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【実体験】ゲーム会社のグループディスカッションのコツ

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【実体験】ゲーム会社のグループディスカッションのコツ

概要:現役ゲームプランナーの視点から「ゲーム会社のグループディスカッションのコツ」について紹介!

 

 

 

プロフィール:わたなべ りょう 

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▼略歴
・明治大学政治経済学部卒

・株式会社カプコンに4年半勤務

・ゲームプランナー/アクションプランナー

・フリーランスとして独立

・特技は「テコンドー」「カポエイラ」

 

▼制作実績

・モンスターハンター ライズ

・モンスターハンター エクスプロア

・小説「LANCASTER《ランカスター》」

 

 

ゲーム会社のグループディスカッションのコツ

 

結論は3つです。 

 

 

 

協調性を示す

 

主体性を示す

 

コミュニケーション能力を示す

 

 

 

実体験から言えば、ここら辺が重要になるかと思います。

 

ちょっと1個ずつ解説していきますね。

 

尚、ゲーム業界の就活対策に興味がある方は、以下の記事も読んでみてください。

 

  

 

 

そもそもグループディスカッションとは

 

具体的には、以下の通りです。

 

 

ゲーム業界の就職試験の一つとして「グループディスカッション」が用意されている会社もあります。

 

グループディスカッションとは、7~8人くらいの就活生が一つのテーブルに集まって、チームとして一つのテーマについて議論して、最終的に一つの結論を出すという試験です。

 

 

ゲーム会社のグループディスカッションの流れ

 

具体的には、以下の通りです。

 

 

 

1チーム7~8人程度のチームに振り分けられる

 

各チームごとにペンと紙が配られる

 

面接官「今から30分間"アクションゲームの面白さ"について議論してください。意見がまとまり次第、紙に結論を書いてください」

 

30分後、各チーム毎に結論を発表する

 

 

 

実体験から言えば、グループディスカッションはこんな感じですね。

 

もちろん、会社によっては微妙に形式が異なるかもです。

 

とはいえ、大枠はこんな感じです。

 

 

 

 

 

グループディスカッションのコツ①:協調性を示す

 

ぶっちゃけ、ゲーム開発は団体戦です。

 

大規模開発の場合、100~300人くらいの開発者がいることも珍しくないです。

 

密に連携を取り合って働かないと、マジで詰みます。

 

マリオのクリボー1つ作るのだって「プランナー」「プログラマー」「デザイナー」「サウンド」など複数の開発者が関わっているので。

 

 

 

だから「協調性」は大事

 

グループディスカッションがなぜ「チーム」で行われているのかを考えれば、分かると思います。

 

個人としての能力を見たいのであれば、個人面接をすればいいだけなので。

 

グループディスカッションの意図は「チームとしてやっていけるかどうかを見極めたい」だと考えています。

 

 

 

グループディスカッションは相手の話を遮らなければOK

 

 

 

協調性って言っても、難しいですよね。

 

でも、ぶっちゃけ、相手の話を遮らずにちゃんと聞くだけでイイと思いますよ。

 

爪跡を残そうとして自分の意見ばかり言うのはNGです。

 

 

実際の開発現場でも「プランナー」「プログラマー」「デザイナー」「サウンド」など専門の方から意見を貰って進めることが超重要なので。

 

 

 

うまく会話に入れていない方がいれば、気にかけて声を掛けてあげるくらいでイイと思いますよ。

 

「〇〇さんはどう思いますか?」といった感じですね。

 

全員が自分から意見を切り出すことが得意っていう訳でもないので。

 

 

 

グループディスカッションのコツ②:主体性を示す

 

主体性とは、チームのためにどのように貢献できるかを考えて動くということだと思います。

 

具体的には、以下の通りです。 

 

 

 

・議論に参加する

 

・議事録をまとめる

 

・発表レポートをまとめる

 

・チームを代表してプレゼンする

 

 

 

グループディスカッションにおける主体性は、大体こんな感じだと思います。

 

チームのために何をすればいいかを考えて動ければOKです。

 

くれぐれも自分をよく見せる場ではないので注意してくださいね。

 

個を売り出していくタイミングは「面接」フェーズにあるので。

 

 

関連記事:【現役開発者が教える】ゲーム業界の面接対策【超実践的です】

関連記事:【実体験】リアルに語る「ゲーム業界の最終面接」

 

 

 

 

グループディスカッションのコツ③:コミュニケーション能力を示す

 

具体的には、以下の通りです。

 

 

コミュニケーション能力ってよく使われる言葉だけれど、けっこう曖昧漠然とした言葉だと思います。

 

現場レベルで言えば、「〇〇ってどう思いますか?」と聞かれた際に「自分はこう思いますね」といった具合に、ちゃんとキャッチボールできていれば、問題ないかなと。

 

 

簡単そうに見えるけど就職試験の場だと難しい

 

  • 「〇〇ってどう思いますか?」
  • 「自分はこう思います」

 

これって簡単そうに見えると思います。

 

でも、就職試験の場だと、緊張していたり良い所を見せようとしたりして、意外にできていない人が多い印象です。

 

実際、就活をしていた頃は自分もそんな感じでした。

 

 

 

相手の意見をちゃんと聞く→自分の意見を返すでOK

 

 

コミュ力って、そういうことかなって思っています。

 

少なくとも、開発現場では、意見を聞いて意見を出しての繰り返しで回っていますよ。

 

「雑談が得意」とか「面白い話ができる」とかそういうことではないので。

 

 

 

慣れていない学生は練習しておこう

 

面接・グループディスカッションに慣れていない学生は、就活サービスを使って、模擬練習しておくとイイですよ。

 

アドバイザーに相談すれば、無料で相談にのってくれるので。

 

有名所で言えば、【キャリアチケット】 ですね。

 

本命の会社のグループディスカッションに行く前に練習しておくとイイと思います。

 

 

 

まとめ

 

グループディスカッションは、いま見てもらったように、そんなに難しいものではないですよ。

 

最後にもう一度コツをまとめておきますね。

 

 

 

①協調性を示す

 

②主体性を示す

 

③コミュニケーション能力を示す

 

 

大体こんな感じですね。

 

グループディスカッションについては1回も落ちたことはなかったので、確度は高いと思います。

 

上記を意識して立ち回れば、少なくともマイナス評価になることはないかと思います。

 

 

尚、ゲーム業界にて就職活動をする前に知っておいて欲しいことをまとめた書籍を作ったので、学生の方はぜひ見てください。