概要：現役ゲームプランナーの立場から「ゲームの企画が思いつかない時の対処法」について紹介！
プロフィール：わたなべ りょう
▼略歴
・明治大学政治経済学部卒
・株式会社カプコンに4年半勤務
・ゲームプランナー/アクションプランナー
・フリーランスとして独立
・特技は「テコンドー」「カポエイラ」
▼制作実績
・モンスターハンター ライズ
・モンスターハンター エクスプロア
・小説「LANCASTER《ランカスター》」
ゲームの企画が思いつかない時の対処方法
ゲームプランナーとして個人的に実践している対処方法は、以下の通りです。
・実装物の立ち位置を明確にする
・自分の体験知識からネタを引き出す
・それでもネタが出ない時は別作業に取りかかる
企画が思いつかない時の対処方法は、ザックリこんな感じかなと思います。
実際、ゲームプランナーとして長年ネタを出し続けてこれているので、有用だと思います。
それでは、一個ずつ具体的に解説していきますね。
尚、ゲームプランナーに興味がある方は、以下の記事も読んでみてください。
ゲーム内の実装物の立ち位置を洗い出す
ぶっちゃけ、「ネタを出す際は現状のゲーム内の実装物の立ち位置を洗い出す」とネタが出しやすくなりますよ。
例えば、ゲームに新武器を出す場合、「まず現状のゲーム内にどんな武器があるか」について整理していきます。
例えば、以下の通りです。
・一撃の火力に特化した武器（大剣）
・スピードに特化した武器（双剣）
・火力とスピードは並のバランス重視の武器（直剣）
このように、まずネタを出す前に"ゲーム内における既存の実装物の立ち位置を洗い出す"感じです。
それぞれの実装物の立ち位置が明確になれば、「今このゲームに何が足りないのか」が見えてくるので、提案もしやすくなりますよ。
上記の例で言えば、「じゃあ、遠距離から攻撃できる武器はどうですか？」なんていうアプローチができるかなと思います。
自分の体験知識からネタを引き出す
ぶっちゃけ、企画を立てる際は「体験したこと」「見たこと」から立てるとネタを出しやすいですよ。
例えば、以下の通りです。
・映画『リベリオン』に登場する二丁拳銃アクション"ガンカタ"がカッコイイから「あんな感じの二丁拳銃アクションを入れたいな」
・テコンドーにて習った"540度蹴り"がカッコイイから「あんな感じの蹴りアクションを入れたいな」
こんな感じですね。
実際、開発現場では、こんな感じで着想を得ることもけっこうあるんですよ。
なので、ネタの引き出しがあればあるほど、企画は出しやすい感じです。
自分が好きなことから着想を得よう
映画、漫画、アニメ、スポーツ、趣味でも何でもＯＫです。
とりあえず自分の好きな物から"ネタになりそうなもの"をピックアップして持ってくればＯＫです。
これだけでも結構ネタが集まると思いますよ。
それでもネタが出ない時は別作業に取りかかる
ぶっちゃけ、ネタが出ない時は出ないです。
ネタが出ない時にデスクの前で「うーん」って考えても出ないものは出ないので。
無理やりネタを出そうとするから出ない
ネタが出ない時は別の作業をしていた方が時間が無駄にならないですよ。
それに、案外、別のことをしていると、ポンっとネタが出てくるものです。
自分の場合、ネタが出ない時はテキストを書いたり調整作業をしたりしていることが多いですかね。
そうすると、ポンっと閃くんですよね。
まとめ：ゲームのアイディアが出ない時の対処方法
最後にもう一度まとめておきますね。
ゲームのアイディアが出ない時の対処方法は、以下の通りです。
・実装物の立ち位置を明確にする
・自分の体験知識からネタを引き出す
・それでもネタが出ない時は別作業に取りかかる
上記を意識すれば、幾分かネタは出しやすくなると思いますよ。
少なくとも、自分はこんな感じでネタを出していますね。
ゲームプランナー流のネタ出しということで、ある程度は確度はあるかなと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいませ。
尚、ゲーム業界に興味がある方は、以下の記事も読んでみてください。
将来的にゲームクリエイターをめざしている方へ
ゲームクリエイターとしての制作スキルを身に付けたい方は、専門学校で勉強しておくと良いですよ。
ゲームプランナー/デザイナー/プログラマーなど業務に必要となる知識について実践的に学べるので。
アミューズメントメディア総合学院 は、ゲーム業界でも卒業生の方が多いので、進路先の候補として良いかなと思います。
興味がある方は、説明会の予約または資料請求をして、学費/学科/カリキュラムについて調べておくとイイと思います。
