第102話 不死のラーフ(27)

 

 小説「LANCASTER《ランカスター》」あらすじ

 

その男、死ぬ度に、思い出す度に、強くなる──

 

ある日、現代からタイムスリップした一人の男。

目が覚めると、そこは中世暗黒時代、百年戦争の地だった。

生きて再び現代に戻る条件はただ一つ。

あらゆる願いを叶える《奇蹟の円環》を手に入れる事ーー

生死を賭した中世ダークファンタジー剣戟譚、開幕!!

 

不死のラーフ篇 第1話 運命との邂逅(1)

 

 

不死のラーフ篇 第102話 不死のラーフ(27)

 

 

ランカスターは、ペドロスをなだめる。

 

「良い。烏は私の仲間だ」

「し、しかし……」

「私の護衛として連れて行こう」

「護衛ですと……」

「……同じ組織なのに用心が必要とはな」

 

皮肉気味に笑う烏。

ペドロスは、しぶしぶ頷く。

 

「分かりました。しかし、この者だけですぞ」

「感謝する」

「では、急ぎますぞ」

「うむ」

 

ランカスターと烏とペドロスは、二人を残して、王の間へ急ぐ。

広大な庭を抜け、長い廊下を駆け抜け、幾段ものの階段を駆け上がる。

まもなく金の飾り扉が見えてくる。

ペドロスは、滝汗を流しながら膝に手をつく。

 

「あそこが王の間です」

「案内、感謝する」

 

一礼するランカスター。

烏は、ランカスターの顔を見つめる。

 

「この中にガーター騎士団の騎士長とやらがいるのか」

「うむ。しかし、同じ仲間とはいえ、決して気を抜くではないぞ」

 

重たいドアノブに手を掛けるランカスター。

ぎぃ、と開ける。

 

 

次話:不死のラーフ篇 第103話 不死のラーフ(28)

 

 

▼電子書籍版