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【創作】東洋から西洋まで世界に実在する盾の種類一覧

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東洋から西洋まで世界に実在する盾の種類一覧

概要:東洋から西洋まで世界各地に実在する盾について一挙紹介!

 

 

 

バックラー

 
バックラーとは、主に中世ヨーロッパにて使用されていた小型の盾のことです。
 
バックラーの特徴としては、以下の通りです。
 
  1. 敵の攻撃を受け流すのに向いている
  2. 一般的な形状は中央に拳ほどの大きい膨らみを有した凸型
  3. そのほかの形状としては「波型」「凹型」もあった
  4. 小さいゆえに、矢などを防御するのは難しかった
 
尚、バックラーを使用する場合は、腕を伸ばして、相手に向けるように盾を構えました。
 
それによって、相手が攻撃できる領域を制限していました。
 
 

タージ

 
タージとは、スコットランド等にて使用されていた丸い盾のことです。
 
タージの特徴としては、以下の通りです。
 
  1. 一般的な形状としては45〜55cm程度の丸い盾
  2. 丸い木の板に革を張って作った
  3. 盾の内側に皮帯を締めるバックルが仕込まれている
  4. バックルを利用することで腕に掛けることも可能
  5. 腕に盾を掛けることで両手で剣を扱うことができた
 
尚、現存する有名なタージとしては、チャールズエドワードスチュアート(1766年-1788年)が所有していたとされる物があります。
 
王の所有物だけあって、非常に豪華絢爛な作りとなっています。
 
 

アダルガ

 
アダルガとは、北アフリカで使用されていた大型の盾のことです。
 
アダルガの特徴としては、以下の通りです。
 
  1. 大きさは、60~80cm程度
  2. 動物の革を幾重にも縫い合わせて作った
  3. あらゆる打撃に対して耐性がある
 
尚、神話に登場する防具について興味がある方は、以下記事も見てみてください。
 
 
 

ランタンシールド

 
ランタンシールドとは、 イタリアで使用されていた盾のことです。
 
ランタンシールドの特徴としては、以下の通りです。
 
  1. 盾と籠手と剣が一体化している
  2. 腕を護りながら攻撃を繰り出せる
  3. 盾の部分にはランタンを吊るすためのフックがある
  4. ランタンを付けることで、相手の目をくらました
 
尚、武器防具の知識について深めたい方は以下書籍がオススメです。

 

▼本書の特徴

・ダガー/メイスなど西洋ファンタジーに登場する各種武器について"図解"で"分かりやすく"説明している

・武器の各部位に関する正式名称について記載されている(小説執筆に便利)

・各武器の使い方などについて記載されている

 
 
 
 

アボリジニの盾

 
アボリジニの盾とは、 オーストラリアの先住民アボリジニが使用されていた盾のことです。
 
アボリジニの盾は、樹皮を削りとっただけの簡素な盾でした。
 
 
 

グラグワ

 
グラグワとは、カメルーンで使用されていた盾のことです。
 
グラグワの特徴としては、以下の通りです。
 
  1. 基本的には革からできていた
  2. 中には、金属製もあった
  3. 形状としては釣鐘型になっていた
 
尚、神話に登場する武器について興味がある方は、以下記事を見てみてください。
 

ヒーターシールド

 
ヒーターシールドとは、中世ヨーロッパの頃に使用されていた盾のことです。
 
ヒーターシールドの特徴としては、以下の通りです。
 
  1. 形状としてはアイロンのような形
  2. 革で覆われた薄い木で作られていた
  3. 中には、金属で覆われたものもあった
  4. 盾の下側にかけてシャープになっていく
  5. 盾の下側から斬撃を繰り出させた
  6. 一方、盾の下側は隙にもなった
 
尚、有名なヒーターシールドとしては、ソールズベリー大聖堂のウィリアム2世ロンゲスピー(1212-1250)のヒーターシールド、カンタベリー大聖堂の黒太子エドワード(1330-1376)のヒーターシールドがあります。
 
 

カイトシールド

 
カイトシールドとは、神聖ローマ帝国の時代から使用されていた大型の盾のことです。
 
カイトシールドの特徴としては、以下の通りです。
 
  1. 名前の通り、凧の形をしている
  2. 騎兵用に作成された
  3. 盾の下部は騎兵の左脚を保護する
  4. 盾の上部は騎兵の肩と胴体を保護する
  5. 非常に大型のため、歩兵が装備するのには向いていない
 
尚、カイトシールドについては、ロンドンのテンプル教会で発見された彫刻を見れば、どういった形なのかが分かるかと思います。
 
 
 

バタシーシールド

 
バタシーシールドとは、ロンドンのテムズ川にて発見された鉄器時代の盾のことです。
 
バタシーシールドの特徴としては、以下の通りです。
 
  1. ラ・テーヌ様式で装飾されている
  2. 青銅で覆われた木の板で作られていた
  3. 非常に美しい見た目をしている
 
 
尚、神話に登場するアイテムについて興味がある方は、以下記事も見てみてください。

 

武器防具の描き方について興味がある方は、以下書籍が参考になるかと思います。

 

【4世紀― 17世紀】ヨーロッパ騎士装束の構造や着用法などを徹底図解!

 

グレートヘルム[Great Helm]/バシネット[Bascinet]/ホーバーク[Hauberk]/
コート・オブ・プレート[Coat of plates]/ブレストプレート[Breast Plate]/
ミラノ・ゴシック・マクシミリアン式甲冑 ほか

 

それぞれの時代の代表的な甲冑の名称や各部パーツ(ガントレット[Gauntlet]、グリーヴ[Greave]、サバトン[Sabaton] など)の構造を分解して図解。それぞれの時代背景、甲冑の着用方法、なんと、ホーバークの制作方法なども掲載。さらに、騎士の乗る馬の種類・馬具・馬鎧や、剣・槍・盾などの武具まで細かく解説。

 

史実に忠実な図解資料のほか、ファンタジー風アレンジ甲冑のコツも分かりやすく紹介!ストーリーの参考資料やオリジナル作品の衣装デザインにも是非お役立てください。

引用元:Amazon