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ほぼ会話文だけの面白い小説3選【会話が面白い】

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ほぼ会話文だけの面白い小説3選【会話が面白い】

概要:「ほぼ会話文からなる面白い小説」について一挙紹介!

 

 

会話文だけからなるキャラ小説のメリットデメリット

 

メリット

  1. テンポがイイ
  2. キャラ同士の掛け合いが中心になる
  3. 地の文が省ける

 

✅デメリット

  1. 細かい風景描写が難しい
  2. 人間の機微が描き辛い

 

 

ざっくりこんな感じだと思います。

 

会話文だけから成るキャラ小説を書きたい方には今回紹介する小説は参考になるかと思います。

 

もちろん、いち読者として小説を読みたい方にとってもおもしろい一冊になるはずです。

 

 

 

 

 

橙乃 ままれ 『まおゆう魔王勇者』

王道RPGにおけるオーソドックスな対峙---片や、剣と魔法を自在に操つり、一人で一軍にも匹敵すという、勇者。片や、魔界のすべてを統べる、魔王。

 

魔界にそびえる魔王城、その奥深くにある謁見の間。魔王のあまりにもありがちな問いと、勇者のわかりきった答えから、全世界を巻き込んだ魔王と勇者の冒険劇が、いま始まる。

 

本作は全編会話にて繰り広げられるファンタジー小説です。

 

小気味よい会話のラリーからなるので非常にテンポよくサクサク読める作品です。

 

魔王と勇者がタッグを組んで経済改革していく過程がおもしろいです。

 

 

 

 

 

 

小林 泰三『アリス殺し』

 

大学院生・栗栖川亜理は、最近不思議の国に迷い込んだアリスの夢ばかり見ている。ある日ハンプティ・ダンプティが墜落死する夢を見た後大学に行ってみると、玉子という綽名の男が屋上から転げ落ちていた。次に見た夢の中でグリフォンが生牡蠣で窒息死すると、現実でも牡蠣を食べた教授が急死。そして不思議の国では、三月兎と頭のおかしい帽子屋が犯人捜しに乗り出していたが、なんとアリスが最重要容疑者に……。悪夢的メルヘンが彩る驚愕の本格ミステリ!

 

本作はほぼ会話文からなるミステリー小説です。

 

キャラ同士の会話から次から次へと確信に迫っていく様子はテンポが良くて読みやすいです。

 

 

 

 

 

恩田 陸『Q&A』

 

都下郊外の大型商業施設において重大死傷事故が発生した。死者69名、負傷者116名、未だ原因を特定できず――多数の被害者、目撃者が招喚されるが、ことごとく食い違う証言。防犯ビデオに写っていたのは何か? 異臭は? ぬいぐるみを引きずりながら歩く少女の存在は? そもそも、本当に事故なのか? Q&Aだけで進行する著者の真骨頂!

 

本作はタイトル通りQ&A形式にてストーリーが進んでいく珍しい小説になっています。

 

数々の目撃者のQ&Aから事件の真相に迫っていく様子はパズルのピースを集めていくようなおもしろさがあります。

 

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