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ホラーゲームにおける魅力的な演出の特徴5選

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ホラーゲームにおける魅力的な演出の特徴5選~なぜ怖いのか、それは演出によるもの~
概要:ホラーゲームにおける魅力的な演出の特徴について一挙紹介!

 

 

 

 

特徴1:見えない恐怖

 

ホラーゲームでは、しばしば、見えない恐怖が演出されています。

 

見えない恐怖とは、文字通り見えないことによる恐怖です。

 

ホラーゲームにおける見えない恐怖の演出としては、以下の通りです。

 

  1. 消えかけた灯り
  2. 迷路のように入り組んだ洋館
  3. 姿はないのに聞こえてくる足音
  4. 窓辺・壁にゆらめく影
  5. 先が見えない森藪

 

ホラーゲームでは、大体、こうした見えない恐怖が演出されています。

 

これにより、「先に進むのが怖い」という体験を作っています。

 

『バイオハザード』は、見えない恐怖の演出が非常に上手い作品だと思います。

 

 

尚、ホラー作品の作り方について興味がある方は、以下記事も見てみてください。


 

 

特徴2:静と動

 

ホラーゲームでは、しばしば、「静」と「動」による緩急が見られます。

 

例えば、以下の通りです。

 

【動】ゾンビに追いかけられて、ある洋館に辿り着く

【静】あまりに静か過ぎる不気味な洋館の中を探索する

 

上記の演出は、『バイオハザード1』にて見られた演出手法です。

 

これにより、よりいっそう怖さを演出していました。

 

 

 

特徴3:普通ではない恐怖

 

ホラーゲームに登場するクリーチャーは、当然、普通ではありません。

 

しかし、このクリーチャーの異様ぶりは、演出によって強く表現しなければなりません。

 

例えば、以下の通りです。

 

  1. 人間の見た目をしているのに人間の肉を食べている
  2. 弾丸をぶち込んでも死なない
  3. 身体が半分になっても這いつくばって襲い掛かってくる

 

実際、『バイオハザード』では、地面に座り込む人間らしき者が振り返ると、人間の肉を食べていたという演出が見られます。

 

これにより、「ゾンビは普通ではない」という印象を与えていました。

 

尚、怖い演出を観たい方は、以下記事を見てみてください。

 

 

 

特徴4:あるかどうか定かではない不気味さ

 

ホラーゲームには、必ずしもクリーチャーが登場する訳ではありません。

 

むしろクリーチャーとして実体を出せないことによって、不気味さを演出をすることがあります。

 

例えば、以下の通りです。

 

  1. 嘘か本当か分からない都市伝説の存在
  2. 出ると噂される事故物件・事故現場

 

こうした演出は、怖いというよりは、不気味さを演出するのに役立ちます。

 

都市伝説を題材にしたゲーム『流行り神』シリーズは、 あるかどうか定かではない都市伝説の真相を探ることによって、終始不気味な雰囲気を作っています。

 

都市伝説が好きな方は、ぜひプレイしてみてください。

 

 

特徴5:分かりやすい痛み

 

ホラーゲームでは、しばしば、流血表現が使用されます。

 

しかし、流血表現と言っても、銃で撃たれるではあまり怖くないと思います。

 

なぜなら、イマイチ直感的に痛みをイメージし辛いためです。

 

怖さを演出するためには、直感的に痛みをイメージしやすいものの方が良いと思います。

 

例えば、以下の通りです。

 

  1. ゾンビまたはゾンビ犬に噛まれる
  2. 針の山に落とされる

 

「噛まれる」も「針」も直観的に痛みがイメージしやすいと思います。

 

なぜなら、日常生活の中で体験したことがあるためです。

 

そのため、具体的に恐怖をイメージしやすくなります。

 

 

まとめ

 

ホラーゲームにおける魅力的な演出は、以下の通りでした。

 

  1. 見えない恐怖
  2. 静と動
  3. 普通ではない恐怖
  4. あるかどうか定かではない不気味さ
  5. 分かりやすい痛み

 

尚、ホラーゲームにおけるカメラ演出は大事ですので、カメラワークについて興味がある方は以下書籍がオススメです。

 

▼本書の特徴

・ゲームにも活用できる画面構成について学べる

・実際の映画のシーンを見ながら演出について学べる