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ゲームにおけるモンスターデザインのやり方とコツ

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ゲームにおけるモンスターデザインのやり方とコツ

概要:現役ゲームプランナーの視点から「ゲームにおけるモンスターデザインの方法」について紹介! 

 

 

 

プロフィール:わたなべ りょう 

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▼略歴
・明治大学政治経済学部卒

・株式会社カプコンに4年半勤務

・ゲームプランナー/アクションプランナー

・フリーランスとして独立

・特技は「テコンドー」「カポエイラ」

 

▼制作実績

・モンスターハンター ライズ

・モンスターハンター エクスプロア

・小説「LANCASTER《ランカスター》」

 

 

 

ゲームにおけるモンスターデザインの方法

 

 

ゲームにおけるモンスターデザインの方法は、一般的に2種類です。

 

①コンセプトから決めるパターン

②デザインから決めるパターン

 

基本的には「コンセプト」すなわち遊び方を決めてからデザインに移行するパターンが多い印象ですね。

 

もちろん、ゲームだけではなく、漫画・イラスト制作の際にも役立つ考え方だと思います。

 

ちょっと1個ずつ解説しますね。

 

 

方法1:モンスターのコンセプトから決める

 

コンセプトって言うと、難しく聞こえるかもしれないですね。

 

単純に「どんな遊び方をさせたいのか」ということです。

 

例えば、以下の通りです。

 

 

 

・本体を見極める遊びをさせたい

 

・弱点を狙う遊びをさせたい

 

・地形を利用した遊びをさせたい

 

 

 

このように、コンセプトから決めると、デザインしやすくなりますよ。

 

 

本体を見極める遊びをさせたい⇒分身するモンスターにしよう

 

分身しそうなモンスターのデザインってどんな感じだろう。

 

鏡? 細胞分裂? 幻影?

 

じゃあ、こんな感じの見た目にしようか」っていう感じでモンスター制作は進んで行きますね。

 

 

 

 

方法2:デザインからコンセプトを決める

 

先にデザインから出して、その後でモンスターのコンセプトを決めることもあります。

 

例えば、以下の通りです。

 

 

 

・卵を背負った蜘蛛のモンスターデザインが上がる

 

・じゃあ、卵から子蜘蛛を出して戦って来る敵にしよう

 

・卵の部分は弱点にするとおもしろそうだね

 

 

 

こんな感じですね。

 

ただ、デザインからコンセプトを決めることは、ゲーム制作の現場では少ない印象です。

 

基本的には、コンセプトを決めてから、モンスターのデザインに着手して貰います。

 

 

 

 

モンスターのデザインに役立つ本

 

書籍内容

 

【主な内容】

1章 モンスターの基礎知識
西洋のドラゴン/西洋ドラゴンの亜種/東洋のドラゴン/東洋ドラゴンの亜種/女性ベースのモンスター/女性+翼のモンスター/コウモリの羽根を持つモンスター/男性ベースのモンスター/巨人・小人/不死のモンスター/草食獣のモンスター/肉食獣のモンスター/鳥型のモンスター/虫型のモンスター/無機物のモンスター/爬虫類型のモンスター

引用元:Amazon

 

ファンタジー作品に登場するあらゆるモンスターの骨格・爪・翼の構造まで丁寧に図解されているので、参考資料として役に立ちますよ。

 

モンスターのデザインをする方は、持っておいて損はないかと思います。

 

 

 

モンスターのデザインはおもしろい

 

ゲーム制作の現場にてモンスターをデザインする際って、実はゲームに登場していないだけで、いろいろなラフデザインが上がっているんですよ。

 

ゲームに登場しているモンスターは、最終的に残った1案でして。

 

本来はいろいろなラフデザインがあります。

 

 

どれを実装するか話し合っていく過程は、ワクワクしますね。

 

ということで、今回はこんな感じで終わりたいと思います。

 

 

将来的にゲームクリエイターをめざしている方へ

 

ゲームクリエイターとしての制作スキルを身に付けたい方は、専門学校で勉強しておくと良いですよ。

ゲームプランナー/デザイナー/プログラマーなど業務に必要となる知識について実践的に学べるので。

 

アミューズメントメディア総合学院 は、ゲーム業界でも卒業生の方が多いので、進路先の候補として良いかなと思います。

 

 

それでは、今回はこんな感じで終わりたいと思います。