概要:現役ゲームプランナーの立場から「ゲームしないのにゲーム業界はオススメしない話」について紹介!
現役ゲームプランナーのわたなべりょうです。
ゲームプランナーとしての制作実績は以下の通りです。
✅代表作
・モンスターハンターライズ
・モンスターハンターエクスプロア
「ゲームしないけどゲーム業界に入ってもいいの?」この疑問に対して現役ゲームプランナーとして解説していきます。
結論:ゲームしないのにゲーム業界はオススメしない
「普段ゲームはあまり遊ばないけど、とりあえずゲーム業界に行きたい」という気持ちであれば、正直ゲーム業界はオススメしません。
理由は以下の通りです。
・ゲーム業界のトレンドに付いていけない
・開発者同士によるコミュニケーションが取り辛くなる
上記理由から「普段ゲームしないのにゲーム業界をめざす」というのはオススメしないです。
それでは、現役ゲームクリエイターとして理由について深堀りしていきたいと思います。
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理由①:ゲーム業界のトレンドに付いていけない
開発現場において最新トレンドについて把握しておくことは非常に重要です。
なぜなら、世間にていま何が人気なのかについて把握することで、開発運営中の自社タイトルにトレンドを意識した提案をすることができるようになるためです。
例えば、以下の通りです。
・多人数バトルロワイアルのゲームが人気だからバトロワ要素を導入する
・非対称型対戦ゲームが人気だから非対称型対戦を導入する
・UGC(ユーザー生成コンテンツ)が人気だからUGC要素を導入する
もちろん、いま人気だから自社タイトルにトレンド要素を導入しようではあまりにも安直すぎます。
しかし、いち早くトレンドを抑えておけば、2匹目のどじょうを狙えるかもしれません。
また、そこから発展させることで、トレンドに寄せつつ目新しいゲームを提供することができるかもしれません。
このように、ゲーム業界のトレンドを把握しておくことで、開発現場にて積極的に提案ができるようになるので普段からゲームをプレイすることは重要だと思います。
ゲームプランナーであれば尚更だと思います。
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理由②:開発者同士によるコミュニケーションが取り辛くなる
ゲーム業界は基本的にゲーム好きな人が多いので、職場ではどうしてもゲームの話題が多くなりがりです。
例えば、以下の通りです。
「最近発売された〇〇プレイしましたか?」
「そういえば、〇〇に大型アップデートきましたね」
「先日のCEDEC2022観ましたか?」
このように、ゲーム業界だけあってゲームの話題は当たり前のように出てくるので、普段ゲームをプレイしていない方にはキツイかもしれません。
おそらく話についていけなくなると思います。
もちろん、ゲームの話ばかりしているというわけではないけれど、基本的にはゲームの話題が多いです。
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とはいえ、ゲームオタクである必要はない
普段からさまざまなゲームをプレイしたり最新情報について調べたりするのはゲームクリエイターとして働くうえで役に立つと思います。
しかし、必ずしもゲームオタクである必要はないです。
つまり、さまざまなゲームをプレイしていて最新情報にも詳しくならなければいけないわけではないです。
スキマ時間に遊ぶ程度でもOK
社会人になるとどうしても忙しくなるので、ゲームばかり遊んでいるわけにもいきません。
仕事後に洗濯したり食事したり風呂に入ったりしているだけであっという間に夜中になってしまうので。
スキマ時間にゲームをプレイする程度の方もたくさんいるので「ゲーム業界に入ったらたくさんゲームをプレイしなきゃいけないのかな……」と心配する必要はないですよ。
ただ、ゲームに興味関心をもつ姿勢は大事だと思います。
なぜなら、ゲーム開発は完成するまでに時間が掛かるので、そもそも興味関心がないと仕事を続けるのはツライと思います。
尚、ゲーム業界に興味がある就活生の方に向けて「ゲーム会社ってこんな感じだよ」という本を作成したので、興味があれば参考にしてみてください。
「Kindle Unlimited 1カ月間お試し体験」を利用すれば無料にて読めるので、お試し体験を利用した方がコスパいいかもです。