概要:中世ヨーロッパのスープの具材について紹介!
庶民の食事は基本的にパンとスープ
中世ヨーロッパを題材にした映画では、しばしば、食卓にスープとパンが並んでいるシーンがあるかと思います。
よくあるシーンとしては、貧しい農村の食卓にて、硬そうな黒いパン、泥水っぽい黒ずんだスープが並んでいるというシーンがあるかと思います。
実際、こうしたパンとスープの食生活は、ヨーロッパでは、聖書にも記述されているほど古くから続いています。
庶民のスープの具材は質素だった。野菜・豆が中心
中世ヨーロッパの庶民のスープは、基本的には、塩・豆・野菜をぶっこんで煮ました。
スープの具材として使われていた野菜・豆は、大体こんな感じです。
- ヒヨコ豆
- エンドウ豆
- レンズ豆
- カブ
- タマネギ
- キャベツ
- ニンジン
庶民のスープには、肉はあまり使用されませんでした。
なぜなら、肉は高価だったため、日常的に食べることができたのは富裕層ぐらいでした。
そのため、庶民の場合、しばしば、スープに入れた豆からタンパク質を摂取していました。
貴族のスープには肉も使っていた
貴族のスープには、野菜と一緒に肉を入れることもあったみたいです。
貴族は、庶民とは違って、肉を入手することができたためです。
また、市場から様々な香辛料を取り寄せることができたため、味付けもそこそこできたようです。
庶民のスープが描写されている映画
当時の庶民のスープがどんな感じだったかを見たい人は、百年戦争を舞台にした名映画『ヴァージン・ブレイド』を見てみてください。
冒頭5分くらいで、当時の農村のスープを再現したスープが出てきます。
尚、中世ヨーロッパを舞台とした作品を書きたい方は、以下1冊があると便利だと思います。
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