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魅力的なダークヒーローキャラの書き方【悪役の条件】

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創作│魅力的なダークヒーローキャラの書き方【悪役の条件】
概要:漫画・ラノベ・小説・ゲームにおける"魅力的なダークヒーローの条件"について一挙紹介!

 

 

 

 

 

 

ダークヒーローの条件①:悪役はやってはいけないことを平然とできる

 

人間は、いつも清く正しいだけではなく、内側に醜い欲望を抱えているものだと思います。

 

しかし、普段は、道徳、法律、世の中の決まり事などによって抑えられているため、そうした醜い欲望が表に出ることは滅多にありません。

 

しかし、だからこそ、ありのままの欲望を解放する悪のキャラクターの姿にカタルシスを感じるのだと思います。

 

『ジョジョの奇妙な冒険』の作者が記した『荒木飛呂彦の漫画術』では、惡の魅力として、以下の要素が挙げられていました。

 

 ・ありのままの欲望を解放する

自分にはできないことを平然とやってのける

 

例えば、『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するディオ・ブランドーは、目的を達成するためには、どんな汚い手でも使います。
 

 

 
 

ダークヒーローの条件②:悪役は圧倒的に強い

 
ダークヒーローは、自分の欲望のために、時には、非情と思われる行動を取ることがあります。
 
そのため、読者の間でも、ダークヒーローは好き嫌い分かれるキャラクターとなっています。
 
それでも一部の人からダークヒーローが好かれる理由としては、圧倒的に強いからだと思います。
 
 
大抵の作品では、ダークヒーローは強キャラとして描かれています。
 
例えば、『バットマン』に登場するジョーカーは、惡の限りを尽くすけれど、決して誰も捕まえることができません。
 
尚、ダークヒーローが活躍する作品を観たい方は、『Fate/Zero』を観てみてください。
 

ダークヒーローの条件③:惡役にも惡の理由がある

 
ダークヒーローと言っても、ただ単純に暴れたり破壊するだけでは、誰にも共感はされません。
 
それは、ただのサイコパスだと思います。
 
ダークヒーローには、惡の道に走らざるを得なかった背景が必要となります。
 
例えば、映画『ソウ』に登場する猟奇殺人鬼ジグソウは、事件によって子供を失くしたことから、命を粗末にする者に対してデスゲームを仕掛けるようになります。
 
もし、こうした背景もなしに、ただデスゲームを仕掛けている人物として描かれていたとすれば、映画はヒットしなかったと思います。

 

 

 

ダークヒーローの条件④:まれに見せる善行が惡役の魅力を引き立てる

 

ダークヒーローといえども、時には、善い一面を見せることがあります。

 

例えば、法外な医療費を請求するブラックジャックは、時には、玩具の風車を貰う代わりに手術を引き受けるといった慈善的な行動を取ります。

 

また、仕事の代わりに破格の報酬を要求するゴルゴもまた、過去に世話になった人のために、無償で仕事を引き受けることがありました。

 

このように、時たま見せる善行は、惡の魅力を引き上げるのに重要な要素になっています。

 

ヤンキーがたまに良いことをすると評価が上がる、といった感じだと思います。

 

 

 

ダークヒーローの条件一覧

 

  1. やってはいけないことを平然とできる
  2. 圧倒的に強い
  3. 惡にも惡の理由がある
  4. まれに見せる善行が惡の魅力を引き立てる

 

尚、物語の作り方について気になる方は、以下記事を見てみてください。


また、キャラクターの作り方について気になる方は、以下記事を見てみてください。

 

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