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【解説】ゲームの解像度とは【ピクセルとドットの意味】

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【解説】ゲームの解像度とは【ピクセルとドットの意味】
概要:現役ゲームプランナーの視点から「ゲームの解像度(ピクセル/ドット)」について紹介!

 

 

 

プロフィール:わたなべ りょう 

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▼略歴
・明治大学政治経済学部卒

・株式会社カプコンに4年半勤務

・ゲームプランナー/アクションプランナー

・フリーランスとして独立

・特技は「テコンドー」「カポエイラ」

 

▼制作実績

・モンスターハンター ライズ

・モンスターハンター エクスプロア

・小説「LANCASTER《ランカスター》」

 

 

ゲームにおける解像度の意味

 

画像を構成する色情報の最小単位の密度を示した数値のことです。

 

イメージとしては、以下の通りです。

 

 

全ての画像は、色情報の点の集合体によって構成されています。

 

当然、色情報が多ければ多いほど、綺麗で鮮やかに見えます。

 

すなわち、解像度とは、一画面にどれくらいの色情報が詰まっているのかについて示した数値と言えます。

 

 

 

ここでは、一旦「ピクセル」「ドット」といったムズかしい専門用語はあえて使いません。

 

とりあえず、こう覚えてください。

 

解像度=一画面にどれくらいの色情報が詰まっているのかについて示した数値

 

 

 

 

 

ゲームにおけるドットとピクセルの違い

ゲームにおけるドットとピクセルの違い

 

ゲームにおけるドットの意味

 

ゲーム業界では、「ドット」という用語が使われます。ドットとは、モニターにおける光の強弱を示した最小単位のことです。最大の特徴は、光の強弱しか表現できない点です。モニターがカラーで映し出されるのは、あくまで液晶内部に存在する赤青緑フィルターに光源を当てているだけに過ぎないです。

 

上記画像の通りです。

 

1ドットは、色情報の最小単位(赤・青・緑1セット)の中の1点に過ぎないです。

 

つまり、3ドット=1つの色情報となります。

 

 

 

ゲームにおけるピクセルの意味

 

 

ピクセルとは、色を表現するための最小単位です。赤・青・緑1セット=1ピクセルといった感じです。1ピクセルでようやく1個の色を表現できるようになります。

 

ドットで1個の色を表現する場合は、3ドット必要になる感じです。

 

ドットとピクセルの違いは、こんな感じですね。

 

 

ゲームにおけるドットとピクセルの使い分け

 

もう一度、簡単にまとめておきますね。

 

【解説】ゲームの解像度とは【ピクセルとドットの意味】

 

 

 

 

・1ドット=色情報の最小単位(赤・青・緑1セット)の中の1点。無色光源

 

・1ピクセル=色情報の最小単位(赤・青・緑1セット)。すなわち、カラー

 

 

 

これさえ抑えておけば、基礎知識としてはOKです。

 

最後に「解像度」について説明しておきますね。

 

 

 

  

ゲームの解像度とは【フルHDで解説する】

 

ここまで読んでもらえれば、解像度の意味はもう分かったと思います。

 

フルHD=1920×1080ピクセルです。

 

つまり、フルHDの映像は1920×1080ピクセル(1ピクセル=赤・青・緑1セット)にて構成されているということです。

 

 

 

ピクセルをドットに換算すると

 

ドットは、1ピクセル(赤・青・緑1セット)の中の1点の色情報に過ぎないです。

つまり、ピクセルの数×3倍ということですね。

 

フルHD:1920×1080ピクセル=5760×3249ドットになります。

 

 

 

解像度は基本的にピクセルで表示されることが多いですね。

 

家電量販店におけるテレビの解像度の説明文も「フルHD(1920×1080ピクセル)」といった表示になっているはずです。

 

 

 

 

ゲームの解像度は上げれば上げるほど綺麗

 

例えば、「Wii」と「NintendoSwitch」です。

 

どっちの映像の方が綺麗に見えると思いますか?

 

スペックは、以下の通りです。

 

 

 

Wii:720×480ピクセル

 

NintendoSwitch:1920×1080ピクセル

 

 

 

当然、NintendoSwitchですよね。

 

理由は、先ほど説明した通りです。

 

映像における色情報の数が圧倒的に多いからですね。

 

 

逆に言えば、ファミコンみたいに256×224ピクセルといった低解像度になると、ジャギって荒く見える感じです。

 

 

 

もちろん、モニターの解像度も上げる必要あり

 

フルHD(1920×1080ピクセル)対応のゲームを買っても、モニターの解像度がフルHD以下であれば×です。

 

フルHDで描画されないです。

 

フルHD対応のモニターにする必要がある感じです。

 

 

 

「解像度」「ピクセル」「ドット」の意味をまとめる

 

最後にもう一度まとめておきますね。

 

 

 

・1ドット=色情報の最小単位(赤・青・緑1セット)の中の1点。無色光源

 

・1ピクセル=色情報の最小単位(赤・青・緑1セット)。すなわち、カラー

 

・解像度=一画面にどれくらいの色情報が詰まっているのかについて示した数値(ピクセルorドット)

 

 

 

解像度の基本知識は、以上です。

 

これくらい分かっていれば、OKです。

 

 

ゲームの作り方について更に勉強したい方へ

 

ゲームの作り方について興味がある人は、コレを読んでおくとイイですよ。

 

基本的な考え方が載っているので、けっこう役に立つかなと。

 

 

 

 

 

もし、参考書を見ても分からない場合は、TechAcademy 無料体験 で勉強するのもありですね。

 

ゲーム開発コースがあるので、基礎だけ教えてもらえば、参考書の理解も捗るかと思います。

 

 

今回はこんな感じで終わりたいと思います。