概要:現役ゲームプランナーの立場から「VRゲームは流行るかどうか」について紹介!
プロフィール:わたなべ りょう
▼略歴
・明治大学政治経済学部卒
・株式会社カプコンに4年半勤務
・ゲームプランナー/アクションプランナー
・フリーランスとして独立
・特技は「テコンドー」「カポエイラ」
▼制作実績
・モンスターハンター ライズ
・モンスターハンター エクスプロア
・小説「LANCASTER《ランカスター》」
VRゲームは流行らないのか?
結論から言えば、将来的には普及していくと思っています。
なぜなら、VR/ARの市場規模は急拡大しているためです。
海外市場調査レポート会社グローバルインフォメーションのレポートによれば、VR/ARの市場規模は以下の通りです。
2021年のVR/AR市場規模:9億9400万米ドル(約1129億円)
2026年のVR/AR市場規模:51億200万米ドル(約5796億円)
年平均成長率(CAGR):38.7%
VR/AR市場の成長推移
引用元:株式会社グローバルインフォメーション
2021年からは右肩上がりに急成長していく様子が見て取れますね。
市場の推進要因としては、下記事由が挙げられていました。
・AR/VRデバイスの採用増加
・AR/VRデバイスの有機ディスプレイの採用増加
・ヘッドマウントディスプレイの採用増加
主にゲーム業界による採用が推進理由になっていることが分かります。
上記理由から「将来的にはVRは普及していく」と思っています。
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でも、VRが普及するにはまだ時間が掛かると思う
理由は、以下の通りです。
①現状は身に付けるにはデバイスが大きい
②ソフトがまだ少ない
理由①:現状は身に付けるにはデバイスが大きい
現状はVRゲームをするのには少し大きいゴーグルを付けなければいけない感じです。
VRをしたことがある方は分かると思うけれど、身に付けるにはけっこう大きいです。
一般に広く普及するには、スマホ/ウォークマン等のように「コンパクト化」は必要だと思っています。
理由②:ソフトがまだ少ない
やはりプレステ/任天堂Switchと比べると、どうしてもまだソフトの数が少ないです。
また、「ドラクエ」「ファイナルファンタジー」などの大型タイトルが少ないため、ユーザーの数もまだ限定的だと感じています。
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個人的にはVRに期待している
個人的にはVRは好きです。
なぜなら、VRにはVRにしかないリアリティがあるためです。
ぶっちゃけ、初めてPSVRをプレイした時はかなり感動しましたね。
目の前に3D世界が広がる体験は、VRならではの臨場感だと思います。
ちなみに、オススメVRゲームは以下の通りです。
引用元:PlayStation Japan
ゲームの内容は、基本的にリズムに乗ってビートを斬り刻むだけです。
ただ、コレが癖になりますね。
リズムに乗って次々にバッサリ斬っていく体験が爽快です。
そのほかとしては『サマーレッスン』はフォトリアル風の疑似恋愛ゲームになっていて、VRならではの体験としてオモシロイと思いました。
結論:VRは将来的には普及していくと思う。でもまだ時間は掛かる
理由は、以下の通りです。
①現状は身に付けるにはデバイスが大きい
②ソフトがまだ少ない
逆に言えば、今後テクノロジーが進化してよりデバイスがコンパクトになっていけば、更に普及していくのではないかと思います。
サングラスのように簡単に取り付けられれば、スマホのように気軽に触って貰いやすくなりそうかと。
また、デバイス所有者が増えれば、大手ゲーム会社も本格的にVRソフトの開発に取り組むようになるかもと思っています。
いちゲームクリエイターとしてVRの未来に期待したいと思います! ではではー。