概要:現役ゲームプランナーの視点から「アクションゲームにおける反射神経の必要性」について紹介!
プロフィール:わたなべ りょう
▼略歴
・明治大学政治経済学部卒
・株式会社カプコンに4年半勤務
・ゲームプランナー/アクションプランナー
・フリーランスとして独立
・特技は「テコンドー」「カポエイラ」
▼制作実績
・モンスターハンター ライズ
・モンスターハンター エクスプロア
・小説「LANCASTER《ランカスター》」
アクションゲームに反射神経はいるのか?
アクションゲームは、2種類のタイプに分けられると思います。
— わたなべ りょう@GamePlanner (@Studio_Creeat) September 12, 2021
・反射神経が求められるタイプ
・反射神経はあまり必要とされないタイプ
反射神経を求められるほど、アクションの難度も高くなっていきます。一方、反射神経がそこまで必要なければなるほど、アクションの難度も低くなっていきます。
アクションゲームは、2種類のタイプに分けられると思います。
・反射神経が求められるタイプ
・反射神経はあまり必要とされないタイプ
反射神経を求められるほど、アクションの難度も高くなっていきます。一方、反射神経がそこまで必要なければなるほど、アクションの難度も低くなっていきます。
高難度のアクションゲームは反射神経が必要になる
例えば、以下の通りです。
・デモンズソウル
・ダークソウル
・隻狼
・仁王
上記ゲームは、反射神経がシビアに求められるゲームだと思います。
敵の予兆を観察して、瞬間的に次の立ち回りを考えなければならないゲームデザインになっているからです。
判断ミス=死に直結するため、反射神経が大事になってきます。
パリィも難易度が高いゲームだから入れられる
ダークソウルには「パリィ」と呼ばれるアクションがあります。
敵の攻撃が来た瞬間に特定のボタンを押すことで、敵の攻撃を弾いて大ダメージを与えるアクションです。
パリィの受付時間は短いため、反射神経がかなり求められるアクションになっています。
こういったアクションが入れられるのは、難易度が高いゲームだからですね。
難易度が低いアクションゲームはそこまで反射神経は必要ない
例えば、以下の通りです。
・ポチポチとボタン入力することでお手軽にバサッバサッと敵を倒せる
・敵に攻撃されても基本的に即死することはない
・アクション全般のテンポ感がゆっくり目
こういったゲームデザインの場合、反射神経はそこまで必要ないですね。
逆に言うと、反射神経を要求するようなアクションを入れてしまうと、ゲームデザインに合わない感じです。
アクションゲームにおける反射神経と難易度
最後にもう一度まとめておきますね。
・反射神経が必要=アクションの難易度も高くなる
・反射神経はあまり必要ない=アクションの難易度も低くなる
・どれくらい反射神経を要求するかはゲームデザイン次第
ゲーム開発に興味がある人へ
これからゲームを作ろうと思っている方は、Unity2020入門もしくはUnreal Engine 4で極めるゲーム開発を読んでおくとイイと思います。
開発現場では、基本的に「Unity」もしくは「Unreal」と呼ばれるゲームエンジンを使っているので、勉強しておくと役に立ちますよ。
今回はこんな感じで終わりたいと思います。