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【実体験】ゲーム業界は転職が多いのか?→結論:多い

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概要:現役ゲームプランナーの立場から「ゲーム業界はなぜ転職が多いのか」について解説! 

 

 

現役ゲームプランナーのわたなべりょうです。


 

ゲームプランナーとしての制作実績は以下の通りです。

 

代表作

・モンスターハンターライズ

・モンスターハンターエクスプロア

プロフィール詳細

 

 

「ゲーム業界って転職多いの?」この疑問に対して現役ゲームプランナーとしてリアルに解説していきたいと思います。

 

 

 

 

ゲーム業界は転職が多いのか?

 

結論から言うと「転職は当たり前」というくらい多いです。

 

実際カプコンにいた頃は別のゲーム会社から転職してきた方もよく見かけましたし、またカプコンから別のゲーム会社に転職する方もよく見かけました。

 

かくいう私もまたカプコンから独立してフリーランスに転向しているくらいですので。

 

もちろん、1社にずっと勤務し続けることもできます。しかし、ゲームクリエイターは基本的にスキルアップして別のゲーム会社に行くという働き方が多いように感じます。

 

 

 

 

ゲーム業界の転職率・離職率はどれくらいか


「東洋経済新報社 就職四季報 2021年版」によれば、各ゲーム会社における3年後の離職率は以下の通りでした。

 

✅ソニー・インタラクティブエンタテイメント  0%

✅任天堂 2.0%

✅バンダイナムコエンタテイメント 15.6%

✅スクウェア・エニックス 27.3%

✅コナミデジタルエンタテイメント 12.0%

✅カプコン NA

出典:東洋経済新報社 就職四季報 2021年版

 

3年後の平均離職率はソニーと任天堂を除けば約18.3%です。つまり、10人中2人は入社してから3年以内に退職する計算です。

 

辞める理由は人それぞれだけれど、やっぱり多いのは「別のゲーム会社に転職するわ」っていう理由ですね。

 

実際、開発現場にいると転職話は身近にけっこうありまして「俺いま〇〇社に行こうと思ってるんだよねー」といった感じの雑談もしょっちゅうです。

 

 

 

 

なぜゲーム業界は転職が多いのか

 

転職理由は人それぞれだけれど、大まかに3種類の理由に大別できると思います。

 

 

 

① 収入を上げるため

 

② 別のゲーム開発に携わるため

 

③ 仕事がキツくなって転職する

 

 

 

もちろん、例外はあると思うけれど、転職理由は大体こんな感じになるはずです。

 

ちょっと一個ずつ解説しますね。

 

 

 

ゲーム業界における転職理由①:収入を上げるため

 

ぶっちゃけ、最大の転職理由はシンプルに「今より収入を上げたい」ということだと思います。

 

つまり、年収400万円より年収500万円の方がいいよねということです。

 

「でも、そんなに簡単に転職できるの?」と思われるかもしれませんが、ゲーム業界は常に人手が足りない感じでして、喉から手が出るほどに実務経験者が欲しいという所が現場の本音です。

 

実際、ゲーム会社では中途採用の募集が年中おこなわれていまして、他社から経験者を引き抜くために都内では採用合戦が激しくなっています。

 

簡単に言えば、「年収700万円出すからウチに来ないか」みたいな話です。

 

そのため、都内では実務経験がそこそこあれば、転職しやすいという事情があります。

 

 

転職するだけで年収がガツンと上がる

 

ゲーム業界の友人と話していると「転職してから年収が上がったぜ!」といった話をチラホラと聞きます。

 

実際、私もカプコンから別のゲーム会社に転職しようとした際、前職よりオファー額が数百万円高かった記憶です。

 

もしいまゲームクリエイターとして働いていて転職に興味がある方は一回相談してみるといいかもです。どれくらいのオファー額になるか分かるので。

 

ゲーム業界の転職サイトは【マイナビクリエイター】 を使っておけばOKです。

 

 

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ゲーム業界における転職理由②:別のゲーム開発に携わるため


「別のゲームを作りたいから転職するわ」という理由もけっこう多いです。

 

例えば、以下の通りです。

 

 

 

・アクションゲームを作りたいからC社に行くわ

 

・RPGゲームを作りたいからS社に行くわ

 

・戦国ゲームを作りたいからK社に行くわ

 

 

 

「え、そんな理由?」って思われるかもしれないけれど、ゲームクリエイターにとってどんなゲームを作るかってけっこう重要でして。

 

興味あるゲームを作れるかどうかって、モチベーションに関わるので。

 

例えば、今まで恋愛ゲームを作ってきた方が会社の方針によっていきなりアクションゲームのプロジェクトに配属されたとして、アクションゲームに興味がなければ仕事を続けるのはやっぱりキツイと思います。

 

だから「作りたいゲームを作るために転職する」っていう理由は意外と合理的だと思います。

 

 

作るゲームでキャリアも変わる

 

思っている以上に「どういうゲームを作るか」というのは重要です。なぜなら、その後のキャリアにも大きな影響があるからです。

 

つまり、どういうゲームを作ってきたかでその後の仕事の幅が変わるということです。

 

例えば、私は今までアクションゲームの開発をおこなってきているので、アクションゲームの開発に関するオファーが多いのですが、こんな感じで今までしてきた仕事によってオファーの内容も変わってきます。

 

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ゲーム業界における転職理由③:仕事がキツくなって転職する

 

職場における人間関係・仕事が嫌になって転職することもままあります。

 

開発現場によっては残業が恒常化していて鬼のように忙しい開発現場もあるので、そういったところで働いていると疲弊して嫌になる気持ちは分かります。

 

また、開発現場によってはギスギスしている所もあって、精神的にキツくなることもあります。

 

正直ムダに消耗するくらいならサクっと転職した方が心身のためだと思います。幸い、ゲーム業界は転職しやすい業界ですので。

 

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【余談】転職せずに一つのゲーム会社に居続けることはできるの?



もちろん可能です。ぶっちゃけ、そういう方もけっこういますよ。

 

基本的には「会社を辞めるか」「今の会社に残るか」というのは自分が選ぶことなので。

 

いきなり「君、クビ」なんてことはないので、そこは安心してください。

 

 

 

ゲーム業界に転職が多い理由

 

最後にまとめです。

 

ゲーム業界は転職が多いどうかで言えば、かなり多い業界だと思います。

 

転職理由はだいたい以下の通りです。

 

 

 

① 収入を上げるため

 

② 別のゲーム開発に携わるため

 

③ 仕事がキツくなって転職する

 

 

 

基本的にはこんな感じです。

 

尚、ゲーム業界に興味がある就活生の方に向けて「ゲーム会社ってこんな感じだよ」という本を作成したので、興味があれば参考にしてみてください。

 

「Kindle Unlimited 1カ月間お試し体験」を利用すれば無料にて読めるので、お試し体験を利用した方がコスパいいかもです。

 

 

ということで、今回はこんな感じで終わりたいと思います。

 

ありがとうございました。