概要：現役ゲームプランナーの立場から「ノベルゲームの演出の仕事」について紹介！
プロフィール：わたなべ りょう
▼略歴
・明治大学政治経済学部卒
・株式会社カプコンに4年半勤務
・ゲームプランナー/アクションプランナー
・フリーランスとして独立
・特技は「テコンドー」「カポエイラ」
▼制作実績
・モンスターハンター ライズ
・モンスターハンター エクスプロア
・小説「LANCASTER《ランカスター》」
そもそもノベルゲームの演出とは
「ノベルゲームの演出」って聞いて、どんな仕事かイメージできますかね？
たぶん、イメージし辛いですよね。
実際、自分もゲーム業界に入るまでは知りませんでした。
ちょっと簡単に説明しますね。
ノベルゲームの演出という仕事
具体的な仕事内容としては、以下の通りです。
① 場面ごとにおけるキャラクターの表情/ポーズ/立ち位置の指定
② 場面ごとにおけるBGM/SEの指定
③ テキストの表示速度/色の指定
④ カメラの指定
ざっくりこんな感じですかね。
カプコンに在籍していた時に少しだけ『大逆転裁判』の演出をさせて貰ったことがあるので、リアリティはあるかなと思います。
ちょっと一個ずつ解説していきますね。
ノベルゲームの演出の仕事①：キャラの表情ポーズ指定
ノベルゲームをプレイしていると、場面ごとにキャラが笑ったり照れたりしますよね？
また、腰に手を置いたり顎に手を置いたりしてポーズを変えますよね？
実は、こういった演出はゲームプランナーがしているんですよ。
例えば、以下の通りです。
引用元：Nintendo 公式チャンネル
キャラクターが出てきて、色々なポーズ表情を取っていると思います。
このように、ノベルゲームの演出の仕事は、キャラのポーズ表情を指定していく感じです。
尚、ゲームプランナーの仕事に興味がある方は、以下の記事も読んでみてください。
ノベルゲームの演出の仕事②：場面ごとにおけるBGM/SEの指定
”どんな場面でどんなBGM/SEを出すか”もまた演出の仕事になります。
すなわち、ゲームプランナーの仕事です。
例えば、以下の通りです。
・恐ろしい場面ではホラー風のBGMを再生する
・楽しげな場面では明るいBGMを再生する
・キャラがダジャレで滑った時にヒューと虚しい木枯らしのSEを再生する
こんな感じですね。
場面ごとに適切なBGM/SEを指定していく感じです。
これもゲームプランナーの仕事です。
関連記事：ゲームプランナーになるのは難しい？
ノベルゲームの演出の仕事③：テキストの表示速度/色の指定
ノベルゲームの演出の仕事は、テキストの表示調整もします。
例えば、以下の通りです
- どれくらいの速度でテキストを表示するか
- テキストの色はどうするか
こういったテキストの見せ方も演出の仕事の一部になります。
ノベルゲームの演出の仕事④：カメラの指定
"ゲーム内の映像をどのように見せるか"もまた演出の仕事です。
例えば、以下の通りです。
・下から舐めるよう上側にカメラを向けていく
・カメラを固定したままフレーミングを水平方向に移動させる
・ドアップでアオリ気味にカメラを向ける
こんな感じです。
"ゲーム内の風景/キャラをどのように見せるか"もまた演出の仕事です。
つまり、ゲームプランナーの仕事になります。
まとめ
最後にもう一度まとめておきますね。
ノベルゲームの演出の仕事は、こんな感じになります。
① 場面ごとにおけるキャラクターの表情/ポーズ/立ち位置の指定
② 場面ごとにおけるBGM/SEの指定
③ テキストの表示速度/色の指定
④ カメラの指定
もちろん、実際にはほかにも色々と業務はあるけれど、大枠としてはこんな感じかなと。
演出に興味がある方は、ノベルゲームの演出の仕事は楽しいと思います。
もし、ゲーム業界に転職を検討している方は【マイナビクリエイター】 
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ゲーム業界の転職案件に特化しているので、仕事を見つけやすいので。
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ゲームプランナー/デザイナー/プログラマーなど業務に必要となる知識について実践的に学べるので。
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それでは、今回はこんな感じで終わりたいと思います。
