クリエイター生活!

現役ゲームクリエイターの視点から「クリエイターの生活/仕事」 について毎日発信中!

アクション映画の脚本から学ぶバトルシーンの作り方

本サイトではアフィリエイト広告を利用しております。

創作│アクション映画から学ぶ魅力的なバトルシーンの作り方【黄金の3パターン】
概要:バトル作品におけるバトルシーンの作り方について一挙紹介!

 

 

 

 

アクション映画の脚本からバトルシーンの書き方を学ぼう

 

アクション映画を観ていて、「このシーン、ほかのアクション映画でも見たなー」と思うことがあるかと思います。

 

なぜなら、アクション映画にはアクション映画に共通して見られるパターンがあるためです。

 

言わば、テンプレです。

 

アクション映画にてしばしば使用されるテンプレートは、以下の通りです。

 

  1. 差し迫った危機
  2. 失敗の代償

 

上記2点のテンプレートについて解説していきたいと思います。

 

尚、ホラー作品の作り方について興味がある方は、以下記事も見てみてください。


 

 

アクションシーンの描き方①:差し迫った危機の提示

 

アクション映画では、しばしば、主人公たちの目の前に差し迫った危機が提示されます。

 

差し迫った危機とは、具体的には、以下の通りです。

 

  1. まもなく爆発しそうな爆弾
  2. 今にも切れそうな吊り橋
  3. 一歩間違えれば街中に突っ込みかねない暴走する電車・車
  4. 燃料が切れて墜落しそうな飛行機

 

つまり、今すぐ行動しないと、非常に危険な状況に立たされているということです。

 

アクション映画の主人公たちは、こうした危機の中、敵と戦います。

 

これにより、「次はどうなるんだろう」とハラハラドキドキさせる状況を作っている訳です。

 

 

 

魅力的なアクション映画では「差し迫った危機」はすぐに解決できない

 

差し迫った危機は、すぐに解決できません。

 

なぜなら、差し迫った危機を解決しようとする主人公たちの前に邪魔が入るためです。

 

例えば、以下の通りです。

 

・今にも爆発しそうな爆弾を解除しようとする主人公

⇒爆弾を解除しようとする主人公の足を掴んで離さない爆弾犯

 

・今にも墜落しそうな飛行機を何とか操縦しようとする主人公

⇒倒したはずのハイジャック犯が主人公たちに襲い掛かって来る

 

このように、差し迫った危機は、簡単には解決できません。

 

簡単に解決しないからこそ、ハラハラドキドキが高まる訳です。

 

刻一刻と進んでいく爆弾のタイマーを目の前にしながらも、邪魔者と戦わなければならないからこそ、ハラハラドキドキしていきます。

 

 

アクションシーンの描き方②:失敗の代償を提示

 

アクション映画の主人公たちは、差し迫った危機を解決するために、奔走します。

 

しかし、もし、差し迫った危機を解決できなかった場合、失敗の代償は大きいものになります。

 

失敗の代償とは、以下の通りです。

 

  1. 地球が滅亡してしまう
  2. 市街に壊滅的な破壊がもたらされてしまう
  3. 乗客全員の命が奪われてしまう

 

尚、失敗の代償が大きくなれば大きくなるほど、ハラハラドキドキも高まります。

 

映画『フライトゲーム』では、飛行機に隠された爆弾解除を進めつつ、テロリストと戦っていました。

 

もし、主人公がテロリストに負ければ、乗客全員の命は助からないことは明白です。

 

失敗の代償がイメージできるからこそ、ハラハラドキドキしていく訳です。

 

尚、物語の書き方について興味がある方は、以下書籍が参考になるかと思います。

 

▼本書の特徴

・具体的な台詞の書き方について書かれている

・キャラクターの感情を中心に物事を描く方法について解説されている

 

 

 

バトルシーンを作る際は「差し迫った危機」と「失敗の代償」を提示しよう

 

小説・漫画・ゲームにおけるバトルシーンを描く際は、下記の要素を配置してみてください。

 

  1. 差し迫った危機(今にも爆発しそうな爆弾)
  2. 失敗の代償(乗客全員の命が奪われてしまう)

 

悪の親玉を見つけて、ただ単に戦って倒すより、「差し迫った危機に対処しつつ、悪の親玉と戦う」方がよりスリリングな状況になるかと思います。

 

尚、キャラクターの作り方について興味がある方は、以下記事を見てみてください。

 

 

 

参考書籍

▼本書の特徴

・具体的な台詞の書き方について書かれている

・キャラクターの感情を中心に物事を描く方法について解説されている