概要:西洋ファンタジーに出したい「中世ヨーロッパに実在した職業」について一挙紹介!
- ①:ドルイド
- ②:羊飼い
- ③:どぶざらい
- ④:鳥刺し
- ⑤:墓荒らし
- ⑥:伯楽(はくらく)
- ⑦:抜歯屋
- ⑧:便器番
- ⑨:偽乞食
- ⑩:紋章官
- ⑪:ランツクネヒト
- ⑫:強盗騎士
- ⑬:神殿騎士
- ⑭:森番
- ⑮:狩狼官(しゅろうかん)
- ⑯:ハイランダー
- ⑰:ベナンダンティ
- ⑱:カストラート
- ⑲:祓魔師(ふつまし)
- ⑳:汲み取り人
- 西洋ファンタジーの職業制作に役立つ資料
①:ドルイド
アイルランド、ウェールズ地方などにて見られた職業の一つ。
祭祀としての役割を担いました。
主な仕事は、以下の通りです。
- 現代の裁判官のように争いごとの調停をする
- 生贄の儀式など宗教的儀式を取りしきる
- 読み書きができる知識層として政治に参画する
②:羊飼い
ユーラシア全域に見られる古い職業の一つです。
主な仕事は、以下の通りです。
- 乳・肉・羊毛を得るために羊を飼育する
- 肉食動物から羊を保護する
- 他人の羊の面倒を見ることでも賃金を得ていた
③:どぶざらい
近代ロンドンにて活躍した職業の一つです。
主な仕事は、以下の通りです。
- クワを持って下水溝のドブを漁る
- ドブの中から金目の物を探す(金貨、宝石等)
④:鳥刺し
鳥類を捕獲する専門職業です。
主な仕事は、以下の通りです。
- 先端にとりもちを塗った竹竿を持って鳥を捕まえる
- 時には網、口笛、罠、吹き矢も使用した
⑤:墓荒らし
主な仕事は、以下の通りです。
- 墓を荒らして金目の物を盗む
- 医学目的にて身体の一部を盗む
⑥:伯楽(はくらく)
主な仕事は、以下の通りです。
- 馬の良し悪しを鑑別する
- 馬の病を治療する
- 馬の売買を仲介する
⑦:抜歯屋
主な仕事は、以下の通りです。
- 各地を遍歴して麻酔なしで患者の歯を抜いた
- 歯を抜く姿は見世物になった
⑧:便器番
主な仕事は、以下の通りです。
- 王の排便を管理する仕事
- 王の排便から王の体調管理を担った
⑨:偽乞食
主な仕事は、以下の通りです。
- キリスト教社会における「乞食への施し」を利用して物乞いをした
⑩:紋章官
主な仕事は、以下の通りです。
- 紋章に関する事案を管理監督すること
- 各種紋章の記録管理をすること
- 国家における典礼儀式の手配管理をすること
⑪:ランツクネヒト
主な仕事は、以下の通りです。
- 金を貰って戦争に参加する
- 武具を持って各地の戦場を渡り歩く
- 仕事がない時には野盗として盗みを働くこともあった
⑫:強盗騎士
主な仕事は、以下の通りです。
- 騎士でありながら強盗・窃盗を行っていた
- 決闘制度を悪用して悪事を働いた
⑬:神殿騎士
主な仕事は、以下の通りです。
- 修道士でありながら騎士としての役割を担った
- 聖地のための戦いに参画した
- 組織の資産管理を担当する者もいた
⑭:森番
主な仕事は、以下の通りです。
- 領主など権力者の森を管理する仕事を担った
- 森の財産である木・薬草・動物を保護管理をした
- 密猟者が出てこないように見張りもした
⑮:狩狼官(しゅろうかん)
主な仕事は、以下の通りです。
- 狼を駆除する専門職
- 狼を駆除するために様々な罠・武器を駆使した
- 狼を狩るために闘犬も連れて歩いていた
⑯:ハイランダー
主な仕事は、以下の通りです。
- 金で雇われて戦争に参加する傭兵業をおこなった
- 最も特徴的なのはクレイモアと呼ばれる大剣を使用した
⑰:ベナンダンティ
主な仕事は、以下の通りです。
- 豊穣を祈るために幽体離脱して、ネズミ、猫など別の動物に憑依して、悪い魔女と戦った
⑱:カストラート
主な仕事は、以下の通りです。
- 教会の音楽のために歌う仕事を担った
- 教会では女性が歌うのは禁止だったため重宝された
⑲:祓魔師(ふつまし)
主な仕事は、以下の通りです。
- 悪魔に憑りつかれた人から悪魔を追い出す仕事を担った
⑳:汲み取り人
主な仕事は、以下の通りです。
- 街中の排便などの掃除を担った
西洋ファンタジーの職業制作に役立つ資料
書籍内容
本書では、中世ヨーロッパを中心に、かつて実在していた職業が、ゲームのユニット風に紹介されています。紹介されている職業は多岐にわたり、収録数はなんと100職以上!中世を愛する人、そしてファンタジーを愛する全ての人に向けて、伝説の同人誌が甦ります。
引用元:Amazon
一言コメント
中世ヨーロッパに実在した職業について100以上も紹介されているため、ゲーム、漫画、小説の制作もかなり捗りますよ。
西洋ファンタジー系の作品の制作をしている方は、かなり参考になるはずです。
尚、中世ヨーロッパの当時の暮らしについて興味がある方は以下書籍がオススメです。
上記2冊を読んでおけば、創作レベルには十分な知識が得られると思います。
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