概要:現役ゲームクリエイターの視点から「ゲームクリエイターの将来性」について一挙紹介!
プロフィール:わたなべ りょう
▼略歴
・明治大学政治経済学部卒
・株式会社カプコンに4年半勤務
・ゲームプランナー/アクションプランナー
・フリーランスとして独立
・特技は「テコンドー」「カポエイラ」
▼制作実績
・モンスターハンター ライズ
・モンスターハンター エクスプロア
・小説「LANCASTER《ランカスター》」
ゲームクリエイターは安定して働けるのか?
結論から言えば、今後もゲームクリエイターの需要は増えていくと思っています。
理由としては、以下の通りです。
世界のゲームコンテンツ市場の合計売上の推移
2018年:13兆1774億円
2019年:15兆6898億円
2020年:18兆3758億円(見通し)
参考文献:「ファミ通ゲーム白書2020」「グローバルゲームマーケットレポート2020」
年平均10%以上の成長率になっていることが分かるかと思います。
年平均10%以上の成長率は、かなり凄いですよ。
比較対象として、そのほかの業界の年平均成長率についても調べてみました。
2020年国内産業の年平均成長率
コンビニ業界:6.9%
旅行業界:6.5%
ファーストフード業界:5.9%
参考サイト:業界動向 SEARCH.COM
とりあえず身近な業界の年平均成長率について調べてみたところ、およそ5%程度でした。
そのほかの業界の成長率と比べても、ゲーム業界の成長率は高い方だと言えるかと思います。
市場が拡大しているということは、それだけゲームクリエイターの需要が増えていくということです。
そのため、今後もゲームクリエイターの仕事は持続的だと言えるかと思います。
関連記事:【実話】ゲーム業界は年収が低いのか【結論:大手は高給】
ただ、ゲームクリエイターは一社で安定して働くというより転職前提
ゲーム業界は、基本的に流動性の高い業界となります。
簡単に言えば、転職が多い業界っていうことです。
転職が多い理由としては、以下の通りです。
①新しいゲームを作るため
②年収を上げるため
③労働環境を変えるため
基本的にはこんな感じです。
ぶっちゃけ、ある程度の開発実績を作ってしまえば、別のゲーム会社に行きやすいですよ。
そのため、ゲーム業界では、転職はわりと一般的です。
尚、転職を検討している方は、以下の記事も読んでみてください。
もちろん、 一つのゲーム会社にずっと居続けることもできる
一つの会社が好きで長年勤続している方も多くいるので、必ずしも転職しなければならない訳ではありません。
転職は、あくまで自分の意志です。
ゲームクリエイターの求人は多い
フリーランスのゲームプランナーとして働いている立場から言えば、ゲームクリエイターの求人は非常に多いと実感しています。
開発現場は基本的に慢性的に人材不足になっているため、実状として、開発経験者の求人はかなり多いです。
実際、ありがたいことに、様々なゲーム会社からオファーを貰っている感じです。
関連記事:【本音】フリーランスのゲームクリエイターという働き方
但し、商業ゲーム開発経験がないと転職は厳しい
「転職」または「フリーランスのゲームクリエイターへ転向」する場合、ある程度の商業ゲームの開発実績がないと難しいです。
なぜなら、「商業ゲームの開発経験3年以上~」といった応募条件になっていることが多いためです。
逆に言えば、商業ゲームの制作経験者であれば、求人は非常に多いので転職しやすいと思います。
また、フリーランスに転向して、ゲーム開発の案件を獲得することも可能だと思います。
関連記事:【実体験】ゲーム業界って転職は難しい?←経歴次第です
ちなみに昔よりゲーム会社に入社しやすくなっている
自分が就職活動をしていた頃は、ゲーム会社と言えば、家庭用ゲームソフトの会社ぐらいしかなかった印象です。
しかし、今ではゲームの形態もたくさん増えました。
例えば、以下の通りです。
・家庭用ゲーム
・スマホゲーム
・筐体
・VR/AR
・メタバース
そのため、以前よりはだいぶゲーム業界に入りやすくなっていると思います。
結論:ゲームクリエイターは安定的に働けると思う
最後にまとめです。
ゲームクリエイターの需要は、今後も増えていくと思っています。
理由としては、以下の通りです。
・ゲーム業界は年平均成長率10%以上の成長産業となるため
・開発現場は基本的に人材不足が続いているため
少なくとも、ゲーム業界が発展している間は仕事に困ることはないかと思います。
将来的にゲームクリエイターをめざしている方へ
ゲームクリエイターとしての制作スキルを身に付けたい方は、専門学校で勉強しておくと良いですよ。
ゲームプランナー/デザイナー/プログラマーなど業務に必要となる知識について実践的に学べるので。
アミューズメントメディア総合学院 は、ゲーム業界でも卒業生の方が多いので、進路先の候補として良いかなと思います。
興味がある方は、説明会の予約または資料請求をして、学費/学科/カリキュラムについて調べておくとイイと思います。