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【創作】西洋ファンタジーのキャラに使いたい職業ネタ4選

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創作│西洋ファンタジーのキャラクターに使いたい職業ネタ一覧
概要:ファンタジー作品に登場するキャラクターに使いたい職業について一挙紹介!

 

 

 

 

①:鍛冶師

 

鍛冶師とは、金属を鍛錬することで、鉄製品を製造する職業のことです。

 

中世ヨーロッパの鍛冶屋では、様々な鉄製品の製造または修理を請け負っていました。

 

鉄製品の例としては、以下の通りです。

 

  1. 武具(剣・盾・甲冑etc)
  2. 農具(鋤、鍬etc)
  3. 日用品(包丁、ナイフ、スプーン、ハサミetc)
  4. 貴金属(金、銀)
  5. そのほか(蹄鉄、水車の部品etc)

 

このように、鍛冶師は、様々な鉄製品の製造または修理を行うことで、生活を営んでいました。

 

 

どうやって鍛冶をしていたのか?

 

14世紀頃のヨーロッパの鍛冶屋には、粘土を固めて作った塊鉄炉が設置されていました。

 

鍛冶師は、塊鉄炉の中に木炭と銑鉄を入れた後、ふいごと呼ばれる空気を送るためのポンプを利用して加熱しました。

 

その後、金槌を利用して、鉄を叩いたり伸ばしたりして、形を整えていきました。

 

 

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②:騎士

 

騎士とは、主に忠誠を尽くすことを誓うことで、「KNight(ナイト)」または「Dame(デイム)」等の称号を与えられた者たちのことです。

 

※KNight(ナイト)は、男性の称号。Dame(デイム)は、女性の称号。

 

騎士の基本的な仕事は、下記の通りです。

 

騎士の基本的な仕事について

騎士の基本的な仕事は、戦闘のプロフェッショナルとして、有事の際には、主君のために武力介入を行うことです。

 

そのため、平時の際には、剣の鍛錬・筋力トレーニングなどの訓練をしていました。

 

 

このように、騎士は戦闘のプロフェッショナルとしての役割を果たすことで、高い地位と報酬を得ていました。

 

 

騎士の年収は平民の年収の17倍

 

カリフォルニア大学デービス校によって発表されたレポート「中世の価格」によれば、騎士の年収は、なんと、平民の年収の17倍ほどもありました。

 

現代の年収で言えば、5000万円ぐらいでしょうか。

 

大企業の役員クラスだと思います。

 

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③:薬師

 

中世ヨーロッパにおける修道士は、しばしば、薬師としての役割も担っていました。

 

修道士は、神学だけではなく、薬学についても研究を行っていました。

 

そのため、中世ヨーロッパの修道院では、薬草が栽培されていました。

 

英国オックスフォード大学のボドリアン図書館に収蔵されている15世紀の写本「ライル・オブ・メディスン(Lylye of Medicynes)」によれば、当時でも360種類以上の薬のレシピが存在していました。

 

 

勝手に薬草を採りに山に入ってはいけない

 

修道士は、薬草を採集するため、山に入ることもありました。

 

しかし、当時の山は、領主によって管理されていたため、許可なく立ち入ることは許されていませんでした。

 

もし勝手に入って採集をしてしまうと、泥棒として痛い目に遭いました。

 

尚、薬屋をテーマにした漫画『薬屋のひとりごと』は、薬草の知識を活かした面白い作品になっていました。

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中世ヨーロッパの薬局について興味がある方は、以下記事も見てみてください。

 

 

 

④:医師

 

中世初期(5世紀~10世紀)の医療の中心は、修道院でした。

 

修道院では、先ほど説明した通り、庭にて薬草が栽培されていました。

 

また、瀉血(しゃけつ)などの医療行為も行われていました。

 

しかし、12世紀頃になると、ローマ法王によって、修道士が血に触れることは禁止されました。

 

 

 

理髪師が医療行為をするようになる

 

修道士が血に触れることがタブーになると、代わりに理髪師が医療行為をするようになりました。

 

例えば、以下の通りです。

 

  1. 虫歯を抜く
  2. 瀉血する(悪い血を抜くこと)
  3. 腫瘍を切除する
  4. 浣腸する

 

このように、 中世ヨーロッパにおける理髪師は、医療行為も行っていました。

 

尚、中世ヨーロッパにおける床屋・美容室の実態について興味がある方は、以下記事も見てみてください。

 

 

西洋ファンタジーのキャラクターに使いたい職業ネタ一覧

 

最後にまとめです。

 

西洋ファンタジーのキャラクターに使いたい職業ネタは、以下の通りでした。

 

①:鍛冶師

②:騎士

③:薬師

④:医師

 

ぜひ創作する際に参考にしてみてください。

 

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