概要:現役ゲームプランナーの視点から「ゲームプランナーに向いている人の特徴」について紹介!
プロフィール:わたなべ りょう
▼略歴
・明治大学政治経済学部卒
・株式会社カプコンに4年半勤務
・ゲームプランナー/アクションプランナー
・フリーランスとして独立
・特技は「テコンドー」「カポエイラ」
▼制作実績
・モンスターハンター ライズ
・モンスターハンター エクスプロア
・小説「LANCASTER《ランカスター》」
ゲームプランナーに向いている人の特徴
ぶっちゃけ、こんな人はゲームプランナーに向いているかと思います。
①企画/提案が好き
②考えることが好き
③ひとりでコツコツ作業することが好き
こんな感じですね。
新卒からずっとゲームプランナーとして働いてきているので、ある程度は確度は高いかなと思います。
ちょっと1個ずつ解説しますね。
企画/提案が好きな人はゲームプランナーに向いている
具体的には、以下の通りです。
企画/提案が好きな人は、ゲームプランナーに向いていると思いますよ。例えば、こんな感じですね。
— わたなべ りょう@GamePlanner (@Studio_Creeat) August 5, 2021
・旅行の計画を立てることが好き
・飲み会の計画を立てることが好き
・遊びの計画を立てることが好き
実際、自分の場合、学生の頃から飲み会の計画を立てて、一緒に遊びに行くとかしていましたね。
企画/提案が好きな人は、ゲームプランナーに向いていると思いますよ。例えば、こんな感じですね。
・旅行の計画を立てることが好き
・飲み会の計画を立てることが好き
・遊びの計画を立てることが好き
実際、自分の場合、学生の頃から飲み会の計画を立てて、一緒に遊びに行くとかしていましたね。
ゲームプランナーの仕事の内2~3割は「企画/提案」
ぶっちゃけ、それくらい「企画/提案」をすることが多いです。
でも、一体どんなことをしているのか、よく分からないですよね。
分かりやすく言うと、こんな感じです。
■アクションゲームの新モンスターの企画をする場合
ディレクター「水系のボスモンスターを作ってくれない?」
ゲームプランナー「了解です」
1週間後
ゲームプランナー「企画書を作りました。A、B、Cどのモンスターでいきましょうか?」
ディレクター「Aが良さそうだね。Aで進めて」
ざっくり言えば、こんな感じですね。
このように、ゲーム内のありとあらゆる実装物はゲームプランナーが企画/提案することによって、実装されています。
アイテム一つとってもゲームプランナーの企画/提案が必要になる感じです。
なぜ企画/提案が必要なのか?
1本のゲームを作るためには、次々に様々な実装物を入れる必要があるためです。
専門的に企画を立てる職種がいなければ、とてもじゃないけれど、間に合わないです。
大型ゲームの場合は、さらに凄まじい物量になりますよ。
とはいえ、 慣れてないと企画を通すのは難しい
単純にネタを出せばいいわけではないです。
世界観/実装コスト/需要など諸々の条件を考えて企画する必要があるので、けっこう大変ですね。
将来的にゲームプランナーをめざしている方は、専門学校のゲームプランナー学科で勉強しておくとイイと思いますよ。
アミューズメントメディア総合学院 は業界内でも卒業生が多いので、安心して入学できる学校だと思います。
考えることが好きならゲームプランナーに向いている
ゲームプランナーは、KPIと呼ばれるデータを分析する必要があります。
KPIとは、簡単に言えば、こんな感じです。
格闘ゲームのKPIの場合
・どのキャラクターがどれくらい使われているか
・各キャラクターの勝敗率
ざっくりこんな感じですね。
日々のデータを分析して、調整していきます。
例えば、スマブラで言えば、「ピカチューとピーチ姫の勝率が高いから下方調整を入れる」といった具合です。
ほとんどのゲームでは、このように、データを分析しながら調整しています。
データを読み解くのは難しい
簡単に言っているけれど、実際に目にするデータ量は膨大になります。
膨大なデータから問題を見つけて修正するのは、けっこう骨が折れます。
でも、考えることが好きな人には、おもしろいと思いますよ。
ひとり作業が好きな人はゲームプランナーに向いている
具体的には、以下の通りです。
ゲームプランナーって言うと、常に忙しく動き回って、提案したり相談したりしているイメージがあると思います。確かに、そういった面もあります。
— わたなべ りょう@GamePlanner (@Studio_Creeat) August 5, 2021
でも、意外とひとりでコツコツと作業をしている時間も多いですよ。資料を書いたり調整したりとかですね。
ゲームプランナーって言うと、常に忙しく動き回って、提案したり相談したりしているイメージがあると思います。確かに、そういった面もあります。
でも、意外とひとりでコツコツと作業をしている時間も多いですよ。資料を書いたり調整したりとかですね。
ゲームプランナーは意外に一人の時間が多い
体感的に言えば、一日の仕事の内、6割くらいですかね。
ひとりで淡々と資料を書いたり調整したりしています。
リモートワークの現場では、相談・共有もチャットですよ。
実装フェーズになると相談・共有が多くなる
ゲーム開発は、ざっくり言えば、以下4つのフェーズに分けられます。
- 企画書フェーズ
- 仕様書フェーズ
- 実装フェーズ
- 調整フェーズ
忙しく動き回って相談するのは、実装フェーズですね。
実装フェーズとは、ゲームの中に実装物を入れるターンのことです。
マリオで言えば、ボスキャラ「クッパ」を実装するといった感じです。
一つでも当てはまればゲームプランナーに向いている
新卒からずっとゲームプランナーをしている立場としては、そう思います。
どれか一個でも当てはまれば、けっこう楽しい仕事だと思いますよ。
最後にもういちど特徴をまとめておきますね。
ゲームプランナーに向いている人の特徴
①企画/提案が好き
②考えることが好き
③ひとりでコツコツ作業することが好き
大体こんな感じです。
今回はこんな感じで終わりたいと思います。
尚、ゲーム業界にて就職活動をする前に知っておいて欲しいことをまとめた書籍を作ったので、学生の方はぜひ見てください。
ゲームプランナーに転職したい方へ
もしゲームプランナーに転職したい方は、一度【マイナビクリエイター】 にて、エージェントの方に相談してみるとイイですよ。
ゲーム業界の転職に特化したサービスなので、仕事が見つかりやすいので。
Web業界・IT業界などゲーム業界にわりと近い業界であれば、ゲームプランナーに転職してくる方は普通にいるので、特に心配する必要はないかなと思います。
また、中小のゲーム会社であれば、未経験可も募集しているので、相談してみる価値はあるかなと思います。