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【現役開発者】ゲーム業界に強い大学ってある?←学部は重要

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概要:現役ゲームプランナーの立場から「ゲーム業界に強い大学はあるのかどうか」について紹介! 

 

 

現役ゲームプランナーのわたなべりょうです。


 

ゲームプランナーとしての制作実績は以下の通りです。

 

代表作

・モンスターハンターライズ

・モンスターハンターエクスプロア

プロフィール詳細

 

 

「ゲーム業界に強い大学ってあるの?」この疑問に対して現役ゲームプランナーとしてリアルに解説していきたいと思います。

 

 

 

 

ゲーム業界に強い大学ってある?

 

結論から言えば、どこの大学が有利といったことはないと思っています。

 

実際、今までカプコンなど複数の日系大手ゲーム会社にて働いてきたけれど、特定の大学出身者による学閥は見たことないです。

 

論より証拠ということで、2022年度のカプコンの新卒採用校について調べてみました。

 

 

カプコン 2022年度新卒採用校

 

✅プログラマー

京都大学大学院、大阪大学大学院、東北大学大学院、筑波大学大学院、奈良先端科学技術大学院大学、京都工芸繊維大学大学院、和歌山大学大学院、九州工業大学大学院、三重大学大学院、岐阜大学大学院、大阪府立大学大学院、東京理科大学大学院、明治大学大学院、同志社大学大学院、東京電機大学大学院、東京都市大学大学院、芝浦工業大学大学院、名古屋大学、東京都立大学、会津大学、青山学院大学、立命館大学、関西大学、近畿大学、工学院大学、東京工科大学、千葉工業大学、Dongguk University、Monash University、沖縄工業高等専門学校、松江工業高等専門学校、ECCコンピュータ専門学校、HAL東京、HAL名古屋、HAL大阪、北海道情報専門学校、バンタンゲームアカデミー東京校、バンタンゲームアカデミー大阪校

引用元:カプコンI採用情報I新卒採用

 

✅デザイナー

東北芸術工科大学大学院、京都大学、筑波大学、秋田公立美術大学、明治大学、立命館大学、日本大学、武蔵野美術大学、多摩美術大学、大阪芸術大学、京都精華大学、京都造形芸術大学、名古屋学芸大学、東北芸術工科大学、成安造形大学、神戸芸術工科大学、京都産業大学、デジタルハリウッド大学、吉田学園情報ビジネス専門学校、専門学校九州デザイナー学院、横浜デジタルアーツ専門学校、HAL東京、HAL名古屋、HAL大阪、日本電子専門学校、日本工学院専門学校、東京デザイナー学院、東京コミュニケーションアート専門学校、ECCコンピュータ専門学校、OCA大阪デザイン&IT専門学校、大阪アミューズメントメディア専門学校、トライデントコンピュータ専門学校、バンタンゲームアカデミー大阪校

引用元:カプコンI採用情報I新卒採用

 

ゲームプランナー

九州工業大学大学院、東京大学、埼玉大学、京都府立大学、北九州市立大学、明治大学、法政大学、同志社大学、立命館大学、関西大学、日本大学、東洋大学、ECCコンピュータ専門学校

引用元:カプコンI採用情報I新卒採用

 

 

見てもらって分かる通り、採用校は様々です。


実際カプコンにて働いていたけれど、全国さまざまな専門学校・大学から開発者が集まっている印象でした。

 

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希望する職種に合わせた学部選びが重要

 

どこの大学・専門学校というより学部選びの方が重要だと思います。なぜなら、学部によって習得できるスキルが変わってくるからです。

 

基本的には希望する職種に近い学部の方が有利だと思います。

 

例えば、以下の通りです。

 

 

デザイナー志望の場合:デザイン系の学部

 

プログラマー志望の場合:情報工学系の学部

 

サウンド志望の場合:音楽系の学部

 

 

 

このように、基本的には希望する職種に近い学部の方が有利だと思います。なぜなら、勉強したことがゲーム開発に役立つからです。

 

とはいえ、結局最終的には技能勝負になるので、能力さえあればどこの学部出身でも問題ないです。

 

つまり、簡単に言えば、プログラミングができればOKだしデザインが上手ければOKだし企画書が上手ければOKということです。

 

しかし、もしこれからゲーム業界をめざしたいという方は基本的には希望する職種に合わせた学部を選んだ方が有意義だと思います。

 

 

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結局は能力勝負

 

すこし矛盾するかもしれないけれど、ぶっちゃけ、いざ就活が始まると「学校名」とか「学部」とかはあまり見られないです。

 

いちばん重要なことは「ゲーム開発に貢献できるスキルがあるかどうか」です。

 

簡単に言えば、プログラマー志望ならプログラミングできるかどうかだし、デザイナー志望ならデザインできるかどうかだし、サウンド志望ならサウンド制作できるかどうかだしということです。

 

 

学生時代の過ごし方が差をつける

 

ガチでゲームクリエイターをめざしている方は学生時代からゲームを作ったりイラストを描いたりしてポートフォリオを用意しています。

 

選考が進めば進むほど、そういった熱量が高い志望者と戦うことになるので、アピールできる武器は用意しておいた方が有利だと思います。

 

例えば、私は学生時代に小説を書くことが好きでして、暇さえあれば小説を書いていまして、その熱量が買われてゲームプランナーになりました。

 

 

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結論:ゲーム業界に強い大学はない。能力勝負

 

東大だからソニーに入れるとか京大だから任天堂に入れるとかそんな甘い世界ではないです。

正直、採用する側にとっては「この子が入ったらゲーム開発にどんなプラスがあるかな」というところが大事でして、学校名はわりとどうでもいいです。

 

つまり、早い話、プログラマー志望ならプログラミングできるかどうかだし、デザイナー志望ならデザインできるかどうかだしといった感じです。

 

シンプルに技術を身に着けたい方は専門学校でもいいと思います。ゲーム系の専門学校だと『アミューズメントメディア総合学院 』『代々木アニメーション学院 』が有名です。興味がある方は資料請求をして比較してみるといいと思います。

 

 

そこまで根を詰める必要はない

 

「うわぁ……めっちゃ勉強しないといけないな」と思ったかもしれませんが、適度に勉強して適度に遊ぶくらいで良いと思いますよ。

 

学生時代は1回しかないので学生時代も十分に楽しんでください。

 

私は学生時代によく小説を書いていたけれど、それと同じくらい遊んでいまして、旅行にいったり酒をのんだりしていましたので。それでもゲームクリエイターになれるので、そこまで根を詰める必要はないですよ。

 

 

尚、ゲーム業界に興味がある就活生の方に向けて「ゲーム会社ってこんな感じだよ」という本を作成したので、興味があれば参考にしてみてください。

 

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