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漫画/アニメ/ドラマから学ぶ「決め台詞の作り方と考え方」

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漫画 アニメ ドラマから学ぶ"決め台詞の作り方と考え方" ~10の例題付~

概要:漫画 アニメ ドラマから学ぶ"決め台詞の作り方と考え方"について一挙紹介!

 

 

そもそも決め台詞とは何か?

 

決め台詞とは、一般的には、特定の場面・状況にて繰り返し使用されるお決まりのセリフのことです。

 

尚、goo辞典によれば、以下の通り定義されています。

 

演劇などで、最高潮に達したときや区切りの場面に決まって言う、気の利いたせりふ。

 

決め台詞の効果①:キャラクターの性格を強調する

 

漫画・アニメ・ドラマにおける決め台詞の効果の一つとして「同じ決め台詞を繰り返し使用することで、キャラクターの性格を強調する」という効果があると思われます。

 

例えば、以下の通りです。

 

 

キャラクターの性格を強調した決め台詞一覧

 

  1. 「やれやれだぜ」(空条承太郎『ジョジョの奇妙な冒険』)
  2. 「逃げちゃダメだ」(碇シンジ『新世紀エヴァンゲリオン』)
  3. 「わたし、気になります」(千反田える『氷菓』)
  4. 「これでいいのだ!」(バカボンのパパ『天才バカボン』)

 

 

上記の決め台詞は、それぞれキャラクターの性格について簡潔に表したワンフレーズになっています。

 

  • 「やれやれだぜ」と口にする空条承太郎は、めんどくさがり屋だと分かる
  • 「逃げちゃダメだ」と口にする碇シンジは、臆病な性格だと分かる
  • 「わたし、気になります」と口にする千反田えるは、好奇心旺盛な性格だと分かる
  • 「これでいいのだ!」と口にするバカボンのパパは、楽観的な性格だと分かる

 

 

このように、同じ決め台詞を繰り返し使用することで、キャラクターの性格を強調することができると思われます。

 

尚、魅力的なキャラクターの作り方について興味がある方は、大人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の作者からキャラクターの作り方を学べる『荒木飛呂彦の漫画術』を参考にしてみてください。

 

 

また、キャラクターの外見の作り方について興味がある方は、以下記事も見てみてください。

 

 

 

決め台詞の効果②:物語の転換点として機能する

 

漫画・アニメ・ドラマにおける決め台詞の効果の一つとして「物語の転換点として機能する」という効果があると思われます。

 

例えば、以下の通りです。

 

 

物語の転換点として機能する決め台詞集

  

  1. 「その幻想をぶち殺す!!」(上条当麻『とある魔術の禁書目録』)
  2. 「おあがりよ!」(幸平創真『食戟のソーマ』)
  3. 「ジッチャンの名に賭けて!」(金田一一『金田一少年の事件簿』)
  4. 「この印籠が目に入らぬか」(格さん『水戸黄門』)
  5. 「このゲームには必勝法がある」(秋山深一『ライアーゲーム』)

 

 

上記セリフは、 主人公たちが攻勢に出た際に使用される決め台詞となります。

 

簡単に言えば、勝利確定演出とも言えるかと思います。

 

つまり、決め台詞を口にすることで、一気に場面が転換します。

 

このように、決め台詞を口にすることで、物語の転換点として機能する効果が期待できると思われます。

 

 

尚、莫大な賞金を懸けた頭脳戦を描いた漫画『ライアーゲーム』は、決め台詞からの急展開が非常に面白い作品になっていました。

ある日突然送られてきた小包。その中には「おめでとうございます。あなたは10万分の1の確率をくぐりぬけ、ライアーゲームにエントリーされました」という手紙と、現金1億円が同封されていた。それがライアーゲームのスタートだった。30日後のゲーム終了日に、自分の所持金1億円を返還する。ルールはそれだけ。首尾よく対戦相手の所持金を奪うことのできた勝者は1億円を手にし、敗者は1億円の負債を背負う…。誰を信用すべきなのか、誰を信用してはいけないのか…。大金を前に揺れ動く、人間心理を描破した問題作!

引用元:Amazon

 

 

魅力的な物語の作り方について興味がある方は、以下記事も見てみてください。

 

決め台詞の効果③:物語の終幕として機能する

  

漫画・アニメ・ドラマにおける決め台詞の効果の一つとして「物語の終幕として機能する」という効果があると思われます。

 

例えば、以下の通りです。

 

 

物語の終幕として機能する決め台詞一覧

 

  1. 「まいどあり」(黒崎高志郎『クロサギ』)
  2. 「怨みを晴らしたい時は、またいつでもご用命を」(宝条 栞『怨み屋本舗』)
  3. 「霊柩無き者はただ滅するのみ」(レナス・ヴァルキュリア『ヴァルキリープロファイル』)

 

 

上記セリフは、戦いまたは仕事が終了した後、主人公が口ずさむ決め台詞となります。

 

このように、物語のクライマックスに決め台詞を口にすることで、物語の落とし所として機能する効果が期待できると思われます。

 

簡単に言えば、落語家が高座から下りるときに口にする台詞「お後がよろしいようで」と同じ効果だと思います(=終幕の言葉)。

 

 

尚、バトルシーンの作り方について興味がある方は、以下記事も見てみてください。

 

 

決め台詞は状況に応じて使い分ける

 

漫画・アニメ・ドラマにおける決め台詞は、今まで見てきた通り、状況に応じて使い分けられていたかと思います。

 

魅力的な決め台詞の作り方としては、以下3パターンに分類できるかと思います。

 

 

キャラクターの性格を強調する決め台詞

  1. 「やれやれだぜ」(空条承太郎『ジョジョの奇妙な冒険』)
  2. 「逃げちゃダメだ」(碇シンジ『新世紀エヴァンゲリオン』)
  3. 「わたし、気になります」(千反田える『氷菓』)
  4. 「これでいいのだ!」(バカボンのパパ『天才バカボン』)

 

物語の転換点として機能する決め台詞

  1. 「その幻想をぶち殺す!!」(上条当麻『とある魔術の禁書目録』)
  2. 「おあがりよ!」(幸平創真『食戟のソーマ』)
  3. 「ジッチャンの名に賭けて!」(金田一一『金田一少年の事件簿』)
  4. 「この印籠が目に入らぬか」(格さん『水戸黄門』)
  5. 「このゲームには必勝法がある」(秋山深一『ライアーゲーム』)

 

物語の終幕として機能する決め台詞

  1. 「まいどあり」(黒崎高志郎『クロサギ』)
  2. 「怨みを晴らしたい時は、またいつでもご用命を」(宝条 栞『怨み屋本舗』)
  3. 「霊柩無き者はただ滅するのみ」(レナス・ヴァルキュリア『ヴァルキリープロファイル』)

 

 

このように、物語の状況に応じてお決まりのフレーズを使用することで、物語の転換点・終幕として機能させることができるかと思います。

 

また、キャラクターの性格に基づいた決め台詞を繰り返し使用すれば、キャラクターの性格を強調することもできるかと思います。

 

ぜひ上記3パターンを利用して、決め台詞を作ってみてください。

 

 

尚、個人的には、漫画『クロサギ』の決め台詞がクールでカッコイイと思っています。

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引用元:Amazon

 

 

キャラクターの作り方について更に学びたい方は、以下記事も見てみてください。

 

 

 

尚、キャラクターの作り方について興味がある方は以下書籍がオススメです。

 

 

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