クリエイター生活!

現役ゲームクリエイターの視点から「クリエイターの生活/仕事」 について毎日発信中!

【開発者視点】アクションゲームにおけるカメラ演出の重要性

本サイトではアフィリエイト広告を利用しております。

【開発者視点】アクションゲームにおけるカメラ演出の重要性

概要:現役ゲームプランナーの視点から「アクションゲームにおけるカメラ演出の重要性」について紹介! 

 

 

 

プロフィール:わたなべ りょう 

f:id:Toaru-GameDesigner:20201026214250p:plain

 

▼略歴
・明治大学政治経済学部卒

・株式会社カプコンに4年半勤務

・ゲームプランナー/アクションプランナー

・フリーランスとして独立

・特技は「テコンドー」「カポエイラ」

 

▼制作実績

・モンスターハンター ライズ

・モンスターハンター エクスプロア

・小説「LANCASTER《ランカスター》」

 

 

 

アクションゲームにおけるカメラワークの重要性

 

 

アクションゲームでは"アクションとカメラ演出"は密接な関係です。カメラ演出がよければ、アクションも気持ちよくなります。例えば、重たい一撃を放った際に微妙にカメラを揺らすことで、打撃感を強くするといった感じですね。アクションゲームでは、こんな感じのカメラ演出を付けている感じですね。

 

 

 

カメラ演出があるとアクションが気持ちよくなる

 

具体的には、以下の通りです。

 

引用元:Nintendo 公式チャンネル

 

 

 

動画01:46~02:14を見てください。

 

"致命の一撃"と呼ばれるアクションを行った際、カメラが一瞬ズーム寄りになる演出が入っています。

 

このカメラ演出があることで、敵の身体に深く剣を刺しこむ感触を出しているわけです。

 

 

こうしたカメラ演出は、基本的に自分のようなアクションプランナーが調整して入れている感じですね。

 

ゲームプランナーの仕事の一つです。

 

 

 

アクションゲームにカメラ演出がないとどうなるのか

 

ぶっちゃけ、アクションの気持ち良さが極端に下がる感じです。

 

もちろん、なくても操作感に影響はないです。

 

でも、無機質に見えてしまうので、アクションを出した際の気持ち良さは損なわれてしまいますね。

 

 

 

 

 

全てのアクションにカメラ演出を付けている訳ではない

 

理由は、簡単です。

 

毎回アクションを出す度にカメラが揺れるのは、気持ち悪いからです。

 

常に揺れることになってしまうので、酔いやすくなってしまいます。

 

 

基本的には、「ここぞ」という時にカメラ演出をつける感じですね。

 

メリハリがないと、気持ちよくないので。

 

 

 

アクションゲームにおけるカメラ演出の役割

 

最後にもう一度まとめておきますね。

 

 

 

・カメラ演出があるとアクションも気持ちよくなる

 

・とはいえ、アクションを出す度にカメラ演出はくどい

 

・カメラ演出はここぞという時に入れる

 

・メリハリがあるから気持ちよくなる

 

 

 

 

ゲーム開発に興味がある人へ

 

これからゲームを作ろうと思っている方は、Unity2020入門もしくはUnreal Engine 4で極めるゲーム開発を読んでおくとイイと思います。

 

開発現場では、基本的に「Unity」もしくは「Unreal」と呼ばれるゲームエンジンを使っているので、勉強しておくと役に立ちますよ。

 

 

今回はこんな感じで終わりたいと思います。