概要:現役ゲームプランナーの視点から「アクションゲームにおけるカメラ演出の重要性」について紹介!
プロフィール:わたなべ りょう
▼略歴
・明治大学政治経済学部卒
・株式会社カプコンに4年半勤務
・ゲームプランナー/アクションプランナー
・フリーランスとして独立
・特技は「テコンドー」「カポエイラ」
▼制作実績
・モンスターハンター ライズ
・モンスターハンター エクスプロア
・小説「LANCASTER《ランカスター》」
アクションゲームにおけるカメラワークの重要性
アクションゲームでは"アクションとカメラ演出"は密接な関係です。カメラ演出がよければ、アクションも気持ちよくなります。例えば、重たい一撃を放った際に微妙にカメラを揺らすことで、打撃感を強くするといった感じですね。アクションゲームでは、こんな感じのカメラ演出を付けている感じですね。
— わたなべ りょう@GamePlanner (@Studio_Creeat) September 19, 2021
アクションゲームでは"アクションとカメラ演出"は密接な関係です。カメラ演出がよければ、アクションも気持ちよくなります。例えば、重たい一撃を放った際に微妙にカメラを揺らすことで、打撃感を強くするといった感じですね。アクションゲームでは、こんな感じのカメラ演出を付けている感じですね。
カメラ演出があるとアクションが気持ちよくなる
具体的には、以下の通りです。
引用元:Nintendo 公式チャンネル
動画01:46~02:14を見てください。
"致命の一撃"と呼ばれるアクションを行った際、カメラが一瞬ズーム寄りになる演出が入っています。
このカメラ演出があることで、敵の身体に深く剣を刺しこむ感触を出しているわけです。
こうしたカメラ演出は、基本的に自分のようなアクションプランナーが調整して入れている感じですね。
ゲームプランナーの仕事の一つです。
アクションゲームにカメラ演出がないとどうなるのか
ぶっちゃけ、アクションの気持ち良さが極端に下がる感じです。
もちろん、なくても操作感に影響はないです。
でも、無機質に見えてしまうので、アクションを出した際の気持ち良さは損なわれてしまいますね。
全てのアクションにカメラ演出を付けている訳ではない
理由は、簡単です。
毎回アクションを出す度にカメラが揺れるのは、気持ち悪いからです。
常に揺れることになってしまうので、酔いやすくなってしまいます。
基本的には、「ここぞ」という時にカメラ演出をつける感じですね。
メリハリがないと、気持ちよくないので。
アクションゲームにおけるカメラ演出の役割
最後にもう一度まとめておきますね。
・カメラ演出があるとアクションも気持ちよくなる
・とはいえ、アクションを出す度にカメラ演出はくどい
・カメラ演出はここぞという時に入れる
・メリハリがあるから気持ちよくなる
ゲーム開発に興味がある人へ
これからゲームを作ろうと思っている方は、Unity2020入門もしくはUnreal Engine 4で極めるゲーム開発を読んでおくとイイと思います。
開発現場では、基本的に「Unity」もしくは「Unreal」と呼ばれるゲームエンジンを使っているので、勉強しておくと役に立ちますよ。
今回はこんな感じで終わりたいと思います。