概要:小説・シナリオにおける表現についてより豊かにしてくれる参考資料について一挙紹介!
- 小説・シナリオで同じ表現ばかり使いがちの方にオススメの本
- 小説・シナリオでネーミングに困った際にオススメの本
- 小説・シナリオでキャラ作りに困った際にオススメしたい本
- ストーリーの作り方に悩んでいる方にオススメの本
- 小説・シナリオで風景描写に困っている方にオススメの本
それでは、ゲームクリエイターとして働いている筆者が実際に利用している書籍について紹介していきたいと思います。
小説・シナリオで同じ表現ばかり使いがちの方にオススメの本
ある感情における、目に見える「外的なシグナル」、体の内側に起こる「内的な感覚」、心理状態を表わす「精神的な反応」、そしてその感情が強烈だったり、長期にわたる場合のサインや、本人が周囲に隠したり、自覚がない場合のサインなど……
ひとつの感情につき、60〜90個前後の「類語」が収録されています。
引用元:Amazon
小説・シナリオを書いていると、いつも同じ表現ばかり使ってしまうことってありませんか?
例えば、以下の通りです。
✅怪訝そうに
✅眉をひそめる
✅見つめる
上記単語は私が実際によく使用しがちの表現となります。
もちろん、表現が画一的にならないように意識はしているけれど、こういった同じ表現ばかり使用してしまう癖は多かれ少なかれ誰にでもあるのではないかと思います。
しかし、本書では「怒り」「悲しみ」「疑念」など各感情につき60〜90個前後の類語がまとめられているため、執筆するうえでたいへん参考になります。
小説・シナリオでネーミングに困った際にオススメの本
【本書の特長】●名付けに使える約2850のキーワードを掲載、それぞれに8ヶ国語(※)の訳語をつけた8カ国語辞典。※英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ラテン語、ギリシャ語、ロシア語
引用元:Amazon
小説・シナリオを書いていると、ネーミングに迷うこともあると思います。武器の名前が思いつかなかったり魔法の名前が思いつかなかったりと。
このように、ネーミングに迷った際はネーミング辞典があると便利です。なぜなら、あらゆる言語が8カ国語にて翻訳されているからです。
例えば、以下の通りです。
✅炎の場合
flame:(英:フレイム)
Flamme:(独:フランメ)
flamme(仏:フランム)
fiamma(伊:フィアンマ)
llama(西:ジャーマ)
このように、ファンタジーに頻出する単語中心に8カ国に翻訳されたうえで読み方も記載されているため、ネーミングするうえでたいへん参考になります。
小説・シナリオでキャラ作りに困った際にオススメしたい本
「企業秘密を公にするのですから、僕にとっては、正直、不利益な本なのです」(本文より)「漫画の描き方」の秘密を明かす最初で最後の本!
全く人気が衰えることなく長期連載が続く『ジョジョの奇妙な冒険』の作者、荒木飛呂彦。「漫画は最強の『総合芸術』」と言い切る彼が、これまで明かすことの無かった漫画の描き方、その秘密を、作品を題材にしながら披瀝する!
絵を描く際に必要な「美の黄金比」やキャラクター造型に必須の「身上調査書」、ヘミングウェイに学んだストーリー作りなど、具体的な方法論からその漫画術を明らかに! 本書は、現役の漫画家である著者が自ら手の内を明かす、最初で最後の本である。
引用元:Amazon
本書は有名漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の作者自身が実際に漫画を制作するうえで意識している点、とりわけ、キャラクターの造形に重点を置いた一冊になっています。
大人気漫画家によるキャラクターづくりのノウハウが詰まった一冊です。
正直、かなり参考になりました。
ストーリーの作り方に悩んでいる方にオススメの本
学者の難解な分析本とは一線を画し、業界を知り尽くした筆者が、メジャーで売れる脚本の法則を簡潔に語りおろします。
ジャンル、プロット、構成、販売戦略、キャスティングなど、基本要素を踏まえながらも、誰も教えてくれなかった黄金法則は、驚くほど実践的。映画だけでなくテレビや舞台など、ストーリーを扱う全ての人が必読です!
引用元:Amazon
本書はおそらく脚本術に関する書籍の中では最も有名な書籍だと思います。
著者はハリウッド映画の脚本をてがけたブレイク・スナイダー氏です。
物語の作り方について論理的にまとめられた一冊になっていまして、シナリオ・小説に興味がある方は一度は目を通しておくと役に立つと思います。
小説・シナリオで風景描写に困っている方にオススメの本
創作者のための虎の巻、類語辞典シリーズ堂々の第4弾!
物語の舞台・世界観をつくりあげる「場面設定」のノウハウを、「郊外編」「都市編」合わせて全225場面を通じ、「見えるもの」「聴こえるもの」「味」「匂い」「質感」等の要素から、「物語が転回する状況や出来事」への導線を、例文とともに徹底解説。
引用元:Amazon
小説・シナリオを書いていると場面の描写が難しいと思うことはないでしょうか?
絵ならどこに何があってどんな雰囲気なのかがイメージできるけれど、小説・シナリオでは文章で表現しないといけないので、場面設定は意外と難しいと思います。
本書では「オフィスビル」「体育館」など各場面ごとにおける”見えるもの””聞こえるもの”などについてまとめられているので、場面描写に困った際にたいへん参考になります。
例えば、体育館であれば、バスケットボールが床に落ちる音とか床をキュッキュッと鳴らす上履きの音といった具合です。
ということで、今回は小説・シナリオの表現力を上げるオススメ本について紹介しました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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