概要:現役ゲームプランナーの実体験から「ゲーム会社のWebテストの実態」について紹介!
プロフィール:わたなべ りょう
▼略歴
・明治大学政治経済学部卒
・株式会社カプコンに4年半勤務
・ゲームプランナー/アクションプランナー
・フリーランスとして独立
・特技は「テコンドー」「カポエイラ」
▼制作実績
・モンスターハンター ライズ
・モンスターハンター エクスプロア
・小説「LANCASTER《ランカスター》」
ぶっちゃけ、ゲーム会社のWebテスト対策は不要
理由としては、3つです。
①テスト内容が簡単
②高得点を取る必要がない
③ポートフォリオの方が大事
実体験から言えば、こんな感じですね。
1個ずつ解説します。
尚、ゲーム業界における就活方法について興味がある方は、以下の記事も読んでみてください。
ゲーム会社のWebテストはわりと簡単
実際にテストを受けたリアルな感想としては、以下の通りです。
ゲーム会社のWebテストは、高校生程度の知識があれば大丈夫だと思います。難しい問題は、あまり出てこないので。例えば、こんな感じですね。
— わたなべ りょう@GamePlanner (@Studio_Creeat) July 25, 2021
・Look() at the sky
()に入るものは次4つの内どれか
up、on、in、for
英語が苦手でも「国語」「数学」で点が取れるので、そこまで心配ないかと。
ゲーム会社のWebテストは、高校生程度の知識があれば大丈夫だと思います。難しい問題は、あまり出てこないので。例えば、こんな感じですね。
・Look() at the sky
()に入るものは次4つの内どれか
up、on、in、for
英語が苦手でも「国語」「数学」で点が取れるので、そこまで心配ないかと。
ゲーム会社のWebテストは高校生レベルの知識でOK
主な出題内容は「英語」「数学」「国語」ですね。
例えば、こんな感じです。
・Look() at the sky ()に入るものはどれか
→①up ②on ③in ④for
・3個のサイコロを投げた時に目の和が5になる確率はどれか
→①1/36 ②1/6 ③1/128 ④1/12
・「俯瞰」の意味は次の内どれか
→①上から見渡す ②一点を見る ③目をつむる ④まばたきする
ざっくり言えば、こんな感じのレベルです。
もちろん、難しい問題が出ることもあります。
でも、難しい問題は別に取る必要ないので。
基礎さえ押さえておけばOKです。
不安な人はWebテストの過去問を見ておこう
とはいえ、「ちょっと不安……」ですよね。
分かります。実際、自分もそうだったので。
不安な人は、過去問を1冊しておくとイイですよ。
参考書は『2023最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集』でOKです。
ゲーム会社のWebテストのレベルは、以下書籍程度のレベルだと思います。
ゲーム会社のWebテストは高得点を取る必要がない
なぜなら、受験ではないからですね。
学校のように上から順にテスト成績がイイ人が採用されるとかではないので。
あくまで足きりです。平均点さえ取ればOKです。
ゲーム会社のWebテストで平均点を取るコツ
具体的には、以下の通りです。
・簡単な基礎問題は確実に取る
・難しい問題は、時間の無駄なのでスルーする
自分が意識したのは、この二つですね。
ゲーム会社のWebテストは落ちたことがないので、確度は高いと思っています。
ぶっちゃけ、これで平均点は取れるはずです。
大事なことなので、もういちど貼っておきます
ゲーム会社のWebテストは、これを意識してください。
・簡単な基礎問題は確実に取る
・難しい問題は、時間の無駄なのでスルーする
これで平均点は取れるはずです。
大丈夫です。
受験ではないので。基礎さえ押さえておけば、落とされないはずです。
ゲーム会社は「Webテスト」より「ポートフォリオ」の方が大事
採用試験では、基本的に「Webテスト」と一緒に「作品提出」が求められます。
作品提出とは、以下の通りです。
ゲームプランナー志望:企画書を提出する
プログラマー志望:コードを提出する
デザイナー志望:課題デザインorポートフォリオを提出する
サウンド志望:課題サウンドorポートフォリオを提出する
テストの点数だけではなくポートフォリオも見て判断する
ぶっちゃけ、テストの点数が悪いから落ちるってことはないかなと。
実際、ゲームプランナー志望者の企画書の内容が良ければ、選考を通していたので。
テストの点数は、あくまで参考程度ですね。
テストの点数だけで決める訳ではない
テストが不安な人もいると思うので、もういちど言っておきます。
テストの点数は、あくまで参考です。
作品提出/ポートフォリオ提出がある場合は、作品も見て判断しているので、そこまでテストの点数を心配する必要はないと思いますよ。
せっかくイイ作品を作れているのに、テストの点数が悪いから機械的に落とすとかはないので。
テストの点数がとびきり低くても、作品が良ければ、じゅうぶん挽回可能です。
尚、ゲームプランナー志望の方は、ぜひ自著も読んでみてください。
ゲーム会社を受けるならWebテストの勉強はそこそこでOK
平均点さえ取れれば、落ちることはないので。
最悪、点数が低くても、作品提出/ポートフォリオ提出で挽回できるので。
それよりポートフォリオの方が大事です
ゲーム会社を受ける場合は、ほぼほぼマストで作品提出/ポートフォリオ提出が求められます。
Webテストに力を入れるより、作品提出/ポートフォリオ提出に力を入れた方が受かりやすいです。
しかも、最終面接まで見られるので、マジで力を入れた方がイイです。
ポートフォリオの中身は、色々と種類があった方がウケがイイと思います。
例えば、イラストレーター志望の場合、「キャラデザ」だけではなく、「武器防具デザイン」「モンスターデザイン」も用意するといった感じです。
キャラデザしかないと、「キャラデザしかできないのかな……」と思われるかもです。
サンプリングは色々とあった方が評価しやすいので、できるだけ用意した方がイイですね。
企画書も1枚しかないより、複数枚があった方が評価しやすいので。
尚、企画の立て方について勉強したい方は『ゲームプランナー入門』を見ればOKです。
ゲーム会社のWebテスト対策のコツ【まとめ】
最後にまとめです。
ゲーム会社のWebテストのコツは、以下の通りです。
・簡単な基礎問題は確実に取る
・難しい問題は、時間の無駄なのでスルーする
今回は、こんな感じで終わりたいと思います。
尚、ゲーム業界にて就職活動をする前に知っておいて欲しいことをまとめた書籍を作ったので、気になる方はぜひ見てください。